なんと、あのタマが今年6月28日の誕生日で30周年を迎えていた！
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思えば私とタマとの出会いは、幼稚園時代、お弁当箱のイラストからだった。
塀の上でたたずむタマとその仲間たち。「TAMA & FRIENDS」と丸っこい文字で書かれていたような気もする。
そのお弁当箱のイラストは気に入っていた。
一匹しか通れなそうな塀の上の一本道で向き合うタマと仲間たちの姿がどこかシュールな感じでよかった。
お互い通れなくて困っているのか？ それとも挨拶をしているのか？ …といろんな想像ができた。
タマと仲間たちは皆、無表情だ。
つかみどころがない絵だけれど、それが妙に気に入った。
タマのクールでとぼけた感じ。観る者に媚びるわけでもなく、澄ましているわけでもない。タマはただ仲間たちといる。
タマは「うちのタマ知りませんか？」というポスターを眺めて平然としている。猫だから人間の書いたポスターの意味がわからず、ただ不思議そうに見ているだけなのかもしれない。それがいい。なんかカワイイ。
それが私にとってのタマである。
30周年おめでとう、タマ。