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村上春樹『職業としての小説家』(2015,スイッチ・パブリッシング)を読んで-小説家としての覚悟と楽しみ

2017年06月02日 | 村上春樹を読む
 村上さんの『職業としての小説家』を読みました(なぜかマックス・ウェーバーの『職業としての学問』を思い出したのですが,あまり関係はないのかな?)。
 とても刺激的な本です。
 小説家としての村上さんの覚悟が述べられていると思います。
 もちろん,村上さんのことですから,押しつけはしていませんが…。
 正直に,ご自分の立場,考え,小説の書き方,体の鍛え方(長編小説を書くには体力も大切らしいです)などが述べられています。
 意外だったのは(意外でもないか?),小説を書き上げると最初に奥さんに読んでもらうということ。
 よくエッセイなどで,奥さんが怒ってる時には小さくなってやりすごすしかない,などと書いているので心配をしていましたが,なんだ!仲よし夫婦なんですね。よかった,よかった。
 よき伴侶を得ることがよい小説を書く条件の一つであることがわかりました。
 冗談はさておき,もう一つ印象に残ったのが,何かをするときに,「楽しいかどうか」が大切であるということ,これも重要な指摘だと思いました。
 精神分析家のウィニコットは,遊びの中にこそ創造はある,遊びの中にしか創造はない,というようなことを述べていますが,共通するところではないでしょうか。
 さらに深く読み込んでいきたい一冊だなと思いました。
 
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