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首都圏連続不審死事件”完食完黙”155cm木嶋佳苗(39)2014/3/12東京高裁2審判決

2011年11月03日 02時15分36秒 | 日記
22000文字数

首都圏連続不審死事件”完食完黙”木嶋佳苗(身長155cm)東京高裁(2審)

東京高裁2審初公判=2013/10/17
東京高裁2審判決=2014/3/12=?
裁判長=八木正一

木嶋佳苗被告、事件を一言も語らず…控訴審結審
2014/2/6読売新聞

2009年の男性3人連続不審死事件で殺人罪などに問われ、
1審・さいたま地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた木嶋佳苗(きじまかなえ)被告(39)の
控訴審(2審)の公判が2014/2/6日、東京高裁(八木正一裁判長)であり、
弁護側は改めて無罪を主張し、
検察側が控訴棄却を求めて結審した。

■2審判決は2014/3月12日

弁護側は控訴審で、3人は自殺やたばこの火の不始末で死亡した可能性があると指摘。被告(木嶋佳苗39)の自白や犯行の目撃証言がなく、被害者の自宅の合鍵がなくなったなどの状況証拠だけでは、「被告が犯人との証明にはならない」と主張した。これに対し、
検察側は、「弁護側の主張は1審の蒸し返しで、いずれも理由がない」と反論した。

木嶋佳苗(39)被告はこの日(2/6)も含め、計3回あった控訴審公判に毎回出廷したが、
事件について一言も語らなかった。

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赤いワンピース姿、消え入りそうな声 木嶋被告控訴審初公判
法廷は30分程度で閉廷。
この日は68席の傍聴席を求め、約400人が列を作った。

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1審の裁判員の在任期間は、過去最長の100日間だった。
1審は、3件の殺人事件で現場に残された練炭コンロと類似するコンロを、木嶋被告が事前に入手していたことなどが「偶然とは考えにくい」と指摘。
木嶋被告が3人を練炭自殺に見せかけて殺害したと認定し、
起訴された10事件全てを有罪とした。

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↓【2012/1/10さいたま地裁初公判内容】↓

(1)40代の独身男性、次々手玉に 「結婚考えてお付き合い」犯意は否認
2012.1.10 [連続不審死初公判]

裁判員裁判=さいたま地裁(一審)
裁判長=大熊一之
裁判官=左陪審(女)+右陪審(男)
初公判=2012/1/10
判決日=2012/4/13
公判回数=38回(予備日を含む)
期間=1/10(初)~4/13(判)=97日間≒百日裁判
被告=木嶋佳苗被告(37)

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)が10日、さいたま地裁で始まった》

《婚活サイトを利用し結婚願望の強い男性に近づいて現金を奪ったとされる木嶋被告。
料理自慢のしおらしい女性を装い、40代の独身男性を標的にして、結婚をエサに現金をせがんでいたとみられる》

《そして、結婚詐欺が発覚して現金返済を迫られると練炭自殺に見せかけ、ためらうことなく殺害…。司法解剖も行わせない遺体もあったほど巧妙に自殺を偽装し、警察も欺く完全犯罪の構図を一度は築いたとされる。一連の事件は大きな注目を集めた》

《木嶋被告が問われているのは、3つの殺人事件に加え、詐欺や詐欺未遂、窃盗など計10件の罪に及ぶ》

《事件ごとに別々の裁判員が担当する区分審理も認められているが、今回は事件の共通点が多いことなどから一括審理が採られた》

《4月13日の判決言い渡しまでは100日間と過去最長。予備日を含め38回の公判が予定されており、裁判員が裁判所に足を運ぶのは8週間にわたり週4日のペースが続き、大きな負担が予想される》


《こうした実情から、呼び出し状を送られた249人のうち辞退が認められたのは191人。辞退の率は76%に達した》

《日程に加え、死刑求刑の可能性もあり、難しい判断も強いられる。木嶋被告は事件について黙秘を続けており、遺体が司法解剖されていないなど物証に乏しいためだ》

《検察側は状況証拠を積み重ね、木嶋被告以外に犯行はあり得ないと立証するとみられるが、弁護側は詐欺の一部は認めるものの殺人や窃盗などに関しては無罪を主張する見通しだ》

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■裁判長「それでは開廷します」

《予定より、5分遅れて開廷した。木嶋被告はブルーのカーディガンに、ベージュのスカート姿。弁護人の横に座っている》

《拘置所では、ストレスのためか、三度の食事に加え、菓子なども食べているという木嶋被告。少しふくよかな体形に変わっている》

■裁判長「では、被告人前へ」
《木嶋被告は、ゆっくりと証言台の前に立つ》

■裁判長「名前は」
木嶋被告「木嶋佳苗です」

《消え入るような声が法廷に響く。続いて大熊裁判長は、生年月日や本籍地、職業などを尋ね、検察官に起訴状の朗読を促した》

《木嶋被告が問われている罪は計10に及ぶ》

●検察官「多数ありますので、順に読み上げていきます」

《検察官は、まず婚活サイトを利用していた○○さんと△△さんの男性2人(法廷では実名)に結婚をちらつかせ、それぞれ130万円と319万円をだまし取った詐欺事件の起訴状を読み上げる。そして「補足」として、木嶋被告と男性のメールのやりとりの要旨を読み上げた》

《やりとりからは、木嶋被告が、通ってもいない栄養女子大の学費などが足りないとして、男性に現金をせがんでいた実態が浮かびあがった。そして…。確実に入金を促すためか、肉体関係をちらつかせたやりとりも検察官は読み上げる》

