インプロヴィゼーションの彼方に

人生ヨウスルニインプロヴィゼーション

湯川潮音

2005-08-15 06:57:30 | 今日の出来事
昨日湯川潮音のインストアミニライヴが横浜HMVで行われるということで聴きに行ってきた。横浜HMVのライブはタダでチケットも要らず店内を物色するついでに気軽にみれる。湯川潮音を初めて知ったのはきっとrelax誌のインタビューだった。実際唄も音も聴いたことはその時なかったが、なんとなくリラックスしながらrelaxの記事を読んだ気がする。そこには彼女の経歴として合唱団に所属していたこと、その合唱団で声の前衛音楽っぽいことをやってたことなどがかかれていてちょっとそそられる人だった。その後特にチェックするわけでもなく時がたち、初めてその声を聴いたのは半野喜弘のウタモノ傑作アルバム『Angelus』の最後を飾る「スクラップPart1&2」を聴いたとき。この曲があまりにも最高で、唄も声も独特で切な過ぎて、耳から離れなくなって、誰だこの湯川潮音って人は!?でも見覚えあるなって思っていたらrelaxに乗ってた人と一致。とにかくハマりすぎてその後『逆上がりの国』なんかも買っちゃいました。そんなわけで生声を聴くしかないということで昨日聴いてきたわけですが、やっぱりなかなか熱かった。アイリッシュハープとギター弾き語りという非常にオーガニックな演奏形態が声を引き立ててた。生湯川潮音はかなり総天然少女という感じのルックスでナチュラル過ぎる独特な魅力のあるひとだった。人々をふるわせる魅惑的な声も含めてたまにbjorkに見えた。ハマのHMV店内のステージということで、普通に買物してるギャルとかB-BOYとかHIPでHOPなお客さんとかが多い環境で物音とか都会の喧騒とか非常にノイジーな中ひっそり演奏されててアコースティックな音の隙間と独特な世界が生きる場所では完全になかったんですが、「裸の王様」、ちょっとヤバかった。うっかり涙が浮かびそうになったけど一人だったので我慢した。すごい力。

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