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毎日、泣いて笑って喜んで哀しんでる、かなりラテンの血の濃い、そんな宮武嶺のエブリワンブログです!

国民は税金によって自己責任を「前払い」している。さらにジャーナリストは命を市民に捧げているのだ。

2016年03月21日 | 人権保障と平和

 

 近代市民社会の構造を解き明かしたイギリスのジョン・ロックやフランスのジャン・ジャック・ルソーの考え方を社会契約論と言います。

 もともと生まれながらにして最高の価値を持ち、天賦の(天が与えた)基本的人権も享有している市民は、しかし一人では生きていけないので一部自分の権利を制限して(納税など)、社会を形成します。

 だから、この契約に反して政府が悪逆非道をする場合には、市民には抵抗権があるのです。

 さて、現代社会においては、国民には主権者として、また納税者として国家に対して安全を保全するように請求する権利があり、国家には市民を保護する義務があります。

 もし、邦人が海外で危難に遭った時には、国家はこれを保護する法的義務があり、これは国際法はもちろん日本の国内法でも様々に規定されています。

 つまり、国民は納税の義務も果たしているのですから、海外で拉致などされた場合には、納税者の権利として、国家に対して自分を保護するように要求する権利があるのです。そのために、日本人であることを示すパスポートという制度もあるのです。

 

 

 さらに、およそジャーナリストが海外の危険な地域にも果敢にチャレンジして現地の実際を報道してくれることは、彼らの報道の自由という基本的人権の発露であるばかりでなく、我々市民の知る権利を保障し、我々が主権者として自分なりの政治的意見を形成することに必要不可欠な行為です。

 これは、NPOなどが海外の危険な地域にも果敢にチャレンジして国際貢献をしてくださり、日本に有形無形多くの実りを下さっていることに勝るとも劣らない貢献です。

 紛争地域に果敢に赴く国際ジャーナリストは、

1 一般市民として納税の義務を先に果たして、納税者の権利を有する

2 自分の命と体を市民社会に捧げている

3 さらに、我々に貴重な情報を与えてくれることで、我々一般市民に多大な貢献をしている

 つまり、彼らは現地に行く前に、そして行くことで、もう義務は前払いしているのです。

 彼らが危難に遭遇したときに、国家が彼らを救うのは何重もの意味で現代市民社会の当然の義務なのです。

こういうことも現地に行き、生の体験をしているジャーナリストだからこそ説得力を持って言える。

そして、それが時の政府には都合が悪いのだ。

 

 

 かつて、イラク戦争を止めに入ろうとして、市民が果敢に渡航して体を張って戦争を阻止しようとしたことがありました。

 そのうちの日本人の何人かが現地の武装勢力に拉致され、小泉政権下の日本で嵐のように「自己責任論」が吹き荒れました。

 そのとき、このような日本のありさまを見かねて、湾岸戦争の時の軍のトップである統合参謀本部議長で、このイラク戦争当時は国務長官をしており、次の大統領候補とまで言われる人望を誇ったコリン・パウエル米国務長官が、こう話して日本人を諭しました。

「もし誰もリスクを引き受けようとしなかったら、私たちは前に進むことはできなくなる。

彼らのような市民や、リスクを承知でイラクに派遣された自衛隊がいることを、日本の人々はとても誇りに思うべきだ」

「私たちは『あなたはリスクを冒した、あなたのせいだ』とは言えない。彼らを安全に取り戻すためにできる、あらゆることをする義務がある」

 3人の方々が戦争阻止のために戦地に赴いたことを、米軍側の最高指揮官だった人が、米軍が今から戦争をしようというときに

「日本の人々はとても誇りに思うべきだ」

と断言したのです。

 いまもなお自己責任論を語るあなたたち。恥を知りなさい。

「自己責任論」で誤魔化される「イスラム国」事件を引き起こした安倍政権の失敗



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シリアで身柄拘束の可能性、安田純平氏について国境なき記者団が日本政府に救出の努力求める。

菅官房長官が、安田純平さんの「身代金要求知らない」「払わない」。また日本人を見捨てる気か。

「自己責任」と「過失責任」は法律学の基礎。自己責任とは「自分のやったことしか責任を負わないこと」


 

誰が私を「人質」にしたのか―イラク戦争の現場とメディアの虚構
安田 純平  (著)
PHP研究所

武装勢力に拘束され、「人質」と呼ばれた著者。現場に存在した事実とメディアの虚構が交錯するなかで、彼が見た真実とは何だったのか?

