この人もまた、諸々の偏見を得意げに披露していたところテレビ出演などのオファーが激減した、干されるようになった等々と宣っているそうです。まぁ、そういう芸風の人も多いですよね。上杉隆とか山本太郎とか古賀茂明とか、自称「○○を批判したために仕事を回してもらえなくなった/居場所を失った」系の芸人は枚挙に暇がありません。しかし、その手の芸人の言動や主張を耳にする都度――本当に「干された」のであるならですが――とかく批判されがちな世界の意外な健全性を感じるところだったりします。一部の信奉者を熱狂させこそすれ、傍目には馬鹿げた妄言でしかないことを垂れ流すだけの人間が退けられるとしたら、それはその組織(業界)が多少なりとも自浄能力を発揮していることを意味するものですから。
さて、このフィフィさん、エジプト出身の芸能人だそうで。芸能人と言われると私は叶姉妹ぐらいしか好きな人がいないのでポジションがよく分かりませんが、結構な日本通のようですね。聞くところによると生まれがエジプトというだけで専ら日本育ちとのことで、まぁ当たり前のことなのかも知れません。日本的な文化にどっぷりと浸かりきっている、上記引用の発言など、日本における「レディ」観をよく表しているように思います。翻って、日本「以外」の国における「レディ」の扱いはどうなのでしょうか。イギリスでは、「女性でありさえすれば誰であろうとレディとして接するのが紳士である」と教わりました。外の世界には日本と正反対の価値観を持った国もあるようです。
ちなみにデーモン小暮閣下が大相撲中継に出演したとき、客席の女性が土俵下に転落した力士の下敷きになるなんてことがありました。実況のアナウンサーが「おばあちゃんが下敷きに」「声をかけられているおばあちゃんがその人です」云々と語る中、デーモン小暮閣下は「ご婦人と言ったほうがいいですよ」と一言。エジプト暮らしより日本暮らしが長いフィフィさんはレディであるかどうかを問いますが、日本暮らしより魔界暮らしが長いデーモン小暮閣下にしてみれば、例え高齢であろうとも女性は「ご婦人と言ったほうがいいですよ」となるのですね。
似たような差別発言をしたジョン・ガリアーノはディオール社などから契約を解除されただけではなく、刑事訴追までされたのですから。
本当に干されるとはこういう事です。
必要ないからじゃないの。
干されたんじゃなく
芸能界で必要とされていないだけじゃないの。
しかるに日本と魔界とは国交がなく、渡航手段やビザの取得が難しいのですなぁ。
>CURRY de SCOPEさん
差別発言や偏見を広めるような発言を好む人にとっては、日本は楽園でしょうね。ついでに被害妄想に浸りたがる人にとっても、日本は居心地が良いのかも知れません。
>いちごさん
じゃぁレディーファーストが根付いているとされる国では、「日本とは違って」それが必要だったんですかね?