●検察官「『いつまでも子どものようなデートばかりをしていても…』」
●検察官「『子どもがほしいと思っています。すてきなホテルに連れて行ってほしい』」

《生々しいやりとりが紹介された後で、大熊裁判長が詐欺罪についての事実関係を木嶋被告に確認する》

■裁判長「どこか間違っていることはありますか」
被告「結婚のことを考えてお付き合いしていたことはうそではありません」

《手元の紙に目をやりながら、木嶋被告は、はっきりと答える》

■裁判長「弁護人の意見もお伺いします」

●弁護人「現金送金を受けたことや電子メールを送ったこと、大学に在籍しておらず授業料が必要とする部分が虚偽で詐欺罪の成立は認めます。しかし、木嶋さんは結婚を真剣に考え、○○さんや△△さんと交際していました」

《長い長い裁判が始まった》

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(2)「避妊しなくても構わない」 肉体関係ちらつかせ現金せがむ
2012.1.10 [連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、検察側の起訴状の朗読が続いている》

《木嶋被告は、婚活サイトを通じ、詐欺相手を物色していたとみられる。そして、詐欺が発覚し、現金の返済を迫られると、男性を殺害していたという。“死の方程式”。木嶋被告の一連の犯行は、こう表現されることもあった》

《木嶋被告が問われているのは、殺人に加え、詐欺や詐欺未遂、窃盗など計10事件。検察官は、窃盗についての起訴状を読み上げた後で、いよいよ殺人事件の事実に踏み込んだ。木嶋被告は窃盗については事実を否認した》

●検察官「それでは、平成22年11月19日付の起訴状を読み上げます」

《起訴状などによると、木嶋被告はH21年1月、東京都青梅市のマンション室内で、こんろ6つに入れた練炭を燃やし、睡眠状態におちいらせた、交際相手の会社員、
寺田隆夫=当時(53)=を殺害したとされる》

《検察官に続き、大熊裁判長が、木嶋被告に殺人についての事実を尋ねる》

■裁判長「この件については、どうですか」
被告「私は、寺田さんを殺害していません」

■裁判長「弁護側の意見はどうでしょう」

●弁護人「寺田さんが死亡したことは争いませんが、木嶋さんが寺田さんを睡眠状態に陥らせたことも、練炭を燃焼させたこともありません。木嶋さんは無罪です」

《弁護側は徹底的に争う構えをみせる》

《木嶋被告は、寺田隆夫(53)の殺害に加え、起訴状などによると、平成21年8月、埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の東京都千代田区、会社員、大出嘉之=当時(41)=を一酸化炭素(CO)中毒で殺害》

《さらに、H21年5月には千葉県野田市の無職、安藤建三=当時(80)に睡眠導入剤を飲ませて眠らせた上でこんろを使って練炭に火をつけて殺害した罪にも問われている》

《続いて、検察官は安藤建三(80)殺害事件の起訴状を読み上げたが、木嶋被告や弁護側は、この件についても事実を否認した》

《そして、検察官は大出嘉之(41)の起訴事実を読み上げていく。大出は、木嶋被告から料理学校の授業料を貸してほしいとして470万円もだまし取られた》

《その際のメールのやりとりを検察官は読み上げていく》

●検察官「大出さんに送信したメールの要旨は、次のようなものです」

《木嶋被告は、通っていた料理学校の学費が払えないとして現金を迫った。そして、ここでも肉体関係をちらつかせる。木嶋被告は結婚を考える上には、肉体関係が重要であるが、交際の期間の長さはないと強調。その上で、こう記していたという》

●検察官「『避妊しなくても構わない』」

《メールのやりとりは続く。木嶋被告は肉体関係をちらつかせた上で、将来も重要とし、料理学校の学費の援助を再び要求。大出さんは470万円を振り込んだ。大熊裁判長が、この事件についての真偽を尋ねる》

「避妊しなくても構わない」と現金を要求!!

被告「私は結婚することを真剣に考えていました。470万円を受け取ったこともありません」

《木嶋被告の口調ははっきりしている。続いて検察側は結婚詐欺が発覚し、現金返済をせがまれると、大出さんを練炭自殺に見せかけて殺害したとする起訴事実を読み上げたが、木嶋被告はこれについても否認した》

《残る詐欺未遂事件なども料理学校の学費名目に肉体関係をちらつかせながら現金を迫ったと検察側は指摘。木嶋被告側が全面的に否認する構図は変わらない。長い起訴状の読み上げと罪状認否の後、10分間の休廷に入った》

□「被告の顔、直接見たい」 傍聴席求め長蛇の列□

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(3)偽名を使ういびつな交際にパトロン… 自らの生活維持に男性利用
2012.1.10[連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、少しの休憩を挟み、検察官の冒頭陳述が始まった》

●検察官「被告は殺人のほか、窃盗、詐欺、詐欺未遂など計10件の罪で起訴され、立証すべき事実もたくさんある。通常、冒頭陳述は1回だが、冒頭陳述は3段階に分けて行います」

《検察官は立ったままで続ける。「時系列メモ」と「具体的事実メモ」と書かれた2枚の用紙を手に持ち、大型モニターに映し出され映像を見ながら裁判員に分かりやすく説明する》

●検察官「2枚の紙は常に手元に置いて、今後の審理の参考にしていただきたい」

《この後、検察官が事件の概要について説明を開始。木嶋被告は終始、検察官の方を向き、画面に表示された時系列メモを見ながら、裁判員と一緒に検察官の説明に耳を傾ける。検察官が被告の生い立ちから、事件に至るまでの経緯を詳しく説明。裁判員らはそれぞれ手渡されたメモと見比べる》

《時折、うなずくようなしぐさをする裁判員の姿もみられる。検察官は続ける》

●検察官「被告人には平成19年から逮捕されるまで交際していた男性がいたが、偽名を使って付き合うなどいびつな交際だった。このほか、パトロンの男性がおり、多額の経済的支援をしてもらっていたが、平成19年8月に70代の男性が死亡したため、無職だった被告の収入は途絶え、生活が困窮した」