 

ルポ 戦場出稼ぎ労働者 (集英社新書)
安田 純平  (著)
集英社

現代の民営化が進む戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、基地や建設現場などの危険地帯に派遣され、労働者として働いている。こうした出稼ぎ労働者なしでは、もはや軍事的なオペレーションは、成立し得ないのだ。著者は自ら出稼ぎ労働者となり、イラク軍基地訓練施設に単独で潜入した。グローバル化世界における、世界の貧困を前提にした戦争ビジネス、その実態に迫った貴重なルポルタージュ。


囚われのイラク―混迷の「戦後復興」
安田 純平  (著)
現代人文社

イラクで武装グループに拘束されたジャーナリスト・安田純平は、拘束の3日間に何を体験したのか。つぶさな現地取材をもとに「戦場イラク」の現実を報告する。


 

法律家よ、沈黙するな!

この項、続く!!

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安田純平さん名乗る男性の動画を公開 ヌスラ戦線が拘束か(発言全文)

投稿日: 2016年03月17日 08時02分 JST 更新: 2016年03月17日 08時50分 JST
 

2015年6月に内戦下のシリアに入国した後、行方不明になったとみられるフリージャーナリストの安田純平さん(42)と名乗る男性の動画が3月16日、Facebook上に投稿された。男性は、家族への思いを語った後、日本政府を念頭に対応を求めるような発言をした。毎日新聞などが報じた。

男性は「Hello, I am Junpei Yasuda.(こんにちは、私は安田純平です)」と名乗った上で、英語で「今日は3月16日は私の誕生日で、彼らから『メッセージを送っていい』と言われた」などと語った。確認できた映像の長さは約1分7秒の長さで、男性は、机の上に置いた紙を見ながら、紙に書かれているとみられる文章を読む形で話している。

男性が語った内容の日本語訳は以下の通り。

----

こんにちは。私はジュンペイ・ヤスダです。そして、今日は私の誕生日、3月16日です。

彼ら(拘束しているグループとみられる)が、話したいと思うことを話していいと言い、これ(映像)を通して、誰にでもメッセージを送れると言いました。

私の妻、父、母、兄弟、愛しています。いつもあなたたちのことを考えています。あなたたちとハグし、話したいです。でも、もうできません。ただ、気をつけてと言うしかできません。

私の42年の人生はおおむね良いものでした。とくに、この8年間はとても楽しかったです。

私の国に何かを言わなければなりません。痛みで苦しみながら暗い部屋に座っている間、誰も反応しない。誰も気にとめていない。気づかれもしない。存在せず、誰も世話をしない。

----

■ヌスラ戦線が拘束か

NHKニュースによると、映像を公開したシリア人の男性は「安田さんはアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線に拘束されており、映像は解放に向けた仲介役を務めている人物から16日に入手した」と話したうえで、映像がどこでどのような状況で撮影されたのかについては「分からない」と語ったという。共同通信によると、ヌスラ戦線は日本側に身代金を要求する姿勢だという。

岸田文雄・外務大臣は午前7時ごろ外務省で記者団に対し、「映像は承知しており、その映像の分析を行っているところだ。政府にとって日本人の安全確保は重大な責務であり、情報網を駆使して対応している」とコメントした。

■ フリージャーナリスト・安田純平さん

安田さんは埼玉県出身、一橋大学卒。1997年に信濃毎日新聞記者となり、2003年1月に退職してフリージャーナリストに転身した。2004年、外務省の退避勧告が出ているイラクで取材中に武装勢力に拘束され、3日後に解放された。その際には「自己責任」と批判的な声も出たが、その後も何度もイラクやシリアを取材してきた。著書に「囚われのイラク」(現代人文社)などがある。

安田さんは2015年6月、シリア内戦を取材するためトルコからシリア北西部に越境。しかし、予定していた7月を過ぎても帰国していなかった。

国境なき記者団が12月に得た情報によると、安田さんは7月前半にシリア入国直後、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」支配地域で拉致され、現在も拘束されているという。過激派組織IS(イスラム国)に殺害映像が公開された国際ジャーナリストの後藤健二さんに関する取材などが目的だったとみられるという

 

 

