藍こみっ

楽しみな未来へ向けて、昨日と違う明日への一歩

絵空事

2012年05月17日 21時55分53秒 | インポート
野田首相が、NHKのニュースウォッチ9に出ていた。

そこで「近年、がんの治療薬は世界で20ほど誕生しましたが、その中で日本発は1しかありません。日本の大学も良い研究をしていますが、それが企業へ上手く橋渡しが出来ていないからだと思います。そこを、もっとスムーズに推進したい。」みたいなコメントをしていました。

・・・。

本当の新薬(既存の改良ではなく、本当に新しい薬)は、世界で年に数個しか生まれないはずです。

また、治療薬が誕生し難くなっているのは、企業が新しい薬の開発をゴールまで進めるためのハードルが高くなっていることと、ターゲットが絞り込み難くなっているからです。

もし仮に、がんの薬がそんなにあるなら、別に国が支援してまで開発を促す必要はないでしょう。

そして、今あるがんの薬が不完全とするならば、それこそアマチュア集団である「大学」の力添え等、特に製薬関係ではいらないはずです。

製薬企業の人員、設備は、大学など全く眼中に入らないレベルのはずです。

国が本当に「新薬の創世」を支援するというならば、大学などを通さずに、直接企業がより成果を出せる環境や枠組みを揃えるべきでしょう。

イノベーションとか言うけれど、まずは政治家のイノベーションが必要でしょう。

また新薬の創世は、0から始めたら5年では終わらないのが通説です。

政治が、その政権のスパンよりも長い期間で物事を進められるのか?と自問すると、思わず失笑してしまうのは気のせいでしょうか。


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