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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

NNNドキュメント'15『南京事件/兵士たちの遺言』  10月11日午前11時 BS日テレで再放送!

2015年10月10日 | 人権保障と平和

 

 今、噂の NNNドキュメント'15『南京事件/兵士たちの遺言』 、明日午前、BSで再放送 です!

 10月11日(日)11:00~ BS日テレ

 10月11日(日) 7:00~/24:00~ CS「日テレNEWS24」


 「南京虐殺」資料のユネスコ世界記憶遺産登録問題が話題になる中、是非、一緒に観ましょう!

古めかしい革張りの手帳に綴られた文字。それは78年前の中国・南京戦に参加した元日本兵の陣中日記だ。

ごく普通の農民だった男性が、身重の妻を祖国に残し戦場へ向かう様子、そして戦場で目の当たりにした事が書かれていた。

ある部隊に所属した元日本兵の陣中日記に焦点をあて、生前に撮影されたインタビューとともに、様々な観点から取材した。

 

 

よくぞ今の日本のテレビが作った出来だと評判です。

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南京大虐殺を日本テレビの番組が証明

安倍首相が否定したい南京大虐殺を日本テレビの番組が精緻な取材で「事実」と証明! ところが番組告知は…

【この記事のキーワード】
2015.10.08
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『NNNドキュメント'15』HPより


「南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている時にもかかわらず、(中国が)申請しようとするのは承服できない」

 こんな驚愕の発言をしたのは、自民党の原田義昭・元文部科学副大臣だ。原田氏は、中国がいま、世界記憶遺産に「南京大虐殺」と「慰安婦」関連の資料を登録しようとしていることへの対策を検討する自民党「国際情報検討委員会」の委員長。今月2日の会議後、記者団に対しこのように語ったという。

「存在自体を」「否定」というのは、つまるところ“慰安婦も南京大虐殺も全くなかった”という主張だ。これは政府の公式見解とも異なる問題発言だが、しかし、ほとんどのマスコミは深く追及するそぶりを見せないでいる。

 そんななか、奇しくもその2日後に初放映されたひとつのテレビドキュメンタリーが話題を呼んでいる。4日深夜放送の『NNNドキュメント』(日本テレビ系)が、自民党が「否定」する「南京事件」を検証したのだ。その内容は、元日本軍兵士の証言や当時の日記といった“一次資料”を取りあげ、さらに矛盾や不自然な点がないか、番組取材班が徹底的に裏取りを試みるというものだった。

「南京虐殺」あるいは「南京大虐殺」とも呼ばれる南京事件だが、とりわけ日中戦争初期の1937年12月の首都・南京陥落以降に日本軍が行った捕虜や民間人の殺害行為については、これまで様々な意見や論争があった。その主たるものは、虐殺された中国人の人数についてだ。中国側は南京事件で30万人が殺害されたと主張している一方、現日本政府は「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」としつつも「被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難である」としている。

 日本国内では、特に70年代頃から盛んな論争が続いており、論者・研究者によっては20万人から数百人と、その数字に大きな差がある。さらにラディカルな右派は「そもそも南京虐殺はなかった」なる完全否定論を展開しており、歴史研究的側面よりも政治的イデオロギーが全面にでるきらいがあった。近年のネット上でも、ネット右翼らによる“南京虐殺は存在しない”“すべてサヨクの捏造”なる論が目につくが、この度の自民党・原田議員の発言もこれに近いものだと言えよう。

だが『NNNドキュメント』が映し出したのは、明らかな日本兵による中国人捕虜虐殺の事実だった。

 まず番組が焦点を当てるのが福島県在住の小野賢二さんだ。小野さんは28年の長きにわたって南京事件を調査している。これまで200人以上の元日本兵の証言を聞いており、保管する彼らが残した日記はコピーを含めると31冊にものぼるという。