記者狙い営利誘拐横行…トルコ・シリア国境

 

 
トルコ南部アンタクヤの中心街。山を越えるとシリア北西部イドリブ県に入れる。安田さんもシリア入国前にアンタクヤに滞在していた=2016年1月10日、秋山信一撮影

 【カイロ秋山信一】内戦下のシリアでジャーナリストの安田純平さん(42)が行方不明になった事件で、安田さんと共にトルコから密入国したブローカーの周辺者が安田さんの拘束への関与を認めていたことが、関係者の証言で分かった。トルコ・シリア国境は密入国・密輸業者が暗躍、営利目的の誘拐など闇ビジネスがはびこる温床となっている。

 

 
誘拐ビジネスの構図

 安田さんの知人のシリア人男性によると、安田さんは昨年6月下旬、男性から紹介されたブローカーと共にシリア北西部イドリブ県に密入国した。平常時は国境検問所を通過するが、イスラム過激派への外国人戦闘員の流入などを阻止するためにトルコ政府が国境管理を厳格化していたため、密入国を選んだという。

 地元住民によると、イドリブ県は昨年春以降、国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」や反体制派の連合軍が実効支配し、複数の武装勢力が要所に検問所を設置している。通過料名目で現金を徴収されるケースもある。また、身代金目的で記者や人道支援関係者の誘拐を狙う武装勢力や犯罪者集団も存在する。

 そのため、外国人記者らが密入国する場合、土地勘があるガイドや武装勢力から通過許可を得るためのブローカーが必要になる。安田さんは知人男性から危険を理由に同行を断られ、ガイドを兼ねるブローカーに依頼したとみられる。こうした経緯は、過激派組織「イスラム国」(IS)に昨年殺害されたジャーナリストの後藤健二さん(当時47歳)のケースと似ている。

 だがブローカーは入国当日、「安田さんがヌスラ戦線に拘束された」と男性に電話で連絡。不審に思った男性がブローカーを問いただしたところ、犯行グループの一員の男がブローカーの親族の知人であることが判明した。ブローカー自身の関与は不明だが、安田さんの情報が犯行グループ側に漏れていた可能性もある。

 16日に公開された安田さんを名乗る男性の動画では、犯行グループの正体や要求内容は明らかになっていない。

 

 

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22 コメント

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コリン・パウエル氏の言葉に驚き (タカニシ)
2016-03-21 23:50:45
コリン・パウエル氏の冷静さや思慮深さは、なんとなくではありますが印象として私の頭の中に残っています。そのパウエル氏の口から

「私たちは『あなたはリスクを冒した、あなたのせいだ』とは言えない。彼らを安全に取り戻すためにできる、あらゆることをする義務がある」

という言葉が出てくる…この言葉の重量に、私ごときは言葉を失います。何という深さ、何という説得力。自己責任論者に対しては、私からは遠慮なくこう言います"Shame on you!"
オールorナッシング (K)
2016-03-22 00:07:29
0・100の話ではなくて、責任度合の話ですよ。
右派(100)vs左派(0)の戦いになってしまっているのは、ただただ残念です。

文中にある、「ジャーナリズム→報道の自由→知る権利→私たちの為」なのだから、彼には「責任は無い」とのことですが、その考えには「一理」あると思っています。
しかし、重大な盲点があります。
それは、ジャーナリズムに基づかなかった場合のケース(拉致)はどうなるのか?という点です。
去年、亡くなられた湯川さんという方は、武器商人のような形(商売)で入国して拉致されてしまいました。
rayさんは、彼に対してはどのような名分で「責任は無い」と反論されるのでしょうか?
それとも、彼だけは「責任」があった?

ジャーナリズム云々の話は、ジャーナリストにしか適用されませんので、それ以外の人も含めてしまうと「ロジック」が崩れます。
含めないとすると、場合によっては「責任がある」となります。
rayさんの判断基準(ロジック)では、湯川氏のケースはどうなるのですか?
ジャーナリストの部分が抜けるだけじゃないですか (raymiyatake)
2016-03-22 00:29:21
社会契約論や納税者の権利、すべてがあてはまります。

