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村上春樹 『羊をめぐる冒険』(上・下)(1985,講談社文庫)を再読して-ふしぎな「冒険」を味わう-村上春樹を読む・5

2016年11月06日 | 村上春樹を読む
 村上さんの『職業としての小説家』を読んでいたら,村上さんの小説が読みたくなり,本棚の上に積み上げていた『羊をめぐる冒険』を読みました。
 約10年ぶりくらいで,5回目くらいの再読です。
 新鮮でした。
 あらすじがうろ覚えになっていたというせいもあるのかもしれませんが,ドキドキ,ワクワクしながら読み通しました。
 文体というか,文章がやはり新鮮です。
 こんな文章は村上さんくらいでしょう。
 個人的には,樋口有介さんの文章が少し近い気もしますが,これだけ深く,重い内容を,これだけ軽やかな文章で表せるのはやはり村上ワールドだと思います。
 今回気づいたのは(今頃になって気づくのは少しはずかしいのですが…),底流に大きく流れているのは,戦争と権力に反対するというテーマ。
 戦争,国家,権力,仕事などといった大きなテーマと,個人,恋愛,性といった深いテーマが,重層的に,総体的に扱われているところが魅力の源泉のような気がします。
 それを頭だけでなく,こころ全体に感じることを大切にして描いているので,いつまでも,誰にでも,新鮮に読まれるのではないかと思います。
 またいつかじっくりと読んで,こころを豊かにしたいと思いました。
 
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