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家庭裁判所の離婚調停での経験から-黙っていても「まねきネコ」のように幸せを招く臨床家をめざして

2017年08月21日 | 心理臨床を考える
 以前、家庭裁判所で離婚調停に立ち会っていた時のこと。
 調停委員さんからたまに、調査官が立ち会ってくれると話し合いがまとまることが多い、と言ってもらうことがありました。
 もちろん、お世辞が大部分だったとは思うのですが、多少はそういうこともあったのかもしれません。
 優秀な調査官が立ち会えば、適切なアドバイスをして、話し合いをうまく進めることも可能だと思います。
 しかし、私のような落ちこぼれの調査官の場合は、特に有効なアドバイスもできずに、ただ茫然と立ち会っていたような気がします。
 もっともそんな私でもできていたことが一つだけありました。
 それは、お父さんやお母さんがいい発言をした時には大きく頷き、あまりいい発言でない時には動かないでいる、ということでした。
 凡庸な私にできることはそれくらいのことで、ほとんどだまって立ち会っていることが多かったように思いますが、それでもそれなりに影響を与えていたのかもしれません。
 私はそういう関与の仕方を「まねきネコ」としての調査官、と自称していました(私の顔はあんなに可愛くはないのですが…。それでもたまに手を顔のそばに近づけて、こっそりとまねきネコのまねをしてみたりしていました)。
 いま振り返ってみると、アドバイスなどはしなくとも、ただニコニコとして、そこに存在をしていることこそが大切ではなかったかと思うのです。
 そしてこのことは臨床家全般にも通じそうな気がします。
 どんなに厳しく、困難な状況であっても、臨床家があまり動じずに自然体で泰然として存在すること、このことがどれだけ多くの言葉よりもクライエントさんには重要なことではないかと今は考えています。
 さらに思索を深めていきたいなと思います。
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