●《検察官は、長年、無職だった木嶋被告が交際相手以外の男性から経済的な支援を受けながら生活していたことを明らかにした上で、新たな経済的支援者を探すため、その後、結婚紹介サイトに登録したことなど、一連の事件の犯行に至る経緯を裁判員に理解してもらおうとしているようだ》

●検察官「被告は平成19年12月ごろに睡眠薬800錠を購入した。また、H20年6月下旬ごろ、寺田隆夫=当時(53)と安藤建三=当時(80)と知り合い、H20年6月から7月にかけて寺田さんと安藤さんから計4百数十万円をもらった」

《検察官はこの後、メモに沿って、被告が逮捕されるまでの間、被害者男性らに睡眠薬を服用させてから現金を盗んだり、練炭自殺に見せかけて殺害していたことなどを詳しく説明。被告はこの間、表情ひとつ変えず、検察官の説明にじっと耳を傾けた。検察官は次に「具体的事実メモ」を手に取り、3件の殺人事件の共通点について説明を始める》

●検察官「被告は平成20年5月ごろ、13万円の家賃と30万円のクレジットカードの支払いに追われていた」

《検察官はパトロンの男性が死亡した後、急激に困窮したことを具体的に説明。その結果、H20/5月ごろ、結婚紹介サイトに登録し、知り合った寺田さんらから、学費などの名目で次々と金をもらっていた状況を明らかにしていく》

●検察官「被告は平成17年ごろからH19年後にかけてハルシオンを入手した。また、H21年2月ごろには、練炭やコンロを購入した」

《犯行の動機とともに、その後、犯行に使用する練炭やコンロをネットで次々と購入したことを説明。その上で、大出嘉之=当時(41)や安藤建三(80)の遺体から、被告が入手したものと同一の催眠導入剤が検出されていたことなどをひとつひとつ裁判員にわかりやすいように説明。その上で、大出嘉之ら3人を殺害したとしたと結論付けた》

●検察官「これまでの説明についてすべて記憶する必要はありませんが、今後の審理の際にメモを見ながら確認していただきたい」

《長時間の検察官の説明に、裁判員らもやや疲れた表情をみせる》

■裁判長「これから休憩します」

《傍聴席を埋めた傍聴人らから「ふーっ」というかすかなため息のような声が漏れた》

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(4)木嶋被告、「性交渉の不一致」で次々別れる 婚活サイトで男性探し
2012.1.10[連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、2度目の休憩を挟み、弁護側の冒頭陳述が始められた》

《起訴状によると、木嶋被告は、
★(1)平成21年8月、埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の東京都千代田区、会社員、大出嘉之=当時(41)を一酸化炭素(CO)中毒で殺害した》

★(2)H21年1月、東京都青梅市のマンション室内で、こんろ6つに入れた練炭を燃やし交際相手の会社員、寺田隆夫=当時(53)=を殺害》

★(3)H21年5月には、ホームヘルパーとして自宅に出入りしていた、千葉県野田市の無職、安藤建三=当時(80)に睡眠導入剤を飲ませて眠らせた上でこんろを使って練炭に火をつけて殺害した》

《3つの殺人事件に加えて、詐欺、詐欺未遂、窃盗など計10の罪に問われている》

《弁護人は、大型モニターを使いながら、裁判員にも分かるように、ゆっくりとした口調で陳述を始めた》

●弁護人「弁護人は、この公判で2つのこと明らかにしていきます。ひとつは木嶋さんが本気で(男性らと)結婚を考えていたことです」


●弁護人「もう一つは、3人の男性を殺害していないということです」

《弁護側は徹底抗戦の構えで、木嶋被告の生い立ちからの説明に入る》

《それによると、木嶋被告は昭和49年に北海道で生まれた。妹2人と弟1人の4人兄弟で、高校卒業と同時に上京し、さまざまな職についたという。転機は平成14年で、千葉のリサイクル会社に勤めたとき。株の取引の手伝いや掃除や買い物などをこなすうちに、経営者から気にいられたという》

●弁護人「息子の嫁になってくれといわれたこともあった」

《そして、給料だけではなく、生活費の面倒もみてもらうようになった》

●弁護人「木嶋さんは、そのころ、円形脱毛症など悩まされていたが、診察費も面倒をみてもらっていた。次第に甘えが出るようにもなっていた」

《カードでの買い物も頻繁に行い、エステ通いやタクシーを使うこともあったという。ただ、平成19年8月に経営者(70代)が突然体調を崩して死亡。支援者を失う》

●弁護人「平成20年、33歳になった木嶋さんは、将来のことを考え、結婚相手を見つけたいと思うようになった」

《弁護人は続ける。木嶋被告はH20年5月、婚活サイトに登録。長年の甘えから経済的に頼れる人を探し3人の男性と交際をスタートさせた。最初に知り合ったのが寺田隆夫(53)だった》

●弁護人「美術館巡りなどの趣味が共通していたことや、50歳を超え、落ち着いていて包容力があると感じたという」

《3人の中から、H21年1月ごろに、本命に絞ったのは、経済的に援助してもらえる寺田隆夫。しかし、H21年1月30日に別れた》

●弁護人「交際中は性交渉がうまくいかず、年への不満もあり、寺田隆夫にぶつけた。寺田隆夫(53)のマンションに練炭やコンロを持ち込んだこともなく、寺田隆夫の死はH21/2月4日に警察からの電話で知った」

