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映画『レナードの朝』(1991)を観て-精神神経疾患と闘う患者さんと医師と看護師らの勇気ある物語に感動する

2017年06月21日 | 精神科臨床に学ぶ
 テレビを観ていたら、たまたま映画『レナードの朝』が始まりましたので、観はじめたらとうとう最後まで観てしまいました。
 この有名な映画を私はこれまできちんと観たことがなく(レナードさん、ごめんなさい)、今回、初めてしっかりと観させてもらいました。
 いい映画です。
 途中からは涙を浮かべながら観ていました。
 感想をひと言で述べるのは難しいです。
 いろんなことを考えながら、観ていました。
 精神科医のあり方とは?
 精神科看護師のあり方とは?
 精神科職員のあり方とは?
 そして、患者さんの回復とは?などなど。
 問いかけられているテーマは深く、重く、多層的で、答えも難しいです。
 しかし、どのようなことにせよ、患者さんに、より添う、という姿勢やこころ構えは、不可欠なのだろうと思います。
 そして、それらは、決して同情ではなく、むしろ友情のようなもののように思われます。
 そういえば、土居健郎さんや木村敏さん、中井久夫さんは、患者さんへの尊敬の念が大切だ、とよく言われています。
 さらに、映画の主人公の精神科医は人見知りで未婚の中年男性で、そんな医師の孤独な生活と、一時的にせよ回復をしたレナードさんの恋愛模様とどっちが幸せなんだ、という鋭い問いかけもあります。
 そういえば、回復をしたレナードさんが自立と反抗の時期を迎えて、年老いた母親を悲しませるという親子関係の課題も提起されます。
 その他、患者さんの老いの問題、夫婦の問題、などなど、投げかけられるテーマも多様で深いです。
 人生観が問われるいい映画です。
 また機会があれば、観たいと思います。
 
 
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