今日は旭川の調査地に行きました。礼文島でそれなりに花成個体の増加があったので期待していたのですが、なんと花成個体は2個体でした。この調査地では2013年の一斉開花で257個体が花成し、その後は2014年、2015年と花成個体なし、2016年に3個体花成しました。本州の箱根でも今年のバイケイソウ花成個体は昨年よりも増えていたので、旭川でも少しは増えるのかと思っていたのですが、全く増えていませんでした。バイケイソウの花成個体数の変動は全国規模で同調するのではないようです。この地域の一斉開花はどの周期で起こり、それは全道、全国の一斉開花と同調するのでしょうか。2013年の一斉開花は私の調査地でたまたま一致しただけなのでしょうか。道内のもう1つの調査地、野幌には明日行きます。
旭川の調査地の様子 中央奥に花成個体がある
花成しなかった個体は偽茎が倒れ、葉が枯れ始めている