《続いて、弁護人は安藤建三(80)についての説明を進める。木嶋被告は安建三とも婚活サイトで知り合った》

●弁護人「80歳を超えているので、驚きを感じたが会ってみると、気の合うおじさんで話も面白かった」

《安藤建三(80)とは宿泊旅行もいき、家にも行くなど交際相手ではないが、関係を深めていったという》

《そして、弁護人によると、片づけもするうちに学費を援助してもらうこともあったが、安藤建三も生活が苦しいと感じ、逆に援助をすることもあったという》

《起訴状によると、安藤建三(80)はH21/5月15日に火事に見せかけて、木嶋被告に殺害された。弁護側は当日の様子を詳細に説明していく》

《同日(H21/5/15)は、安藤建三の年金還付でまとまった現金が入金される日だった。弁護側は、これまでの援助していた「100万円を返す」と安藤からいわれたと主張。木嶋被告はキャッシュカードを預かり、自らの口座に入金した上に、残りを安藤のところに持ち帰り、安藤と別れたとする。火事はその後に起きたもので、木嶋被告とは無関係と主張した》

《最後に、弁護側は大出嘉之(41)事件についての陳述を始める》

《大出嘉之(41)とも婚活サイトでH21年7月に知り合ったという。都心に住んでいることやさわやかな点にひかれた。しかし、結婚を考え直すようになる》

●弁護人「性交渉がうまくいかなかったためだ」

《別れを切り出すと、大出嘉之(41)は、木嶋被告の自宅にあった、練炭とコンロを譲ってくれといったという。練炭とコンロは料理が趣味の木嶋被告が豆などを煮る際に使うために購入していたと弁護人は主張する》

《そして、練炭とコンロを持ち、2人は車で出かける。車内でも別れる気持ちに変わりがないことを大出嘉之に告げると、どこかの駐車場で下ろされたという》

●弁護人「(別れ際に大出さんから)1万円を渡されて、タクシーで帰った」

《弁護人は、いずれの殺人事件も否認。最後に裁判員に向けて、「疑わしきは被告人の利益に」と強調するなどして、冒頭陳述を終えた》

《続いて、大熊裁判長が今後の裁判の流れなどを説明し、午前の審理を終えた。木嶋被告の表情は終始変わることはなかった》

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(5)午後は紺ジャケットに衣替え、リップグロスも引いて あまりの変わりぶりに傍聴者あ然
2012.1.10 [連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、午後の審理が始まった》

《木嶋被告はブルーのカーディガン姿から一変、白のカットソーに紺のジャケットに衣替え。口元は、薄くリップグロスが塗られている。傍聴者はあまりの変わりぶりに、木嶋被告をのぞき見る》

■裁判長「それでは、検察側の第2冒頭陳述ですね」

《午前中の冒頭陳述の詳細を検察官が行うようだ。この言葉に促され、検察官が立ち上がり、証拠の位置付けを表した図がモニターに映し出される》

《殺人や詐欺など10の事件に問われている木嶋被告。公判では、まず平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の大出嘉之=当時(41)を一酸化炭素中毒で殺害した事件についての審理が行われる。大出の事件は通称、埼玉事件と呼ばれている》

●検察官「証人のほか、メール、練炭などの証拠物などを使って埼玉事件について2週間で審理したい。3件の事件は東京、千葉、埼玉の順で発生。本来、審理は埼玉事件が最後となるが、東京事件では当初、自殺、千葉事件もたばこの不始末と警察が判断。埼玉事件だけ、当初から警察が他殺と判断したことから、埼玉事件から立証していく」

東京事件=寺田隆夫(53)=H21/1
千葉事件=安藤建三(80)=H21/5
埼玉事件=大出嘉之(41)=H21/8

《この後、なぜ他殺と断定できたかについて、現場の写真や警察官の証言などから立証する旨の説明が行われた後、第2冒頭陳述に入る》

●検察官「被告は平成21年6~7月ごろ、生活に困窮。大出嘉之さんと7月中旬ごろから交際を開始し、7月24日に学費名目で470万円を入手。7月から8月にかけて結婚の約束をした。だが、その一方で被告は大出さんの以外の男性とも交際。大出さんへのうそがばれるのを恐れ、殺害を準備。6月から7月にかけて睡眠薬と練炭を入手しているほか、犯行2日前の8月3日に睡眠薬を入手した」 

《検察側は、被告が学費名目で大出嘉之から金を入手しながら、結婚する意志がなかったことから、大出嘉之殺害を計画したことを裁判員に理解してもらおうとしている》

《さらに、検察官は「大出さんは自分で睡眠薬を入手していない」とし、司法解剖の結果、大出から検出された睡眠薬は木嶋被告が入手したもので、大出殺害は木嶋被告の犯行以外にあり得ないとの証明をしていく方針を示した》

《検察官の詳細な冒頭陳述に続き、弁護側も埼玉事件について詳述する》

●弁護人「被告は平成21年6月ごろ、『料理教室を開きたい』と、経済的支援をしてくれる人と結婚したいと思っていた。その後、大出さんと知り合い、一度は結婚を考えたが、大出さんとの関係がうまくいかないことからこれを断念した」

《裁判員に結婚詐欺の意志はなかったことを印象付ける構えだ》

●弁護人「その後、事件当日、大出さんに誘われてレンタカーで現場に行き、ここで1万円をもらってタクシーで帰宅した。自宅に残したメモは(偽装工作ではなく)、以前撮った写真を返してもらうためで、このとき、大出さんの死を知らなかった。また、被告は以前から不眠症で睡眠薬を服用しており、大出さんが被告の家に立ち寄った際に被告の家から睡眠薬を入手した可能性もある」

《弁護側はあくまでも大出嘉之の死は自殺であり睡眠薬は自分で服用したものとの主張を繰り広げる。裁判員の負担を考慮し、ここで大熊裁判長が午後1回目の休憩を告げた》

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(6)練炭や着火剤…。目の前の“殺害道具”にうなずくも無表情崩さず
2012.1.10 [連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、午後1回目の休憩を挟んで再開された》

《引き続き、平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の大出嘉之=当時(41)を一酸化炭素中毒で殺害した事件について審理が進められる。検察官側は、第3次と題し、さらに詳細な冒頭陳述を始める》

《検察官は、第3次冒頭陳述の位置づけを裁判員に分かりやすく説明。裁判員には事前に、各事件ごとの要点を記した紙が配られている。紙には、それぞれチェック項目が記されている》

