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宮下奈都 『神さまたちの遊ぶ庭』(2015,光文社)を読んで-北海道の「大地」と「人々」の「大きさ」を味わう

2017年07月26日 | 北海道を読む
 素朴で,穏やかで,温かい小説をたくさん書いておられる宮下奈都さん,当然かもしれませんが昨年度の本屋大賞を受賞されました。
 そんな自然体の宮下さんが北海道での自然たっぷりの生活を記したエッセイ集『神さまたちの遊ぶ庭』。
 とても面白く,興味深くて,一気に読んでしまいました。
 北海道を愛する夫の希望で,福井からトムラウシに移り住んだ宮下さんご夫婦と3人の子どもたちの笑い話のような,しかし,大自然での素敵な生活を綴ります。
 エゾシカやキタキツネ,さらには,ヒグマも出てくるという知床並みの秘境。
 トムラウシは日本百名山トムラウシ山のふもとにあり,大雪山国立公園の真ん中にあるので,当然といえば当然ですが,びっくりすると同時に,うらやましくなります。
 ちなみに,「神さまたちの遊ぶ庭」とは,アイヌ語の「カムイミンタラ」の訳で,大雪山のことを指します。
 大自然とその中にある小さな学校と温かい地域の人々の中で,子ども達はどんどんたくましくなり,おとなたちも変化してきます。
 広い大地と自然豊かな環境は,いつのまにか人々を癒し,成長のエネルギーを与えてくれるのかもしれません。
 近くのスーパーまではなんと車で30分!
 しかし,通勤に2時間以上かかる都会に比べて,どっちが不便だ?!,と著者は静かに訴えます。
 便利さに馴れて,大切なものを見失いがちな私たちに,いろいろなことを考えさせてくれる一冊だと思います。
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