 そのなかのひとつに「支那事変日記帳」というタイトルがつけられた日誌がある。陸軍歩兵第65聯隊と行動を共にした、山砲兵第19聯隊所属の上等兵の遺品で、昭和12年9月から南京が陥落するまでの3ヶ月間、ほぼ毎日書かれている。そこには、ごく普通の農民だった男性が、妊娠中の妻を残して中国へ向かう様子から、民間人から物資を奪い、銃口を向ける様などが記述されていた。以下、カナ遣いなどを現代に改めて引用しよう。

〈10月3日午後6時ごろ、いよいよ上陸して支那の地を踏んだ。空襲となり我が優軍の打ち出す高射砲機関銃は火花を散らし、これが本当の戦争かと思った〉
〈11月16日、食料の補給は全然なく、支那人家屋より南京米、その他の者を徴発して一命を繋ぎ、前進す〉
〈11月17日、「ニャー」(注:中国人女性)を一人連れてきたところ、我らの目を盗んで逃げたので、ただちに小銃を発射し、射殺してしまう〉
〈11月25日、実に戦争なんて面白い。酒の好きなもの、思う存分呑む事ができる〉

 そして12月、南京に迫った日本軍は、城塞を完全包囲する作戦にでる。13日、南京陥落。上等兵たちの部隊は、武器を捨てて降伏してきた多くの中国兵を捕虜にする。

〈12月14日、途中、敗残兵を千八百名以上捕虜にし、その他たくさんの正規兵で、合計五千名の敗残兵を捕虜にした〉

 捕虜はその後1万人を超えたという。そして、上等兵の日記には、国際法で禁じられていたはずの“捕虜殺害”の模様が、克明に記されていた。

〈12月16日、捕虜せし支那兵の一部五千名を揚子江の沿岸に連れ出し、機関銃をもって射殺す〉
〈その後、銃剣にて思う存分に突刺す〉
〈自分もこのときばかりと支那兵を三十人も突き刺したことであろう〉
〈山となっている死人の上をあがって突刺す気持ちは鬼をもひがん勇気が出て力いっぱいに突刺したり〉
〈うーんうーんとうめく支那兵の声。一人残らず殺す。刀を借りて首をも切ってみた〉

 番組では、小野さんが1994年、この上等兵にインタビューしたときの映像も放映された。彼ははっきりとした口調で、こう語っていた。

「機関銃を持ってきてバババーッと捕虜に向かって撃っちゃったんだ。捕虜はみんな死んだけれども、『なかに弾に当たんねえみたいなのがいるかもしれないから着剣して死骸の上を突いて歩け』と。ザッカザッカ突いて歩いた。おそらく30人くらい突いたと思うが。何万という捕虜を殺したのは間違いねえ」

 南京事件の当事者によるリアリティのある証言だ。しかし、このドキュメンタリーの特筆すべきは、いち証言だけで結論付けず、徹底して“裏”をとろうとする姿勢にある。

 取材班は、上等兵の証言と、複数の別の元日本兵による日記とを重ね合わせる。すると〈一万七千二十五名の三分の一を引き出し射殺す〉(歩兵第65聯隊第八中隊少尉の日記)、〈揚子江畔にて銃殺〉(山砲兵第19聯隊第八中隊伍長の日記)など、小野さんが所有する日誌やコピー合わせて31冊の多くが、捕虜の銃殺に触れており、なかには不自然にも12月16日の記述だけが消されていた日記もあった。

 さらに、取材班は、上等兵が出発した兵庫・神戸港から上陸した上海までの時間が、日記の記述と一致することを確認。また防衛省の研究施設に所蔵されている軍の公式な記録とも重ね合わせ、当時の新聞報道の記述などとも矛盾がないこと確かめた。

 そして一枚の写真。65聯隊の日本兵が所有していたもので、欄外には「南京城外幕府山ノ捕虜」とある。銃剣を担ぐ日本兵のかたわらには、後ろで両手を縛られ、防寒着を着た捕虜の姿が。12月16日、捕虜は揚子江付近にあった中国軍の海洋施設に連行されたという。当時、機関銃の引き金をひいたという元日本兵の音声がある。

「この方(捕虜)を“お客さん”て言うんだよね。『今晩はお客さんが来て、お客さんを処理するんだ』と。そして“ピー”という呼び子の、将校の呼び子の合図で、一斉射撃。ダダダダダダダと始まる」(歩兵第65聯隊元第三機関銃隊兵士)