●検察官「(配った紙は)検察官が立証しようとするロードマップのようなものです。検察官の主張が認められると判断した場合にチェックを入れるなどしてお使いください」

《検察官は、こう前置きした後、第3次冒頭陳述の中身に入った。検察官は大出の遺体が発見された状況から説明していく》

●検察官「平成21年8月6日の午前7時ごろ、大出さんのご遺体が発見されました」

《発見場所は、月極駐車場。周囲にはゴルフ用品店や畑、アパートなどがあったと検察官は細かく説明していく。遺体は、レンタカーの車内だったという》

●検察官「後部座席の右側で姿勢は身体をやや左に傾けた状況で、大出さんのご遺体は発見されました」

《助手席には、練炭コンロに、練炭、着火剤24個のほか、マッチ棒も数本落ちていたという。練炭には燃焼した跡があった。助手席ドアの外にもマッチが2本落ちていた》

《各ドアは施錠され、窓も閉まっていた。助手席の後部座席の足下には、携帯電話や財布、タバコが入った紙袋もあったという。検察官は続いて、捜査状況の説明に入る》

《初動捜査は埼玉県警東入間署が担当した。急行した鑑識係は一見すると練炭自殺だと思ったという。ただ現場には遺書はなく、窓には目張りがない。そして車のカギはなく、眠るための睡眠薬を服用したような跡もない。さらに、練炭を燃やしたとみられるマッチ棒を擦って火を付ける箱さえもない》

●検察官「自殺とするには不自然な点が多いと、(鑑識係員は)上司に報告しました」

《報告を受けた刑事も練炭は助手席にあるのに、遺体は後部座席にあることなどを不審に思い、さらに捜査した》

●検察官「現場周辺でも車のカギやマッチ箱などは見つかりませんでした」

《さらに、大出嘉之(41)の自宅の捜索でも、遺書は見つからず、重要なカギを握る大出が走り書きした紙を見つける》

《紙には、大出自らが、レンタカーを借りる際に必要なものを忘れないように記していた。さらにそこには「お土産」と書かれていた。だが、実際の車内からは「お土産」は発見されていない。検察官は木嶋被告が持ち去ったと立証したいようだ》

●検察官「パソコンには被告人とのメールのやりとりがあり、交際していることが分かった。当日の状況を踏まえ、自殺ではなく、他殺と判断した」

《検察官の軽快な声が響く。木嶋被告は表情を変えない。検察官は、その後の捜査経過を説明し、第3冒頭陳述を終えた。すると、ここで弁護人から異議が唱えられた》

《検察官が配った紙にチェック欄があり、検察官の立証が正しいと思ったときなどは印をつけるなどしてほしいとした点について攻撃する。弁護人は、弁護人の反証や、その後の裁判員の評議を経て事実が認定されるべきであり、チェック欄に印を付けることは、削除すべきだと主張した》

●検察官「あくまでも便宜上のことであり、チェックを強制するものではない」

《検察官は反論し、大熊裁判長も、検察官の意見に乗り、弁護人の異議を却下した》

《続いて、検察官が第3冒頭陳述を裏付ける証拠を裁判員に提示する。現場の写真や見取り図、所持品の中身のほか、実際の大出嘉之(41)の遺体の写真も示す》

《さらに、練炭コンロや練炭、着火剤は実物を裁判員らに示す。そして…》

●検察官「被告にも示します」

《検察官は、木嶋被告に殺害に使ったとされる道具を目の前で示す。木嶋被告は「うんうん」と軽くうなずいただけで、無表情を貫いている。そして、再び休廷に入った》

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(7)「自殺する人わざわざ車の鍵捨てない」 鑑識のベテラン証言
2012.1.10 [連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、休憩を挟んで再開された》

《平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で駐車中のレンタカーの車内で練炭を燃やし、薬物で眠らせた交際相手の大出嘉之=当時(41)を一酸化炭素中毒で殺害した事件についての審理が続く》

《1人目の証人が出廷した。証人は大出の遺体が発見された際に現場に急行した東入間署刑事課鑑識係の男性警察官だ。うそをつかないという宣誓後、着席し、裁判長の方をまっすぐ見ながら検察官の質問に答えていく》

●検察官「大出さんの遺体の発見現場に立ち会いましたね」
証人「はい」

●検察官「これまで変死体の鑑識経験は?」
証人「5年半の間に400~500人程度あります」

●検察官「現場でまず何をしますか」
証人「指紋や足跡、DNA採取などを行い、事件性の有無について調べます」

●検察官「現場の状況についてお聞きします」

《現場の写真を大型モニターに映し出しながら、発見時の状況について詳しく質問していく》

《大出の遺体はレンタカーの後部座席で見つかった。すべてのドアは施錠されていた。助手席にはコンロがあり、練炭も。だがマッチを擦ったとみられる箱はなく、不審に思ったという》

証人「車外や周辺を同僚警察官と捜索しましたが、見当たりませんでした」

●検察官「遺書はありましたか」
証人「自殺をする場合は遺書を残したり、死ぬ直前に家族などに電話したりするのが一般的。だが、車内に遺書はなく、大出さんの携帯も調べたが、直前の発着信やメールのやりとりもなかった」

《鑑識係員は淡々と矛盾点に言及する》

証人「コンロも新しいものに見えたが、購入先のレシートや包装用紙などもなかった。このため、大出さんの自宅に行き、起動していたパソコンも調べたが、自殺サイトへのアクセスはなかった。結婚紹介サイトを利用していたことや被告とのメールのやりとりなどを確認しました。他殺の可能性が高いことを認識し、上司に報告しました」

●検察官「車の鍵を探したのはなぜか」
証人「自殺をする人がわざわざ車の鍵を投棄することは考えられず、誰かが持ち去ったことも考えられるからです。だが、鍵は見つからなかった。また、車内に薬や酒を飲んだあとも認められなかった」