もちろん、居住・移動の自由、自己決定権、なにもかも。


その前に前回から書いているように、命の重さ。

誰一人として見捨てられていい命はない。

論点のズレ (K)
2016-03-22 01:03:29
> その前に前回から書いているように、命の重さ。
> 誰一人として見捨てられていい命はない。

rayさん、私は「見捨てていい」とは言ってないですよ。
主張して無いことで反論されると、藁人形のようで戸惑うばかりです。

もう一度、言います。
命は助けるべきです。
理由は国家の義務であり「責任」だからです。
しかし、「救出したあとの「責任」をどうするのか?」という点において質問しているだけです。

そしてrayさんの反論が、「ジャーナリズム云々の論によって、責任を問うべきでない」とのことだったので、その論に理解を示したうえで、「では、ジャーナリスト以外の人を【救出した後】の責任はどうするのですか?」と問いかけたのです。

rayさんの答えは、助けるべきか否かで質問を受けたような答え方になっており、ズレが生じています。
「助けるべき」という点は一致していますので、誤解の無きようお願いします。
了解! (raymiyatake)
2016-03-22 01:37:00
また、辛坊氏もお金を払うべきだという論も承知しました。

命は助けるけれども、そのあとで責任を問うかどうか。

問うべきではありません。
何度も書いているように、行く人にはいく権利があり(居住・移転の自由 憲法22条。自己決定権 13条)、守ってもらう権利があり(社会契約論、国際法、国内法)、他方その裏返しに、国家が守るのは法的義務だからであって、国家の責任の履行だからです。

おお、結構、頭が整理されてきた(笑)。
あぁ、誤解が解けて良かった! (K)
2016-03-22 02:13:18
最初から私が、社会的責任(罰金や旅券剥奪)と書けば「誤解」されずに済んだかもしれないですね。

「社会的責任を問うべき人と、問うべきでない人がいる」というのが私の主張です。
というか、正直に言うと、最初は「全員に問うべき」という考え方でしたが、本文のジャーナリズムの話を読んで、考えが上記に変わりました。

説明を補足すると、、、
私たちの「知る権利」を守るために闘っている人や、戦争を止めるために入国した人は、汲むべき事情があるのですから、社会的責任は問わない。
しかし、武器商人としてコネクションを築く為だったり、いたずらに興味本位で入国したケースは、汲むべき事情が無いため、【罰金や旅券剥奪】などの「社会的罰」を設けるべきという考えです。

もちろん、命は絶対に助けるべきです(議論の余地無し!)


> 問うべきではありません。
> 何度も書いているように、行く人にはいく権利があり(居住・移転の自由 憲法22条。自己決定権 13条)、守ってもらう権利があり(社会契約論、国際法、国内法)、他方その裏返しに、国家が守るのは法的義務だからであって、国家の責任の履行だからです。

個人の自由と、国家の責任の範疇なのだから、問うべきでないという事ですね。
rayさんの考え、理解しました。

その上でお聞きしたのですが、、、
雪山に軽装で行って遭難した場合は、罰金とかあるじゃないですか?
あれだって、十分「行く権利」だと思いますけど、罰則を設けてる訳ですよね?
それは、なぜ(罰則を設けることが)出来るのでしょうか?
>雪山に軽装で行って遭難した場合は、罰金とかあるじゃないですか? (raymiyatake)
2016-03-22 08:22:44
あるんですか?

たとえば、自分の過失で交通事故を起こした人が救急車で運ばれたとしても
1 救急車代は請求されない
2 医療費に健康保険は使える
3 事故で他人に損害を負わせていなければ損害賠償も請求されない

つまり、法律上、ある程度のことは大目に見るというのが基礎としてあるわけです。

さらに、海外にいる邦人の安全については、国内の山で遭難した人よりも強く救護の義務が国家に課せられているのでしょう。
そのためにこそ国はあるから的な。
私も聞いた事があります (リベラ・メ(本物の))
2016-03-22 08:31:16
どなたかのコメントにある通り、私も救助費用の請求があり…という話を聞いた事があります。海か山かで随分違うとの事。ただ、あくまでも聞いた話なので、事実かどうかの確認は…。
Unknown (Unknown)
2016-03-22 08:51:50
ブログ主さんは自己責任が何故かえらく気になっているようですね。
当ブログへのコメントには素敵な固定ハンドルネームの使用をお願いしています (raymiyatake)
2016-03-22 09:13:10