 翌17日も“処刑”は続いた。揚子江の別の河川敷で、65聯隊の伍長が後日スケッチした絵には、日本兵の機関銃が河原に集められた捕虜を半円形に囲んでいた。その余白にはこう書かれていた。

〈このときの撃たれまいと人から人へと登り集まる様、すなわち人柱は丈余(3メートル以上)になっては崩れ、なっては崩れした。その後片はしから突き殺して、夜明けまでそのところに石油をかけて燃やし、柳の枝をかぎにして1人1人ひきずって川の流れに流したのである〉

 同じ現場にいたという、2人の元二等兵の証言もこれと一致する。

「とにかく1万人も(捕虜を)集めるっちゅんだから。相当広い砂原だったね」「有刺鉄線か何かを周囲に貼ったでなかったかな」(歩兵隊65聯隊元第一大隊本部行李系二等兵)

「機関銃を載せて高くしてね。砂で、砂を積んで盛って」「サブロクジュウハチ……200発ぐらい撃ったのかな」「ダダダダダダダ、一斉に死ぬんだから」(歩兵第65聯隊元第一機関銃隊二等兵)

さらに取材班は、小野さんが所蔵する資料だけでなく、独自に元海軍兵士に会いに行く。当時18歳だった元海軍兵は、南京戦に参加した際、揚子江岸での銃殺を目撃していたという。それは12月18日のこと。“処刑場”はまた別の揚子江沿岸部だった。

「12月18日、午後の2時ごろに、突然機関銃の射撃音が響いてきて。河川敷のなかに火を噴く機関銃と、倒れてわいわい……」「いわゆる陸軍のね、重機関銃の銃座が片っ方にあって。河川敷にトラックで運ばれてきた25人か30人程度の人が重機関銃の標的にされて、撃ち殺されてたということですね」「はじめはダダダンダダダンダダダンと」「やがてはダダダン、ダダダン、ダーン、ダーン……ともう、残り少なくなった弾を一発でボン、ボンと狙い撃ちしているようなのが……音聞いてわかるというふうに慣れてしまった」

 このとき海軍が南京にいたことも軍の公式資料と一致している。この元海軍兵は南京戦の後、日本へ戻ると、海軍士官からある注意を受けたと証言した。

「南京で見たことは決して口外するな、ということを注意されましたね」

 これらの証言や日記などの一次資料をクロスさせると、12月16日から18日の3日間だけでも、百や千ではすまない大勢の中国人捕虜が殺されたことは間違いないだろう。ようするに、捕虜を大量に殺害したあと、死体を川に流して処理するため、南京城に近い揚子江の河川敷が“処刑場”に選ばれたのだ。

 安倍政権が本音では否認したい「南京事件」は、すくなくともネット右翼や右派論壇の一部がいうような「存在自体を否定」されるようなものではなかったのだ。

 そして今回、歴史問題を扱うとすぐさま「反日偏向報道!」と一斉にバッシングされるテレビメディアで、ここまで踏み込んだドキュメンタリーを放映した『NNNドキュメント』には、手放しで賞賛を送りたい。番組のチーフディレクターである清水潔氏は、桶川ストーカー殺人事件など、警察・司法発表に依存しない調査報道で、なんどもスクープを重ねてきたジャーナリストだ。今回も、ひとつの証言や文献に頼ることなく、実際に現地・南京を取材し、中国人女性による証言を得た後も彼女のふるさとを訪ね家族の墓を確認するなど、徹底した裏付け調査を行っていた。その真摯な姿勢こそ、いまのマスメディアに求められているものだろう。

 ただ、ひとつだけ気になるのは、今回の放送のタイトルが、事前の新聞のラテ欄では「しゃべってから死ぬ 封印された陣中日記」とされていて、「南京」の文字がなかったことだ。先週の『NNNドキュメント』の最後に流された予告編でも「南京」の言葉は一言も出てこず、番組公式サイトでも事前に告知されていなかった。ようするに、4日深夜の初放映時になって初めて「南京事件 兵士たちの遺言」という真のタイトルが明かされたわけだが、ここに何か裏を感じるのは穿ち過ぎだろうか。

