弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【充電六日目】【書評】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~

2018年01月03日 09時18分34秒 | 書評
おはようございます!
早いもので連休最終日。充電週間と位置付けてスタートした六日間。
体力的にはまあ充電できたように思いますが、当初予定していたことがどれだけできたかというと…

ま、少しですが子供と遊べたから良しとします。
話したいことも話せたし。

そんなわけで、予定していてできたことの一つ、読書。
今年は少しきっちり書評というか、読書メモを残していこうかなと思います。

ということで、以下ネタバレになりますのでご注意。

[エッセンス]
・テーマは、経営における「アート」と「サイエンス」(そして「クラフト」)のあり方。
 PDCAでいえば、Pを「アート」が、Dを「クラフト」が行い、Cを「サイエンス」が行うのが理想。
・「サイエンス」の行き着く先は「正解のコモディティ化」。
・「イノベーションのその先」としての「ストーリー」と「世界観」。これを具現化するためのアート。
・システムの変化のスピードは著しい。これに対応するために求められるのは内在化された「真・善・美」の基準。

[気付き]
システムを相対化することの重要性。
リスクヘッジの意味においても、差別化の意味においても、長期的な効率性の意味においても重要。


[所感]
自分の仕事は、「差別化のお手伝いをすること」「事業の強みを可視化すること」と認識している。
加速する世の中とテクノロジー「のみ」による差別化の限界、という点に漠たる不安を感じていたが、本著はこの点を明らかにしてくれたように思う。
エッセンスでピックアップしなかったところにも、「そうそう」とうなづく視点が多々あり勇気づけられた。
と同時に、「アート」に対する「苦手意識」を持っている自分に危機感も感じた。
文学は読むけどね。絵画とか哲学とかはちょっと敬遠気味だったもので。
逆に言えば、そこを避けずに掘り下げていけばまた違った視点が得られるのかな、とも。
今年のToDo、また増えてしまった(笑)
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