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土居健郎『甘え・病い・信仰』(2001、創文社)を再読して-「甘え」が十分に満たされることの大切さ

2017年04月18日 | 臨床心理学に学ぶ
 土居健郎さんの『甘え・病い・信仰』を再読しました。 
 たぶん10年ぶりくらいだと思います。
 今回読んでみてよかったのは、「甘え」と「うらみ」と「ねたみ」の関係がとてもよく理解できたことです(今ごろになってわかったのか、とあきれられそうですが…)。
 「うらみ」は私がずっと気になっているテーマの一つなのですが、土居さんによれば、「甘え」が十分に満たされないと「うらみ」になるということで、「うらみ」のほかに、「すねる」「ひがむ」「ひねくれる」などという感情も「うらみ」に近いものだ、といいます。
 そして、これは、「甘え」が満たされない状態ではあるものの、いずれも「甘える」と「甘えられない」ということの間のどこかには位置するもののようです。
 一方、「ねたみ」ということは、「甘え」が全然ない状態で、憎しみだけでいっぱいの状態だと説明されます。
 こうなると「甘え」が通じにくく、その感情の解消にはかなりの心的作業を要することになりそうです。
 私などは「うらみ」だけでもかなりてこずっていますが、さらに「ねたみ」という強敵がいることはまだまだ十分にはわかっていませんでした。
 いずれ、「ねたみ」の人との出会いもあるのだろうと思います(じつはもう会っているのかもしれませんが、気づけないでいるだけなのかもしれません)。
 今後、さらに勉強を続けていきたいと思います。

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