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中井久夫『「伝える」ことと「伝わる」こと』(2012、ちくま学芸文庫)再読-ていねいな精神科治療のお手本に学ぶ・3

2016年11月24日 | 精神医学を学ぶ
 中井久夫さんの『「伝える」ことと「伝わる」こと』(2012、ちくま学芸文庫)を再読しました。
 おそらく3~4回目、単行本の時も含めると数回は読んでいると思うのですが、今回も新しい発見が数多くあって(?)、新鮮な驚き(?)をたくさん経験できました。
 記憶力がだんだんあやしくなってきているお年寄りの特権(?)です。
 本の内容は中井さんのご専門の統合失調症や神経症の治療論が中心ですが、いずれもあくまでも中井さんご自身の体験に基づいた丁寧な治療のあり方を述べられていて、心理臨床に携わる者にもたいへん参考になります。
 中でも私が今回、参考になったのが「いじめ」と「意地」の問題。
 ここのところ、「うらみ」や「意地」のことについて考えているので、いろいろと参考になりました。
 特に、「意地」を張っていることをそっと汲んであげると「うらみ」になりにくい、というご指摘はすごいと思いました。
 他にも、初期のロールシャッハテストには枠があった、とか、びっくりするような話題ものっています。
 博学で、しかも、地に足の着いた中井さんの治療と文章は、本当に素敵ですし、貴重だと思います。
 今後もさらに学びつづけていきたいと思います。
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