和俊（高田６年）と英語をやってるときに「先生！」と声がかかる。・・・眼鏡を探す、おいおいおい！ 山村（2期生・消防）やん。
次男の小５と三男の小２を連れての登場、どっかで飲んできたようで顔が真っ赤・・・あげくトイレにいったかなと思ってたらコンビニでビールを買って再登場。２人して飲み始める。
俺たちは飲み、生徒たちは様子を窺いながら・・・山村の話に笑うと、ツッコミが入る。「あ、オマエ、今笑ったな」 とくにツッコまれたのが信利・・・まあ仁徳のある笑顔がツッコミを膨張させるわけで、いいキャラしてる。
「オマエな、酔っぱらったオッサンがワケの分からんこと言ってるって思てるかもしれへんけど、いつか分かる・・・ああ、あの時に酔っぱらったオッサンが言ってたことこれや！って、いつか分かる」 信利相手に話しながら、姿を見せ始めた生徒たちに一人一人に挨拶、声が小さいと「なんや、元気ないんか？」 「いえ」 「じゃあ、もっと大きい声で！」
俺の奥さんがやって来て、山村と小学校の役員の話で盛り上がる。授業を終えた大西君がやって来る。
退屈するのは小２と小５、小５のほうは廊下においてある『はじめの一歩』のマンガを見だすが、小２は・・・奥さんが小２のプリントをさせると熱心にやり始める。それを見た山村、「こら、勉強なんてやめとけ！ 柔道が弱なる」
小２も小５も、そして宿題がしてないからと強制的に家に帰らされた長男の小６も皆が柔道・・・そして皆が三重県チャンピオン。なにしろ、山村兄弟の名前は中日新聞で頻繁に目にしているほどだ。
父親の指導・・・小学校から帰って来ると宿題をさせ、毎晩６時くらいから10時まで練習。家に帰り風呂に入り遅い晩飯・・・「いやあ、メシを食いながらコックリコックリしてんですよ、で寝るんは12時前やな・・・まあ、朝も早く起こして走らせたいんやけど、やっぱり小学生・・・そこまではねえ」 「そこまでってアンタ、今でも十分やってるうあん」 「でもね、どれか一人はオリンピックですよ」 「次の次か」 「ええ・・・そのあたり」
「この先生がおったんやから、今の俺がある。亡くなったじいちゃんも言ってたやろ、俺が曲がりかけてたんを真っ直ぐに戻してくれたんがこの人や。おまえら、ちゃんと挨拶せえや！」
春の嵐一陣・・・今まで塾を続けてきて良かった、ここ最近そんなことが多くなった。体調の悪さも霧散・・・勝手なもんだ。
クリックのほう、ほんまに頼んます。
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