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梨木香歩『西の魔女が死んだ』(2001、新潮文庫)を読んで-おばあちゃんの知恵と対話をしながら成長する女の子を描く

2017年04月13日 | 小説・エッセイを読む
 自然の素晴らしさやすごさや厳しさなどをていねいに小説やエッセイに描いていらっしゃる梨木香歩さんの小説、『西の魔女が死んだ』をようやく読みました。
 前から気になってはいたのですが、なかなか読めずにいて、ようやく読めました(梨木さん、ごめんなさい)。
 いい小説です。
 いろいろ大切なことが、自然に述べられていて、心地よいです。
 主人公は、友達関係から不登校になった女の子。
 気分転換をかねて、おばあちゃんのうちでしばらく過ごします。
 お父さんやお母さんとは違う価値観、考え方、生活スタイルの中で過ごすうちに、女の子も少しずつ変化します。
 楽しいことや甘いことだけではなく、厳しいことやつらいこと、悲しいことともいっぱい遭遇しますが、少しずつ女の子は強くなっていきます。
 いろんなことが、人によって、読み込める、魅力的な小説だと思います。
 おそらく正解はないのでしょうが、いろいろな学びがありそうです。
 それは人生と同じかもしれません。
 できることなら、どんな人生からもよい学びを得て、ゆとりのある生き方をしていきたいなと思わせられるようないい小説です。
 どんな世代の人にもおすすめですが、特に、多感な思春期の人たちに読んでもらえたらうれしいな、と思います。
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