当ブログへのコメント注意書きから
あまりお答えできませんがコメントを歓迎しています。 記事に批判的でも一向にかまいませんが、必ず記事を読んでからコメントしてください(笑)。
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とはいえ、堅苦しいことは言いませんので、どんどんコメントをお願いいたします!
登山との比較 (別視点)
2016-03-22 12:20:42
私もKさん同様、右と左の戦い、全否定vs全否定で建設的な意見交換にならないのは惜しい事だと思っています。
私は右でも左でもないつもりなので、是々非々で考えて行きたいものです。

さて、今回の自己責任シリーズですが、一般論、個別事例など論点がいくつもあると思いますので、整理しながら是々非々で考える必要があるんだろうと思います。
私の場合、登山をやる関係で、そこでも良く議論される自己責任論と比較しながら考えてしまいます。

1、助けるかどうか
要救助者が誰であっても助けようとするのは当たり前だと思います。ただし、登山や災害の場合は、救助者の安全確保が前提ですが。
法律用語を使って司法の立場から論じて下さるのは勉強になりますが、困っている人を出来る限り助けようとするのは常識であって欲しいものです。

2、戦場ジャーナリストの是非
戦場ジャーナリストという存在が不必要と考える人はあまりいないと思いますし、多くの人が尊敬の念を持っていると思います。だから、一時期ゆっくりしゃべる戦場ジャーナリストがテレビで人気を博したのでしょう。
登山の分野でも、自分では行けないような難しい山に挑戦する登山家の話を聞いたり、映像を見たりするのは大人気です。

しかし、他のプロ登山家や登山愛好家から見て明らかに素人の自称登山家が、マスゴミの企画に乗って難関ルートに挑戦しては失敗、遭難を繰り返せば、批判を浴びて当然です。挙げ句の果てに凍傷で指を失えば「自業自得だなあ」という意味で自己責任と言う言葉が出てくるんだろうと思います。

安田さんが拉致された経緯が、本記事にある毎日新聞の内容通りだとすると、これまでの拘束歴を考えても、前言を撤回して、救出後はパスポートを取り上げた方がいいのではないかと思ってしまいますね。
日本全国で心配し、最後はやるせない気持ちになった後藤さんの事件のとき、全国民が学んだ、「これだけは引っかかったらあかん」という罠に自ら嵌りに行っていることになります。
登山で言えば、長年一緒に登って、現地に住んでいるシェルパが「止めた方がいい」と同行を断ったのに、初対面の自称シェルパを雇って登りに行ったようなものでしょう。

3、身代金を支払うか否か
これは本記事にはありませんが、「命の重さ」「見捨てられていい命はない」ことを考えると、「その金を使ってより多くの人を殺す」と言っているテロリストに金を「直接」支払う事は許されるのかという点で、難しすぎて是非を判断出来ません(決して安田さんの命を軽んじているという意味ではありません)。
繰り返しますが、だからこそ、政府はこうなる前に防ごうと、法の許す範囲で努力しているんだろうと思います。

4、救出後の責任
司法の観点からの責任は、なるほど、行く権利、守ってもらう権利があり、納税によって救助費用を前払いしているという考え方に納得です。
登山の場合も救助に民間が入ると救助費用を請求される事が周知されて来たので、登山保険に入る事も当たり前になってきました。

ただ、「金払うんだからいいだろ」と言わんばかりに気軽に救助要請されてはたまりませんから、救助後に深く反省してもらうためにも自己責任論があるのだと思います。
同様に、「納税してるんだからいいだろ」と、不用意に危険地帯に行き、国に迷惑をかけるのであれば、反省を促し、再発を防止する何らかの手だてがあっていいと思います。
防波堤としての罰則 (K)
2016-03-22 13:22:13
岐阜県北アルプス地区及び活火山地区における山岳遭難の防止に関する条例
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/sangaku/11115/jourei.html
・登山届を提出しなかった者、虚偽の提出をした者は、5万円以下の過料が科せられます

少し間違ってたので訂正します。
遭難したら罰則では無く、遭難する・しないに関わらず指定区域に無届で(許可を得ずに)入った場合に、罰金処分となるようです。

この罰則を設ける意義は、「無謀な登山 → 遭難 → 死亡事故」の流れを防ぐための防波堤としての機能を果たす為です。

同じように、「無謀な入国 → 拉致 → 殺害」の流れを防ぐための防波堤として、何らかの罰則を設けるべきというのが、私の考えです。

rayさんは、それでも「罰則を設けるべきでは無い」と主張されるでしょうから、「では、どうやって未然に防ぐのか?」という「別の防波堤論」をお聞きしてみたいのです。
責任って? (う~ん難しい)
2016-03-22 13:38:28
くそ、乗り遅れた。

