Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2015年のヨーロッパ旅行-早春のタヴィラ

2016-03-30 10:46:59 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

 

 

 

晴天の2月末、タヴィラの郊外を散歩に出かけた。オレンジ、レモンの果樹園はたわわに実り、道端の触れるような網塀の向こうにこんな巨大なレモンが実っている。大きなレモンは皮が厚くて果汁が少ないのが玉に傷。

今まで野原を黄色に染めていたバミューダバタカップも終わり近く、その代わりが白い春菊、どこもかしこもこの白い花で埋め尽くされる。この葉も春菊そっくりだけれどにおいが違うのでやっぱり食べてみようという気にはなれない。

魚市場の野菜売り場に新鮮なニンジンが山積みに出て、買い物客は葉を切り取って置いてゆく。それで大きなバッグいっぱいにただでもらってきた。お店の人は兎でも飼っているのだろうと思っているだろうが、これがおいしい惣菜になる。まず葉をきれいに洗って、茹で醤油とごま油を混ぜて出来上がり。ニンジンの葉は特別強い味と香りがして人によって好き嫌いが分かれる。ニンジンの葉にはヴィタミンが多く含まれ完全健康食。これを好む人が外人にはいないと思ったが、なんとロジャーだけは大喜びで食べ、73歳になるまでこんな食べ物があるとは知らなかったと感激していた。

同じことは1ヶ月に一度開かれる野外市場の野菜売り場で赤大根の葉を山ほど捨ててあるのでバッグいっぱいもらってきた。これはニンジンよりも手が込んで、いったん茹でてから、細かく切り油でいためて少量の水に醤油と砂糖で弱火で2-30分ほど煮る。これも好みによってロジャーとペニーは喜んで食べたがオランダ人のマーリシャは食べられなかったという。

 

 

 

 

 

暖冬の年はビワが豊作だという。今年がそれで、2月末ではまだ緑の実がびっしりついて、実るのが楽しみ。タヴィラの森ではミモザが早くから咲いて、早く終わってしまうが、平地の道端では2月末から3月が今を盛りと咲き誇る。このミモザは種類が違うのか香りがしない。花粉が飛ぶからヘイフィーバーの人には大変だろう。

山や丘を黄色に染めつくすゴースの花は乾燥地に強く全身を鋭利な棘でおおわれているため伸び放題。放牧の牛や羊も避けて通る。

 

 

1月に散歩に出掛けたときおなかの大きかった羊たちが子羊を連れて草を食んでいる。子羊たちも生後数週間は経っているらしい。寒い英国ではまだ生まれていないかそれとも小屋の中で出産しているだろう。

道端の梨の木に花が満開。昔の中国では梨の花が美人の代名詞のように尊ばれたというが、西洋梨の花は特に感激するほどでもない。梨はポルトガルの輸出第一番の産物で、第二がラウズベリーと聞いて本当に驚いた。いつも見るのはオレンジやオリーヴだからこれらが上位を占めると思っていた。

 

  

左上の花は園芸種で野生では見られないが、今の時期どこの庭でも公園でも花盛り、多色あり花の色が混じって咲いているところは見たことが無いから1本の苗からこれほどに増えるものと考えられる。

ポルトガル人の狭い裏庭でなっていたパパイアの実。よくぞこれほどしっかりと実が付くものだと感心して写した一枚。

 

  

 

郊外から見た新興住宅街、煙突がにょきにょき突っ立っていて、おもしろい。ほとんどが飾りの煙突らしい。

 

 

塩の集積場。昨年夏に集めて以来の小山のような塩。昨年からだと雨もたくさん降っただろうに溶けもせず、今やっと精製場へ運ばれてゆく。

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