私はジョニーのモノクロ写真が好きなことに、最近気付いた。
言葉で表すのは難しいけれど、
とてもジョニーらしさが際立つ気がする。
ではジョニーらしさとは何か?
私が思うジョニーらしさとは、まず静けさ。
そしてクール。静謐。品格。愁い。孤独。繊細。無垢。等々・・・。
そんなジョニーらしさのいっぱい詰まった映画がある。
それが【デッドマン】だ。
【デッドマン】・・・以前の私にとって最大の謎、最大の神秘、そして最大の睡眠薬(?)。
しかし、それはもう過去のこと。
私はウィリアム・ブレイクの美しさに、今改めて息を呑む。
ジョニー・デップの裏の名作、またはカルトな傑作として名高いこの映画は、
私が考える『ジョニーレベル』が非常に高く、
最強を誇るものの一つとして、不動の地位を確立している。
『ジョニーレベル』とは何か?(勝手に命名)
それは作品の芸術性。
ジョニーが好む、独特の感性が存在する映画。
どちらかというと裏街道まっしぐらという香りを放ち、
日影の身を面白がる風情を漂わせている作品。
『マイナー』と呼ばれるものであり、
『ハリウッド的ではない』と言われる作品たち。
しかし、ジョニーにとってはどれも誇れるものであり、
自分の感性に一致した内容を高く評価するものばかりである。
ユニークなジョニーの目の付けどころを知る上で、
カルト作品は大変興味深く、またその洞察の深さに畏れ入る。
でも、こういう事は今だから言えること。
前回のレビューの言葉は撤回…というか抹消(苦笑)
無かったことにして下さい
言い訳させて頂けるなら、あの頃私も青かった。
【パイレーツ~1】からジョニーに入った身としては、
【デッドマン】の精神世界はあまりに遠いところにあった。
私はまだジョニーの旅の途中ながら、
遥か彼方のそのまた奥に、美しい【デッドマン】の世界が見える。
ジョニーのいる場所こそ【デッドマン】という気がする。
ジョニーはキャプテン・ジャックから、本当に遠い場所にいた。
そこは静かで美しい、モノクロームの世界。
色彩の無い中を彷徨うウィリアム・ブレイクの姿は、
ジョニー・デップの最高の美を物語っていた。
物語の中でウィリアム・ブレイクのおどおどとした気弱そうな目が、
死を自覚していくにつれて不思議な光を宿していく。
一枚一枚が、詩情溢れる絵画のような映像美。
流れて行く物語に添えられた無言の美しい音楽さえ聞こえる…。
・・・ような気がする(笑)
そんな心で観る映像の中で、
ジョニー・デップの佇まいの美しさが白樺の林の中に映える。
ウイリアム・ブレイクの、生と死の狭間を彷徨うかのような瞳がいい。
かすかな生にしがみ付くかに見えて、
静かに死を受け入れていく、安らぎともとれる表情がいい。
彼が最後に見上げる空は、全てを超越した静けさに満たされて、
荘厳さと虚無が入り混じった広がりがあるばかり。
それは、これから向かう死の扉のようでもあり、
最後に刻み付ける生の記憶のようでもある。
ジョニーが醸し出す静謐な雰囲気は、
この【デッドマン】の映像の中でその印象を際立たせている。
色の無い華やかさ、というものがあるならば、
それはジョニーへの賞賛の言葉に聞こえる。
ジョニーが発する光と影のグランデーションは、
見る人の心にも強い陰影を残すのだ。
【デッドマン】は私にとってジョニーのいる場所。
静けさと美しさと神秘。
それから、何気ないユーモアと。
【デッドマン】の中のジョニーには、
どこまでも絵になる男の存在感がある。
ただそこにいるだけで、ジョニーは心に沁みてくる。
ちょうど見上げた夜空の星のように、存在はかくも美しく、
見る者を絶望させるほど遥かな遠くで、
永遠に変わることのない輝きを静かに放ち続けるのだ。
言葉で表すのは難しいけれど、
とてもジョニーらしさが際立つ気がする。
ではジョニーらしさとは何か?
