せっちゃん・その後 2

うちの、ポインセチアの「せっちゃん」だが。

育った育った。呆れるほどだ。
植え替えをしてやったら、足が自由になったのか、
むくむくと葉をのばし、しかもその葉の一枚一枚が、
かつてないほど、異様にデカい。

ポインセチアはもともと寒さに弱く、暑さに強いらしい。
クリスマスの鉢植えだと見なされるのに意外なことだ。
8月の初め、私たち一家が二泊三日の東京旅行から戻ったとき、
私は、居間の窓際に放置していた「せっちゃん」が
予想以上にスクスクと育っているのに驚愕した。

私は園芸の趣味などもともと全くない。
だからこういうのが、ポインセチアにとって
適切な成長の仕方なのかどうかも、よくわからないのだが、
ただ元気よく葉が伸びて、大きくなっている、その生命力は、
見ていて頼もしく、なんだか嬉しかった。

変な虫がつくのがいやで、私はせっちゃんを箱入り娘にして、
外の風にもアテないような育て方をしているのだが、
どうも彼女は、窓から差し込む強烈な西日で光合成しているようだ。
出た葉はすぐに大きくなり、その先にはもう次の葉が出ていて、
毎日毎日際限もなく、せっちゃんは成長を続けている。

ったく、娘といい、せっちゃんといい、
どうして私が育てたものは皆、神経が太く体がデカいのか(--#)。