《検察側は現場の状況などから、大出嘉之(41)の死に被告が関与している可能性が高いことを裁判員に印象づけていく構えだ。この後、弁護側の証人尋問に移る。木嶋被告は終始、無表情で前を見つめている》

●弁護人「車の外にマッチ棒2本が落ちていたのを知っていますか」
証人「署に戻ってから写真をみて知ったが、現場では気づかなかった」

●弁護人「大出さんのライターはどこにありましたか」
証人「後部座席の紙袋の中にありました」

《続いて、警察がその後、周辺を捜索した場所について、モニターに映し出された地図を示しながら証人に確認する。しかし、鑑識係員の答えはあいまいだ》

《弁護側は、周囲の捜索が尽くされていないために車のキーやマッチ箱が見つからなかっただけだと印象付け、自殺だと強調したい構えだ》

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(8)完 “自殺”は不審点ばかり 預金4百数十万引き出し 旅行の計画も…
2012.1.10 [連続不審死初公判]

《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判の初公判(大熊一之裁判長)は、午後の3回目の休憩を挟んで、審理が再開された》

《大出嘉之=当時(41)殺害事件についての集中審理が続けれている。大出は平成21年8月に埼玉県富士見市の駐車場で、レンタカーの車内で遺体で発見された。助手席には練炭が置かれ、自殺に見せかけられたとされる》

《検察側の証人として最初に出廷した大出の遺体を発見した県警東入間署の鑑識係員への尋問が続く》

《まず、左陪審の女性裁判官のすぐ隣の男性裁判員が実際に鑑識係員に疑問をぶつけた》

《遺体が発見された車内には、車のキーや遺書に加え、マッチを擦る箱もなかった。鑑識係員は、公判でキーを探すため、車の下や駐車場を調べたと証言していた。ただ、ドアの下にはマッチが2本落ちていたがそれには気づかなかったという》

▼裁判員「駐車場や車の下を調べられたのならば、マッチにも気付くはずではありませんか。矛盾しているのではありませんか。疑問が残りますが、どうですか?」
証人「その時点では車のカギが見つかっておらず、そのことに意識が集中していました」

▼裁判員「実際にはマッチは落ちていたが、(あくまでも)気付かなかっただけということですか」
証人「はい」

▼裁判員「ありがとうございました」

《ほかの裁判員からの質問はなく、左陪席の女性裁判官の質問に移る》

《弁護側は、大出が死亡したことは争わないが自殺だと主張している。車内になかった車のキーやマッチ箱は、県警が周囲の捜索を尽くしていないために見つからなかっただけだと主張している》

《女性裁判官は周囲の捜索状況を尋ねる》

■裁判官「自分自身で周囲を確認したのですか」
証人「私も探しましたが一緒に(現場に)向かった同僚らも調べました」

《続いて、女性裁判官は鑑識係員が、大出嘉之の自宅に行った後、他殺の印象を深めたと証言した点も尋ねる》

■裁判官「他殺の印象を深めた理由を教えてください」
証人「自宅に行き、おかしいと思いました。(大出さんの)お兄さんの話と現場の状況が食い違っていましたし…」

《大出嘉之(41)は、女性と旅行に行く話があり、実際に着替えやトラベルセットを購入したレシートも発見された》

証人「しかし、現場からはそれら(トラベルセットや着替え)は見つかっていませんでした。どこにいったのか」

《さらに、預金通帳も他殺説を深めることになったという。通帳から、4百数十万円が直近の1、2週間の間に引き出されていたことが分かった》

証人「お兄さんは『弟はそんなに金遣いが荒くない。おかしい』と言っており、ますます嫌疑を深めました」

■裁判官「通帳を見てあやしいと」
証人「はい」

■裁判官「(公判では)パソコンの話もしていましたね。自殺サイトの閲覧もなく、女性とのやりとりもあったと。そのことも判断に関係したのですか?」
証人「その時点では、女性が被疑者だとは考えませんでしたが、何らかの(事件との)関係はあるとは思いました」

《続いて、右陪席の男性裁判官が質問をする。鑑識係員は公判で、上司にも車のキーを探すように進言していたと証言した》

■裁判官「上司に話したのは、いつですか」
証人「(大出さんの自宅の捜索に向かうために)現場を離れる前です。署に車を運ぶ前に話をしました」

《裁判官からの質問も終了した》

■裁判長「検察官、弁護人、双方よろしいでしょうか。では、ごくろうさまでした」

《大熊裁判長は、鑑識係員に退廷を促した》

■裁判長「本日の審理は以上です。明日は午前10時から、この法廷で始めます」

《木嶋被告は、裁判長に一礼した後、疲れた様子も見せずに髪をかき上げた》

↑【2012/1/10初公判内容】↑

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首都圏連続不審死、木嶋佳苗被告(身長≒155cm)2012/1月10日に初公判

首都圏で交際相手や知人の男性3人を練炭自殺に見せかけるなどして殺害したとして、殺人罪などで起訴された無職木嶋佳苗被告(36)の、
公判前整理手続きが2011/11/2日、
さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、
初公判を来年2012年1月10日、判決を同2012/4月13日と決めた。

裁判員らの選任手続きは2012/1月5日。選任から判決までの日程は100日間で、これまでの裁判員裁判で最長とみられる。


審理は、すべて同じ裁判員が担当。2012/3月13日の結審までの審理は計30回で、
週3~4回のペースで行う。
選任手続きで呼び出される裁判員候補者の人数は330人に上る見通し。


木嶋佳苗被告は殺人罪3件、詐欺、詐欺未遂、窃盗罪5件で、計8回起訴されている。
関係者によると、3件の殺人事件の直接証拠はなく、
検察側は状況証拠の積み重ねで立証していくとみられる。
弁護側は、全面的に争うとみられる。