 権力を忖度し、ネット上の批判に怯え、萎縮した報道を続けるテレビ業界だ。その圧力を避けようとしたのか、真相は不明だが、こうした番組が継続して放送されれば、業界の失いつつある信頼も取り戻せるはず。今後も期待しつつ、まずは『NNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』の再放送を待ちたい。
小杉みすず

 

 

記憶遺産に中国申請の「南京事件」

10月10日 3時58分 NHK


 
旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡り、ユネスコ=国連教育科学文化機関は、中国が「記憶遺産」として申請していた資料について登録することを決定しました。一方、同じく中国が申請していたいわゆる「従軍慰安婦」の問題を巡る資料については登録されませんでした。
 
この決定はユネスコのホームページで9日、発表されました。「記憶遺産」は、世界各地に伝わる重要な古文書や貴重な映像などを人類の財産として保護しようとユネスコが登録するもので、その審査にあたるユネスコの国際諮問委員会が今月4日から3日間にわたってUAE=アラブ首長国連邦で開かれました。

審査の結果はボコバ事務局長に勧告され、事務局長は中国が申請していた、▽旧日本軍が多くの中国人を殺害したなどとされる「南京事件」を巡る資料を登録することを決定しました。

一方、同じく中国が申請していた▽いわゆる「従軍慰安婦」の問題に関係があるとされる資料は登録されませんでした。

中国は、「南京事件」について日中間でも議論がある犠牲者の数について30万人以上だとした南京軍事法廷の資料や、いわゆる「従軍慰安婦」の問題を巡って旧日本軍が慰安所を設立したことなどを示すとされる資料などを提出していました。

これに対して日本政府は、去年の中国の申請以降、何度も抗議をしたうえで申請を取り下げるよう求めてきました。
 
 

「南京事件」登録 政府、ユネスコに抗議へ

「南京事件」登録 政府、ユネスコに抗議へ

写真拡大

 ユネスコ(=国連教育科学文化機関)が、中国が申請していた「南京事件」に関する文書も「記憶遺産」に登録することを決めたことについて、日本政府は抗議する方針。

 中国が申請した文書には、犠牲者の数を「30万人以上」と記した中国での裁判文書も含まれている。日本の外務省は「文書は完全性や真正性に問題があることは明らかだ」として、今後、ユネスコの記憶遺産事業が政治利用されることが無いよう制度改革を求めていく考え。

 日本は昨年度、ユネスコに対し、加盟国の中で2番目となる約37億円の分担金を支払っており、外務省内からは「ユネスコとの協力見直しをしないといけない」との声が上がっている。また政府関係者の1人は、「極めて遺憾であり、今後中国やユネスコに訴えていく」「分担金を見直すかどうかも含め、対応を考えなければいけない」としている。


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14 コメント

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「30万人」は宣伝だが「大虐殺」は事実 (洲蛇亜林)
2015-10-11 00:20:28
南京虐殺の事実を伝える報道が「勇気ある」と讃えられるような世の中にどうしてなってしまったのかと暗澹たる思いです。

もちろんのこと、中国共産党政権による歴史認識の政治利用は糺されなければなりません。
こういう政治宣伝に歴史を利用するということがどういう害悪を及ぼしているか、中国共産党政治局は馬鹿の集まりではないのだからそろそろ気がつけよと思うところです。
というか、中国共産党にとっては日本のウヨク勢力に勢いがあり日中間の緊張状態が続く方が国内統治にも都合がよいのかも知れません。

