1/30から2泊3日でソウルへ行ってきた。
この間の5月にも行ったばっかりのような気がするが、ウォンがあの時の2/3まで下落したので、チャンス到来、買い物&食い倒れの旅に行きましょうと、会社の同僚のおねーたまたちと気軽な女3人旅♪
3人とも好き勝手にしたいので、現地集合、食事の時間の前だけ待ち合わせようという計画だったのだけど、全員ANAのマイレージが貯まっていたのでそれぞれが各自予約し、結局行きも帰りも同じフライトになった。(あ、フツーか。。)
3人とも旅の目的は違う。
共通しているのは食い倒れだけど、一人はお買い物(食料など)、一人は化粧品など、いつもの半額近くなので大量に購入しちゃおうという目的。
私の今回の目的は、「クジャルパン」を探すこと!!
クジャルパンとは、韓国のおせち入れ。旧正月も終わったばっかりだし、きっとステキなクジャルパンが出回っているに違いない!とさっそく南大門市場へ繰り出した。
南大門市場は、偽物ブランド品や食料品、衣類の市場というイメージが強いかもしれないけれど、一般に使われている食器類も大量に売られている。
石焼ビビンバの石焼の器や、金属製のお茶碗など見ていて楽しいものばかり。
時々ここへ来ては韓国ものの食器を買ってしまうのだ。
私は大の食器好きで、それこそ世界各地で気に入ったものを購入しているので、食器入れの中は大変多国籍になっている・・・。
まず、この「クジャルパン」という韓国語を知るため、お土産店の日本語ペラペラなお兄さんに「おせち入れ」を訳してもらった。
「クジャルパン」。もう少し小さい入れ物を「オジャルパン」というらしい。
「クジャルパン、オジャルパン、クジャルパン、オジャルパン・・・」と呪文のように唱えながら市場を歩き回っていると、かっこいい日本語ペラペラなお兄さんたちに「偽ブランドいっぱいあるよ!こっちきて!」と声を掛けられる。
「ねぇ、見たことある?ホンモノにしか見えない偽者だよ!キミだけの特別価格!」
「かわいいね~。お姉さん美人。ちょっとだけみていかない?偽ブランド!」
と、まったく笑っちゃうような誘い文句であちこちから手が伸びる。
昔ならそんな売り子にイラっとしたものだが、こちらもダイブ大人なので、そんな駆け引きも楽しい。
「ふーん、そうなの?何売ってるの?いい商売?お兄さん日本語うまいね。私の欲しいもの?このお店にはないなー。だってさ、私が探しているの、クジャルパンだもの・・」
「え、クジャルパン!?なんでクジャルパン!?」
「日本でもおせち食べるんだよ。来年のおせちはクジャルパンにいれるの。」
「へー、じゃあ、うちでは買えないね。あっちのほうに食器屋があるから、クジャルパンがあるか聞いてあげる。あ、飴舐める?」
「ありがとう。お茶ももらおう。すこし休んでく」
といった具合で、ツワモノの売り子のおにーさんたちも、商売にはならないとわかっても愛想が良くて親切にしてくれる。おにーさんたちとの会話も楽しいし、そんなお店の雰囲気になじんじゃうのも旅を楽しむ一つだと思う。
そういえば、トルコ・イスタンブールのキリム絨毯屋にも毎日通ってた・・・
おしゃべりとチャイ目当てで(^^
そして時には売り子に連れられてきた女性たちに、売り子と一緒に絨毯を売ったものだ・・・(笑)
中にはイスタンブールで現金を盗まれ、不安で寂しくて駆け込んできた日本人の男の子や、超激安ツアーでやってきたのに、最終日に旅行代金の倍もするような絨毯買っちゃった女の子たちの人生相談に乗ったりして、今思うとフツーないシチュエーションだったな・・・。その時は買うお金がなかったけど、いつか買いに戻りたい、と思ったものだ。
旅はやっぱり、そんな出会いが楽しい。
さて、肝心のクジャルパンは・・・、残念ながらあちこち見て回ったが、私がほしいものは無かった。黒漆に贅沢に入った螺鈿細工のクジャルパンは土産やで見かけるのだが、それはイマイチ気に入らない。(値段は1万円くらい)
あ、これこそ理想のクジャルパン!と思ったら、残念ながらプラスチック。
私は木に漆のステキなクジャルパンがほしいのよ~!!
で、探しに探したらありました。写真のコレ。
残念ながら、これはおじさんの私物。
あー、ホンモノはもう無いのだろうか・・・。
がっくり肩を落としていると、見つけちゃったのは「お膳」。
こんなの↓
http://www.yumeichiba.jp/komono-san.html
前から探していて、前回行ったときにはこのサイトにあるような小さなものを購入したのだが、あまり実用的ではなく、現在は花台になっている。今回見つけたのは黒漆に螺鈿が入っていて、こんなクジャルパンがあったらな・・・というデザインがほどこされたお膳だった。しかも折りたたみ式!
さっそくおじさんに交渉開始。希望金額にプラス、おみせにあったとてもシンプルな「オジャルパン」をおまけにつけて、とお願いする。するとおじさん、「オジャルパンがいいの?もっと大きいのはダメ?クジャルパンのほうが実用的だし、とってもいいと思うよ!」と、おまけなのに私が欲しがっていたクジャルパンをつけてくれた!!
黒漆のテーブルをうっとりとさする。
指先に吸い付くような、なんてステキな手触り。
木製の、とっても重厚なクジャルパンは、使う前にタマネギでよくこすると良いのだそう。
おじさん、どうもありがとう!!