(2011年11月2日読売新聞)

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2011/11/2毎日新聞
首都圏連続不審死:木嶋佳苗被告(36)の初公判は来年2012/1月10日に

首都圏連続不審死事件で殺人罪などに問われている木嶋佳苗被告(36)の裁判員裁判の初公判が、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で来年2012/1月10日に開かれることが2日、同地裁であった公判前整理手続きで決定した。
判決は2012/4月13日。公判回数は計38回(予備日含む)で、
2012/1月5日の裁判員選任手続きから起算した裁判員の在任期間は計100日。
いずれも過去最多・最長とみられる。


木嶋佳苗被告が起訴されている、
①3件の殺人と
②6件の結婚詐欺(未遂を含む)、
③1件の窃盗の計10件を6人の裁判員が一括審理する。
裁判員候補者は330人に上る予定。

木嶋佳苗被告側はすべての事件を否認し無罪を主張するとみられる。
遺体が司法解剖されなかったケースがあるなど物証が少ないため、
裁判員は難しい判断を迫られる。


起訴状によると、木嶋佳苗被告は、2009年、
①東京都千代田区の会社員、大出嘉之(当時41歳)(埼玉県富士見市で遺体発見)▽
②東京都青梅市の会社員、寺田隆夫(当時53歳)▽
③千葉県野田市の無職安藤建三(当時80歳)▽
の3人を、練炭を燃焼させるなどの手口で殺害したとしている。

毎日新聞【平川昌範】

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首都圏連続不審死事件 来年2012/1/10に初公判 さいたま地裁
2011.11.2産経ニュース

首都圏での連続不審死事件で、3件の殺人罪などで起訴され、
さいたま地裁の裁判員裁判で『併合審理』される木嶋佳苗被告(36)について、
同さいたま地裁(大熊一之裁判長)は2011/11/2日、初公判を来年1月10日に開くと発表した。

さいたま地裁によると、2012/1月5日に裁判員選任手続きが行われ、
公判は予備の7日間を含め38回を指定した。判決は2012/4月13日に言い渡される。


木嶋佳苗被告は捜査段階で否認した上で黙秘しており、
公判でも起訴内容を否認するとみられる。
木嶋佳苗被告と事件を結びつける物的証拠が乏しい中、裁判員は難しい判断を迫られる。

木嶋佳苗被告は、
①平成21年8月に埼玉県富士見市で遺体発見;会社員大出嘉之=(当時41)、
②H21/1月に東京都青梅市の寺田隆夫(当時53歳)、
③H21/5月に千葉県の男性(千葉県野田市の無職安藤建三(当時80歳))を殺害したなどとして、
殺人罪などでさいたま地裁、東京地裁立川支部、千葉地裁にそれぞれ起訴された。

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①東京都千代田区の会社員大出嘉之(当時41歳)
死亡直前まで女が一緒
埼玉県富士見市の針ケ谷の月極駐車場で2009/8月6日午前7時20分ごろ、
遺体で見つかった
車内に練炭を燃やしたとみられるマッチなどがなかったに加え、カギもなかった
乗用車のカギが現場になく、男性の血液から睡眠導入剤が検出
遺体発見前日に、女と結婚する予定を自身のブログで報告
女に500万円をだまし取られた疑い


②東京都青梅市の男性会社員寺田隆夫(当時53歳)
2009年1月下旬に、青梅市東青梅の自宅マンションの部屋で
練炭による一酸化炭素中毒で死亡。
室内に練炭を入れた容器が6個あり、死因は一酸化炭素中毒。遺体は死後数日が経過


③千葉県野田市の無職安藤建三(当時80歳)
2009/5月15日、自宅が全焼する火事で死亡。
同日(5/15)、女が安藤建三のキャッシュカードを使って銀行口座から約180万円を引き出す。
遺体から睡眠薬の成分が検出
安藤建三は息子(36)と2人暮らしで寝たきりの状態。
火事は息子の留守中に発生。
遺体付近から練炭

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週刊ポスト2011年3月18日号
婚活詐欺女・”完食完黙”木嶋佳苗(36) 獄中飯では足りず弁当・菓子追加発注

東京、埼玉、千葉で起きた連続不審死事件で、
3件の殺人罪などで起訴されている木嶋佳苗3 件被告(36)。
詐欺容疑での逮捕から既に1年半が経っている。捜査関係者が獄中生活を明かした。


「支給される食事では足りないのか、自分で弁当やお菓子を注文して食べている。こないだはハンバーグ弁当をペロリと平らげていました。運動も制限されているので、身体は大きくなる一方……不摂生と長期の取り調べが身体に負担を与えているようで、医師から薬を処方してもらっていました」


さいたま地裁では来る公判に向けて公判前整理手続きが進められているも、
長期化するのは必至の情勢だという。再び捜査関係者の話。

「起訴内容を認めれば3人を殺害したことになり、極刑も確実。雑談には応じるんですが、
殺人については、『黙秘します』とダンマリで、貫禄すら漂っている。検察は状況証拠の積み重ねで公判を維持させるつもりでしょうが、自供も直接証拠もない。展開が読みづらい裁判員裁判を闘うだけに、検察側にも不安が残る」

関係者の間では初公判は来春にずれ込むと見られている。
“完食”“完黙”の被告に、検察の打つ手が見物だ。

※週刊ポスト2011年3月18日号

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■↓
■■■■■幸運の生き証人男性A(2010現在47歳)■■■■■↓


女性セブン2010年11月11日号
婚活詐欺女・木嶋佳苗の逮捕直前の最後の男性A、あの容姿だからこそ男性A(47)は安心した

「正直な話、初めて彼女と会ったときはウワッ!と思ったんです。
ブログで見た写真と違ってかなり太っていましたし…。でもあの容姿が、
この人なら安心して結婚できると信用してしまったきっかけでした」
(昨年2010/11月のインタビュー)