こういう歴史認識の政治利用に対して、南京虐殺自体の存在を否定して返すことは愚の骨頂だと思いますね。
今となっては正確な数字は分からないとしても、出来るだけ事実を明らかにして積み重ねるしかないでしょう。
それが、結局は政治宣伝を無効にさせていく道にもつながると思うのです。
Unknown (ヒデ)
2015-10-11 08:29:07
戦争は悲惨です。この様な事は過去にどこの国でも起こっている。戦争は犯罪にも等しいが犯罪であるとどこの誰が裁くのだろうか?極東軍事裁判などがよい例である。起こした側が言うなとの誹りを受けますがいつまでもこれでは先へ進めない。日中平和条約締結....あれは何だったのですかね?双方色々有るけれど先へ進める為には「手打ち」しましよう....という事ではなかったのか。経済優先が至上命題でこれまで歴史をキチんと総括してこなかった教育も悪い。ただ自ら「日本はこれだけ悪い事をした...」と発信し向こう側に付け入る隙を与えている事にはあまり感心しませんね。「手打ち」したんですよ、日中間で既に....。
Unknown (とら猫イーチ)
2015-10-11 12:29:08
 旧日本軍に依る蛮行を糾弾されているのは、中国・韓国のみではないのです。

 米英等の旧連合軍の兵士と民間人も、蛮行の犠牲者ですから。 

 例えば、ビルマから英領印度へ侵攻した日本軍に依る英印軍捕虜と現地人への蛮行も、戦後には連合軍に依って、追及の対象になりましたし、今でも、憾みは残ったままです。

 例えば、日本人の知らない少し前のイギリスのテレビ番組に「Tenko」と言うBBC作成の連続ドラマがありますが、ご存じでしょうか。 題名のTenkoで御分かりでしょうが、旧収容所での出来事が題材でした。 

 オーストラリアでも、未だに、旧日本軍や軍人への憎しみを持った旧軍人がおられますし、米国も同様です。

 日本人は、忘れるのが早すぎるのでしょう。 相手は、忘れてはいませんよ。 
「無い」と言うから「有る」と言われる (kei)
2015-10-11 17:52:54
ネトウヨくんたちの放言を助長している安倍政権を心配する世界からのカウンターでしょう。

選定指針は「世界遺産同様に真正性(英語版)が重要であり、これは言い換えれば『信憑性がある』ということになる。」だそうです。

大虐殺という行為が何故、どのような経緯で行われるものなのか、人類にとって重要な研究資料として利用し続けて頂きたいですね。
勿論、反日の為では無く、このようなことが自国で起きる(起きた)はずが無いとタカを括る世界中の人々の為にです。
どっちもどっち (非国民)
2015-10-11 19:28:18
焼夷弾や原爆で憎しみを抱いている日本人もいるわけで、戦争とはそういうものだから仕方ない。
そもそも (リベラ・メ)
2015-10-11 20:30:08
そもそも、正確な人数なんて永久に判らないままでしょう。村野瀬さんのブログ記事に添付されたこの番組を最後迄見ましたが、(私の思った通り)証拠は全て焼却して“隠滅”した…って言ってましたし。
Oさん (バードストライク)
2015-10-12 17:07:11
今、録画を見終わりました。今日一番の気の重い仕事、終了(笑)!
結論。日テレにもメディアの責任をきちんと意識して仕事している人はいる。よかった。でも、すごく少数なのでしょう。そしてこれからも番組制作を続けられることを切に願っています。

番組では、証言者が会津のある部隊に属した兵士36人の戦中日記や証言が紹介され、それ (例えば乗せられた船の名、時速、中国着までの時間に矛盾はないか、とか、虐殺の行われた場所を現地訪問と地図で同定、とか、新聞や防衛省の資料にあたる、など) を検証していきます。
南京虐殺をなかったことにしたい方々は残念でしょうが、それは無理ですね。30万人かどうかはわからないけれど、証言者の言うように、数万人は殺害しているでしょう。数万なら良くて、数十万はダメなんですか?

