個人戦をチームで戦う

5月16日にフリースタイルスキー・モーグルの上村愛子選手が始動した、というニュースが流れた。いよいよ来年のトリノオリンピックへの長い道のりが始まったんだなと思いながらそのニュースを読んでいた。

「自分らしさ」という言葉をいろんなメディアで言い続けている上村選手。長野、ソルトレークシティを経験し、3度目の挑戦となる今度のオリンピックで、心からの笑顔が見られるように、応援をしている。

さて、そんな上村選手が、メダルを獲得するためのサポート体制を整えた。「チームアイコ」の発足。競技自体は、1人で戦うものだが、それを支えてくれるチームメイトの存在の大きさは、言うまでもなく重要な鍵を握る。

精神的な支えから、身体面の管理、また経済面での支援など、上村選手が競技以外のことに頭を回さずにすむ環境になるようだ。アスリートにとって、競技にのみ集中できる環境が整うというのは、やはり力強いものである。

上村選手が、そしてチームアイコのみなさんが、トリノを、そして世界中を感動の渦に巻き込んでくれると信じている。