私が思うジョニーらしさとは、まず静けさ。
そしてクール。静謐。品格。愁い。孤独。繊細。無垢。等々・・・。
そんなジョニーらしさのいっぱい詰まった映画がある。
それが【デッドマン】だ。
【デッドマン】・・・以前の私にとって最大の謎、最大の神秘、そして最大の睡眠薬(?)。
しかし、それはもう過去のこと。
私はウィリアム・ブレイクの美しさに、今改めて息を呑む。
ジョニー・デップの裏の名作、またはカルトな傑作として名高いこの映画は、
私が考える『ジョニーレベル』が非常に高く、
最強を誇るものの一つとして、不動の地位を確立している。
『ジョニーレベル』とは何か?(勝手に命名)
それは作品の芸術性。
ジョニーが好む、独特の感性が存在する映画。
どちらかというと裏街道まっしぐらという香りを放ち、
日影の身を面白がる風情を漂わせている作品。
『マイナー』と呼ばれるものであり、
『ハリウッド的ではない』と言われる作品たち。
しかし、ジョニーにとってはどれも誇れるものであり、
自分の感性に一致した内容を高く評価するものばかりである。
ユニークなジョニーの目の付けどころを知る上で、
カルト作品は大変興味深く、またその洞察の深さに畏れ入る。
でも、こういう事は今だから言えること。
前回のレビューの言葉は撤回…というか抹消(苦笑)
無かったことにして下さい
言い訳させて頂けるなら、あの頃私も青かった。
【パイレーツ~1】からジョニーに入った身としては、
【デッドマン】の精神世界はあまりに遠いところにあった。
私はまだジョニーの旅の途中ながら、
遥か彼方のそのまた奥に、美しい【デッドマン】の世界が見える。
ジョニーのいる場所こそ【デッドマン】という気がする。
ジョニーはキャプテン・ジャックから、本当に遠い場所にいた。
そこは静かで美しい、モノクロームの世界。
色彩の無い中を彷徨うウィリアム・ブレイクの姿は、
ジョニー・デップの最高の美を物語っていた。
物語の中でウィリアム・ブレイクのおどおどとした気弱そうな目が、
死を自覚していくにつれて不思議な光を宿していく。
一枚一枚が、詩情溢れる絵画のような映像美。
流れて行く物語に添えられた無言の美しい音楽さえ聞こえる…。
・・・ような気がする(笑)
そんな心で観る映像の中で、
ジョニー・デップの佇まいの美しさが白樺の林の中に映える。
ウイリアム・ブレイクの、生と死の狭間を彷徨うかのような瞳がいい。
かすかな生にしがみ付くかに見えて、
静かに死を受け入れていく、安らぎともとれる表情がいい。
彼が最後に見上げる空は、全てを超越した静けさに満たされて、
荘厳さと虚無が入り混じった広がりがあるばかり。
それは、これから向かう死の扉のようでもあり、
最後に刻み付ける生の記憶のようでもある。
ジョニーが醸し出す静謐な雰囲気は、
この【デッドマン】の映像の中でその印象を際立たせている。
色の無い華やかさ、というものがあるならば、
それはジョニーへの賞賛の言葉に聞こえる。
ジョニーが発する光と影のグランデーションは、
見る人の心にも強い陰影を残すのだ。
【デッドマン】は私にとってジョニーのいる場所。
静けさと美しさと神秘。
それから、何気ないユーモアと。
【デッドマン】の中のジョニーには、
どこまでも絵になる男の存在感がある。
ただそこにいるだけで、ジョニーは心に沁みてくる。
ちょうど見上げた夜空の星のように、存在はかくも美しく、
見る者を絶望させるほど遥かな遠くで、
永遠に変わることのない輝きを静かに放ち続けるのだ。
そんなファンから見た『デッドマン』はあまりにも
精神的芸術性の高い作品と言えるかもしれない
特にこの二つの映画は世界感があまりにも対照的
デッドマンはきっと2回目からが面白いのかも。。
見終わっても色々考えてしまう奥の深い映画ですね
この主人公の人生の終わりはいったいどこだったのでしょうか
もしかしたら銃で撃たれた時すでに意識のないところにあってその後は全て消え行く意識のなかで起こったこと・・?
そして最後の場面は完全に生と切り離された結末を描いていたのだろうか。。
・・・わかりません しかし、そのわからないところがまた良いのでしょう
遠いですよね~。。
すごい隔たりを感じます。
初めて観た時は寝てしまいましたが(笑)
ジョニーに謝ります
>もしかしたら銃で撃たれた時すでに意識のないところにあってその後は全て消え行く意識のなかで起こったこと・・?
なるほどね~。
そういう考えもできますよね。
彷徨ってるのが幻と考えるのも面白いですね!
>・・・わかりません しかし、そのわからないところがまた良いのでしょう
考えるとまた寝てしまいそうで…(爆)
でも、この映画の美しさは評価したいと思います。
観れば観るほど魅了される何かがあるのかもしれませんね。
『何かある』と思わせる世界は、ほんと奥深いです。