とっても楽しいお買い物だった。
この間の5月にも行ったばっかりのような気がするが、ウォンがあの時の2/3まで下落したので、チャンス到来、買い物&食い倒れの旅に行きましょうと、会社の同僚のおねーたまたちと気軽な女3人旅♪
3人とも好き勝手にしたいので、現地集合、食事の時間の前だけ待ち合わせようという計画だったのだけど、全員ANAのマイレージが貯まっていたのでそれぞれが各自予約し、結局行きも帰りも同じフライトになった。(あ、フツーか。。)
3人とも旅の目的は違う。
共通しているのは食い倒れだけど、一人はお買い物(食料など)、一人は化粧品など、いつもの半額近くなので大量に購入しちゃおうという目的。
私の今回の目的は、「クジャルパン」を探すこと!!
クジャルパンとは、韓国のおせち入れ。旧正月も終わったばっかりだし、きっとステキなクジャルパンが出回っているに違いない!とさっそく南大門市場へ繰り出した。
南大門市場は、偽物ブランド品や食料品、衣類の市場というイメージが強いかもしれないけれど、一般に使われている食器類も大量に売られている。
石焼ビビンバの石焼の器や、金属製のお茶碗など見ていて楽しいものばかり。
時々ここへ来ては韓国ものの食器を買ってしまうのだ。
私は大の食器好きで、それこそ世界各地で気に入ったものを購入しているので、食器入れの中は大変多国籍になっている・・・。
まず、この「クジャルパン」という韓国語を知るため、お土産店の日本語ペラペラなお兄さんに「おせち入れ」を訳してもらった。
「クジャルパン」。もう少し小さい入れ物を「オジャルパン」というらしい。
「クジャルパン、オジャルパン、クジャルパン、オジャルパン・・・」と呪文のように唱えながら市場を歩き回っていると、かっこいい日本語ペラペラなお兄さんたちに「偽ブランドいっぱいあるよ!こっちきて!」と声を掛けられる。
「ねぇ、見たことある?ホンモノにしか見えない偽者だよ!キミだけの特別価格!」
「かわいいね~。お姉さん美人。ちょっとだけみていかない?偽ブランド!」
と、まったく笑っちゃうような誘い文句であちこちから手が伸びる。
昔ならそんな売り子にイラっとしたものだが、こちらもダイブ大人なので、そんな駆け引きも楽しい。
「ふーん、そうなの?何売ってるの?いい商売?お兄さん日本語うまいね。私の欲しいもの?このお店にはないなー。だってさ、私が探しているの、クジャルパンだもの・・」
「え、クジャルパン!?なんでクジャルパン!?」
「日本でもおせち食べるんだよ。来年のおせちはクジャルパンにいれるの。」
「へー、じゃあ、うちでは買えないね。あっちのほうに食器屋があるから、クジャルパンがあるか聞いてあげる。あ、飴舐める?」
「ありがとう。お茶ももらおう。すこし休んでく」
といった具合で、ツワモノの売り子のおにーさんたちも、商売にはならないとわかっても愛想が良くて親切にしてくれる。おにーさんたちとの会話も楽しいし、そんなお店の雰囲気になじんじゃうのも旅を楽しむ一つだと思う。
そういえば、トルコ・イスタンブールのキリム絨毯屋にも毎日通ってた・・・
おしゃべりとチャイ目当てで(^^
そして時には売り子に連れられてきた女性たちに、売り子と一緒に絨毯を売ったものだ・・・(笑)
中にはイスタンブールで現金を盗まれ、不安で寂しくて駆け込んできた日本人の男の子や、超激安ツアーでやってきたのに、最終日に旅行代金の倍もするような絨毯買っちゃった女の子たちの人生相談に乗ったりして、今思うとフツーないシチュエーションだったな・・・。その時は買うお金がなかったけど、いつか買いに戻りたい、と思ったものだ。
旅はやっぱり、そんな出会いが楽しい。
さて、肝心のクジャルパンは・・・、残念ながらあちこち見て回ったが、私がほしいものは無かった。黒漆に贅沢に入った螺鈿細工のクジャルパンは土産やで見かけるのだが、それはイマイチ気に入らない。(値段は1万円くらい)
あ、これこそ理想のクジャルパン!と思ったら、残念ながらプラスチック。
私は木に漆のステキなクジャルパンがほしいのよ~!!
で、探しに探したらありました。写真のコレ。
残念ながら、これはおじさんの私物。
あー、ホンモノはもう無いのだろうか・・・。
がっくり肩を落としていると、見つけちゃったのは「お膳」。
こんなの↓
http://www.yumeichiba.jp/komono-san.html
前から探していて、前回行ったときにはこのサイトにあるような小さなものを購入したのだが、あまり実用的ではなく、現在は花台になっている。今回見つけたのは黒漆に螺鈿が入っていて、こんなクジャルパンがあったらな・・・というデザインがほどこされたお膳だった。しかも折りたたみ式!
さっそくおじさんに交渉開始。希望金額にプラス、おみせにあったとてもシンプルな「オジャルパン」をおまけにつけて、とお願いする。するとおじさん、「オジャルパンがいいの?もっと大きいのはダメ?クジャルパンのほうが実用的だし、とってもいいと思うよ!」と、おまけなのに私が欲しがっていたクジャルパンをつけてくれた!!
黒漆のテーブルをうっとりとさする。
指先に吸い付くような、なんてステキな手触り。
木製の、とっても重厚なクジャルパンは、使う前にタマネギでよくこすると良いのだそう。
おじさん、どうもありがとう!!
とっても楽しいお買い物だった。