今日は給料も入りウキウキの金曜日、帰宅途中にHMVにより音楽を物色。以前よりCDショップに行く頻度も少なくなり、わりかし音楽と距離感が生まれてしまっていて、僕がそんなテンションでも時間は過ぎていて、その間にもいろいろなミュージシャンと呼ばれる人がCDを発売しているわけで何を聴いたらよいか実は最近よくわからなくなっています。のでなんとなく、好きとか嫌いとか♪は別として、普通に暮らしてたら聴かないような自分の嗜好とも少し変えた観点で音楽を買うようにしています。今日はArild Andersenというノルウェーのベーシストのグループの気になっていたアルバム『ELECTRA』を購入しました。そもそもこのアルバムには僕の好きな新鋭エレクトロニクスギタリストEivind Aarset、好きなトランペッターNils Petter Molvaerが参加してるということで気になっていたECM作品で、なんでも古代ギリシャ3大悲劇詩人の一人に数えられるソフォクレスの作品『ELECTRA』を題材にその舞台音楽として制作された、と仰々しいコンセプトを紹介されており、ギリシャ音楽とはどんなんだという思いもあり聴いてみた。なるほどこれは壮大な世界だ。沈黙に近づきすぎているためか起伏が少なくてモーダルで難解で聴きにくい場合が往々にしてあるECMの作品の中でもギリシャティックな独特で神秘的な響きのメロディに彩られていて聴きやすい部類のような。ECMならではの透明感もここまでくるとさすがに神聖で心地よい。エレクトロニクスとの融和も現代的。沖縄いっても思ったけども、エキゾティズムというか民族音楽はウソでないエネルギーに溢れていて面白いし採集する楽しみと価値が大いにある。海外旅行行きたい。
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