こう語る男性A(47)は、
「婚活詐欺事件」で世を騒がせた木嶋佳苗被告(35)が昨年2010/9月25日に逮捕されるまで同居していた人物だ。

木嶋佳苗被告はその日のうちに、男性Aに借金の相談を持ちかけている。
自分がやっているお菓子教室の経営が立ち行かなくなり、マンションも出て行かなければならない…と。

男性A(47)は、
母を亡くした寂しさも手伝って、すっかり木嶋佳苗被告を信用した男性Aは、
必要といわれた240万円を用立て、引っ越し費用としてさらに10万円を渡した。

そして早くも3日後の2010/9月19日、2トントラック1台分の荷物とともに、
木嶋佳苗被告が千葉の男性A宅に引っ越してきた。
独身生活の長かった男性Aにとって、木嶋佳苗被告との同居生活は楽しいものだった。


朝食はホットケーキ、昼はペペロンチーノやそうめん、卵焼き、
夜には唐揚げや炊き込みご飯、ポトフが食卓に並んだ。
■男女の関係はなかったが、それも入籍前に一線を越えない真面目さと映った。


結局、男性Aは口座に残っていた200万円も木嶋佳苗被告に預け、
それらの一切が「被害額」となった。

※女性セブン2010年11月11日号

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女性セブン2010年11月11日号
その男性A(47)はいまも、木嶋佳苗被告(35)と暮らした数日間の記憶を断ち切れずにいる。

「木嶋佳苗が使っていた2階の部屋は、いまもそのままになっています。木嶋佳苗が残していったベッドとタンスが残っているんですが、それを見るたびにフラッシュバックを起こしてしまう。だから2階には、月に1度の掃除以外は上がらないようにしています」


この男性A(47)は、「婚活詐欺殺人」で世を騒がせた木嶋佳苗被告が、
昨年2010/9月25日に逮捕される瞬間まで同居していた人物だ。


千葉県内の新興住宅街に建つ2階建て。
母と2人で暮らすために2007年に購入した家だった。
しかし昨年2010/8月、母が亡くなり、その寂しさにつけ入るようにはいり込んできたのが木嶋佳苗被告だった。


本誌女性セブンは男性Aに2009/11月にもインタビューしているが、
あれから約1年、20kgもやせてしまったといい、
げっそりと肉の落ちた顔つきはまるで別人の男性Aのようだった。

「35年の住宅ローンで毎月4万円とボーナス払い25万円が年2回です。全財産の450万円を木嶋佳苗にだまし取られ、詐欺にあったショックから仕事も手につかず、金がないから食うのもやっとで…まるで木嶋佳苗ダイエットです」

男性Aはそういって、うっすらと笑った。

※女性セブン2010年11月11日号

●男性Aの被害額=約460万円

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■木嶋被告の元同居相手男性A(49)「死人に口なし、無反省」/読売新聞記事2012/4/14

練炭自殺に見せかけて男性3人を殺害したとして殺人罪などに問われた無職
木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の判決が2012/4/13日にさいたま地裁であり、
求刑通りに死刑が言い渡された。

千葉県民にも大きな衝撃を与えた事件は、殺人容疑での逮捕から2年余りを経て、
ようやく1審判決を迎えた。

木嶋佳苗(37)とかつて同居し、裁判に証人として出廷した40歳代の会社員男性Aが取材に応じ、
「判決には納得している。ただ、自分(A)と同じように木嶋佳苗(37)を信じ、裏切られて死んだ3人の無念を考えるとやりきれない」と心境を語った。

●男性A=2012現在/49歳

この裁判では、木嶋佳苗(37)が2009年1~8月、
〈1〉野田市の無職安藤建三さん(当時80歳)
〈2〉東京都青梅市の会社員寺田隆夫さん(当時53歳)
〈3〉同千代田区の会社員大出嘉之さん(当時41歳)――を殺害した
とされ、詐欺罪などを含めて計10件の事件で起訴されていた。

読売取材に応じた男性Aは同年(2009)9月、木嶋佳苗(37)が埼玉県警に詐欺容疑で逮捕される直前の6日間だけ同居した。
婚活サイトで知り合い、木嶋佳苗(37)から「住む場所がないから助けてほしい」と言われて同居。「お菓子教室を開きたい」「家事を一切やるので支援して」などと言われ、
3回にわたり計約460万円を渡した。
自宅室内の火災報知機7個がすべて外されていたことを、逮捕の後になって知り、「ぞっとした」と振り返る。


●男性Aは、
①約460万円を渡す=被害額となる
②A自宅室内の火災報知機7個がすべて外されていた


男性Aは事件の被害者になることはなかったが、
今年(2012)1月の第8回公判には、証人として出廷。
木嶋佳苗(37)被告に現金を渡したことや、火災報知機が取り外されていたことなどを説明し、
「(木嶋被告は)自分も火か何かで殺すつもりだったのかと思った」と証言した。
約2年ぶりに目にした木嶋佳苗(37)は、体が一回り小さくなったように見えたという。

だが、木嶋被告は2012/2月の被告人質問で
「火災報知機があったかどうかもわかりません」と否定した。
男性Aは「まったく反省していない。木嶋被告以外に誰が外せるのか。魔術でも使ったというのか。(3人の殺害についても)死人に口なしをいいことにでたらめばかりだ」と憤る。


裁判は直接証拠がなく、裁判員の判断が注目された。
男性Aは「裁判員が『死刑』と判断する勇気があるかどうか心配だったが、殺害が認定されて良かった。死刑は当然だと思う。ただ、木嶋被告は平気でうその証言を繰り返し、反省も見られない。その点では、裁判をした意味がなかったようにも思う」とむなしさを隠しきれない様子だった。
(読売新聞/倉茂由美子)

(2012年4月14日読売新聞)

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大須田勉
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