私はOさんのことを考えています。誰だよ、それ、って? 私の知り合いです。年齢は九十代後半、番組に出て来た、大阪在住の赤いジャケットのおじいさま、あの方より少し年上です。そしてこのおじいさまも元気だが、さらにお元気で、生活は自立しているし、少し耳は遠いが普通に会話もできます。頭も全く老化してないし、見た目十歳以上若く見えます。

Oさんは2回招集され、太ももを銃が貫通したため除隊になったそうです。それが遠因となり、人工関節を入れていますが、近くなら、一人で買い物に行けるほど元気。同じく90代の奥様を慮って、そのお歳で買い物と調理を引き受けるやさしさもある。皆に好かれる、好々爺のOさん。

「2回も招集されんだからね、全くバカなことをやったもんだよ。」
「行ったところ?中支と南支。向こうでは、さんざんブタを食ったよ。行くとね、向こうの百姓、みんな逃げちゃうの。ブタ、食い放題。」

可哀想な中国のお百姓さん! 別に日本兵に献上するためにブタを飼っていたわけではない。大切な財産だったろうに。

Oさんは何をしに行ったのか。もちろん戦争をしに行ったのだ。ということは、向こうで中国人を殺したのだろうな。兵士や一般人を銃で撃ったり、銃剣で突き刺したり、姑娘を強姦したあと納屋に閉じ込め、火を放ったりしたのだろうか?
戦友会で、一体何を話していたのだろう。寛いでいるとき、子どもや孫の成長に目を細めたとき、思い出すことはなかったのだろうか?屈託のない話ぶりから、被害者としてのOさんは加害者の自分を考えたことはなさそうに思えた。

戦後、すごい数の戦争経験者が口をぬぐって生きてきたのでしょうか。先に殺らなければ、自分が殺られる、後世の私たちが、あの方々を責める資格はないかもしれない。でも、侵略戦争をやるということは、すでに正気でないということだ。人殺しが是になるということは、畜生道に堕ちているのだ。だから、少なくとも他国の戦争に加担するなど、自国から出て戦争してはいけないんだよ。

ちなみにOさんは、戦争はいけないが、中国が攻めてきたら大変だから、自衛隊に頑張って貰いたい、とのことでした。
こういう老人、どうやって扱ったらよかですか? Oさんは好きだけど、内心この空疎父郎から選挙権を奪いたいとも思う私です。
Unknown (優香)
2015-10-12 17:15:43
前回、紹介させていただきましたアーティストですが、
愛国行進曲なるCDを出したらしい…
http://www.ayaki-yamaguchi.com/#!live/c1m98

戦争美化ですかね~
戦前という時代 (洲蛇亜林)
2015-10-12 23:44:51
>優香さん

山口さん、『愛国行進曲』をカバーされたのですね。

初音ミクカバーの『愛国行進曲』や『太平洋行進曲』を聴いたことがありますが、太平洋戦争へと向かっていく時期の高揚感をよく表した歌でありそれなりに優れた曲だと思います。
しかし、戦前という時代はそういう時期だけではなくて別な時期もあり別な断面もあったと思うのです。
『愛国行進曲』が作られるつい数年前までは世情騒然としており労働争議農民争議も多発していたわけです。
そういう時期の歌としては『赤旗の歌』とか『インターナショナル』などがあります。
この二つとも初音ミクカバーが出ております。

まあ、山口さんに『インターナショナル』なんかのカバーも歌えなんてことは言いません。
しかし、戦前という時代をある時期だけある断面だけで見てほしくはないと思うのです。
政治利用こそ最もいけない (ファウスト)
2015-10-13 03:00:53
私は南京事件は捕虜虐殺事件として日本陸軍の最大規模の汚点であり、数千人~二、三万人の規模であったと思いますし、副大臣の発言は失言以上の大失言だったと思います。

しかし、かの南京事件に対して、日本も中国も、国民たちも、「政治利用」「思想利用」として捉える意見が多くて、本当に辟易する思いで見ています。いったい真実はどこにあるのか。

これだけ虐殺の証拠が出ているのにもかかわらず、「南京で虐殺などなかった」という全く根拠のない日本右派や、十万人単位で徐々に殺害人数が増えていく中国の見解、安倍首相はこのような戦争をしでかそうとする悪だなどと、安保政策を批判したいがためだけに南京事件の悲惨さを無理やり持ち出す日本左派・・・

こんなことで、南京の虐殺された方たちが浮かばれるでしょうか。私は、南京事件を、日本も中国も政治利用・思想利用しすぎだと思います。

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