藍こみっ

楽しみな未来へ向けて、昨日と違う明日への一歩

提携

2012年06月24日 19時30分18秒 | インポート
久々に「体調不良」になり、少し日記がご無沙汰でした(読んでる人は少ないと思うけど、めんご・めんご)。

亰の恩恵

最近、その計算処理速度で世界1位の座を、IBMの「セコイア」に明け渡した、理研&富士通が開発した「亰」。

事業仕分けを発端とし、歴代のノーベル受賞者がその政府の対応に、反対の姿勢を示したことでも記憶に残っていることでしょう(例の「2位じゃだめですか?」ってやつ)。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/25/news104.html

これだけ見ると、「1位にこだわったのに、首位を陥落したじゃん」みたいな意見もあるみたいですけど、自分は全然そう感じていない。

世界中でしのぎを削っているわけなので、やはり結果(例えば世界一のスパコンを作る!といった目標)は、目指さないと技術力は衰退の一途でしょう(特に、そういった高付加価値の製品を売ることで、資源の乏しい日本が外需を得るには方向性としては合っていると思う)。

一方で、そういった「開発」が製品となり、市場に受け入れられるかには、幾分疑問を持っていた。

世界一になっても、コストなどで「実用性」が伴わなければ、ニーズを掴めないと思っていたので。

そんな中、最近富士通がオーストラリア国立大学から、スパコンの受注を受けたみたい(その受注額は約39億6千万円)。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD150L7_V10C12A6TJ0000/

また富士通はこの他にも、台湾の中央気象局からも「亰」そのものの商用機の受注を取り付けたそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD220MQ_T20C12A6MM8000/?dg=1

富士通としては、スパコン事業の売上高を2015年に1千億円に拡大し、世界シェア10%を目指すようなので、亰に投資した結果がこのような形で還元されそうな気配は好ましいと思う。

(国の投資で大企業がその恩恵を受ければ、その部品などを作る各メーカーにも、その恩恵が大なり小なり行き届くだろうし。)

しかし一方で、亰そのものの開発費(構想費)は1120億円で、その運用費には年間80億円がかかるようだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/京_(スーパーコンピュータ)

ひとえに「国としてかけた分のお金を、回収せよ」みたいなことを言いたくはないのだけど、こういった大きなプロジェクトを国がどうサポートし、それを企業がどう還元するか。そういった一連の循環型を、この亰を通して是非とも体現して欲しいなと思う。

シャープ

シャープが資本提携した、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業。ここはアップルが作ったイメージを商品にする、所謂生産工場だ。

アップルがiPodやiPhoneなどの良いコンテンツを構築しても、それを実現できる母体(工場)がなければ、市場を席巻できない。

アップルの要求に「応える」だけのバイタルが、この鴻海にはあるのだろう。

一方で、この鴻海の子会社などでは従業員の飛び降り自殺や暴動が起こり、その労働環境が注視されている。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM14053_U2A610C1FF1000/

ふと手にした電子機器が、そういった作業員を摩耗して出来たのかと思うと、消費者としても気持ちは複雑だ。

日本人としては、シャープが選んだこの提携が上手くいって欲しいのだが・・・。

BB

イベント戦の裏で、象さん&プラカノで戦場を駆け抜けた藍色です。

ペイントと、機体カラーを一新したいかな。

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