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山野保『「うらみ」の心理-その洞察と解消のために』(1989,創元社)を再読して-「うらみ」を超えて生きることについて

2017年06月19日 | 心理療法に学ぶ
 山野保さんの『「うらみ」の心理-その洞察と解消のために』(1989,創元社)を再読しました。
 何回目になるでしょうか。
 何回読んでも得るところの多い本です。
 このところ,「うらみ」ということについて考えることが多く,そういえば、家庭裁判所の当事者のかたがたや心理臨床のクライエントのかたがたに,「うらみ」にとらわれている人々が多くおられるなと感じています。
 「うらみ」のせいで,本来,力のあるかたがたが,冷静な判断をできずに苦しんでいる姿をよく拝見します。
 「うらみ」の世界からは,自分ひとりの力だけでは,なかなか抜け出すのが難しいようです。
 適切な援助者の手助けを利用することも,大切なのかもしれません。
 この本の中で,「うらみ」をいかに「解消」するか,その一端を山野さんは家庭裁判所のケースなどを中心にしてわかりやすく述べておられます。
 実は山野さんは,私が四十数年前に家裁調査官になった時の指導官のお一人。
 ずいぶんお世話になりました。
 面接のしかたや面接の訓練について,丁寧に教えていただきました。
 一度,山野さんのカウンセリングを見学させていただいたことがありました。
 ふだん,部屋では毒舌で厳しい山野さんが(山野さん,ごめんなさい),別人のように優しいカウンセラーになられていて,その変身ぶりに,びっくりした記憶があります。
 プロはすごいな!と思いました。
 不肖の弟子はまだまだ半人前。
 もっともっと勉強をしていかないといけません。
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