皆さん、根本的な所で勘違いしています。
雪山遭難でもそうですが、この場合には2つの責任が有ります。
雪山遭難を例にするよりも分かりやすい喫煙者か肺がんになった場合について考えてみましょう。

喫煙が肺がんのリスクになることは常識として良いでしょう。
そこでヘビースモーカーが肺がんになった時にあんなにたばこを吸ってたから自分が悪いんだよと言う人が出てくるかもしれません。
この発言はまあ、間違っていないと思います。
さて、この喫煙者は病院にやって来ます。
この時、病院への支払いに保険が適用されます。
これは妥当でしょうか?
これは当然妥当です。
何故なら日本の社会制度がそのようになっているからです。
これが認められないと、インフルエンザ対策をしなかった、手を洗わずにノロウィルスに感染した、とにかく不摂生でガンになった場合も認められなくなります。
結局、殆ど全ての病気は認められなくなるでしょう。

病気になってしまったこと、死んでしまうかもしれないこと自体はどんな病気であれ自ら引き受けなければなりません。
これが自己責任です。
一方、保険が適用されるのは社会制度をそのようにしている国家の責任です。

安田さんの場合、国がうまく動いてくれたとしても助からないかもしれません。
そのような危険な状態になってしまったこと自体は引き受けなければならなく、そして実際に引き受けています。
これが自己責任です。
そしてこれは全ての国民の生命を守るという国家の責任とは全く別の物です。

なお、ここには喫煙者からは煙草を取り上げるべきだという人が居るようですね
山岳遭難の場合 (とら猫イーチ)
2016-03-22 15:48:48
 郊外のハイキング程度なら、散歩に毛が生えた程度なので、保険のこと等は考えなくても良いのですが、例えば富士山に登る時には、保険は入っていた方が良いですし、また、個人では無くてパック旅行で行く折には、保険加入は必須になっています。

 私の経験では、集団で山岳登山する際には、必ず保険加入していました。 

 勿論、遭難した場合のエスケープ・ルートを事前に設定し、遭難した場合のサバイバル・グッズは全て揃えて山行しました。

 読図とコース終了までの時間計算も必ずします。 読図が出来ないと方位を図り、コース計算も出来ませんからね。 コンパスを使う読図は、出来ないと場合に依り命取りになります。 

 遭難すれば、山岳救助隊(警察や消防)ならば、当然、行政庁に依る訳で、料金は徴収しませんが、民間の救助隊を使えば、それは自費で払う必要があります。

 普通に山行していれば、遭難することは無く、事前に中止して帰宅して終わりです。 山行を中止しない人は困りものです。 命を賭けることも無いでしょうし。
登山との比較は不適当 (kei)
2016-03-22 16:57:10
>自分の命と体を市民社会に捧げている

>さらに、我々に貴重な情報を与えてくれることで、我々一般市民に多大な貢献をしている

こういう人間に対して
>不用意に危険地帯に行き、国に迷惑をかける

という、戦場ジャーナリストに対する「無知・無理解」によって、「自己責任論」が当然であるかのように闊歩している日本の現状が問題だとしているのです。

そのような「不用意な」人間が現れたら、救助した後に社会が糾弾すれば良い。後藤さんや安田さんのような「英雄」に対して持ち出す言葉では有りません。国=政府には迷惑かもしれませんが、多くの人々の命を救う為に有益な「英雄的」行為なのですから。

湯川さんのケースは謎が多く、与党の政治家が深く絡んでいるのに秘密にされてしまっていることから、個人の独断で行った行為=自己責任とするのは相応しくないと思います。何にせよ情報が開示されないと何とも言えないケースですね。

高所登山は自らへの挑戦である要素が高く、ジャーナリストと比較すると社会への貢献度は低いです。軽装で高所登山する人間ならば尚の事。
危険地帯に自ら出向いた人でも救助するという結論は同じでも、責任を同一視する対象では無いと思います。
一般人の死は、「鴻毛より軽い」 (とら猫イーチ)
2016-03-22 19:11:37
 海外で取材中に人質になった場合と、個人的趣味である登山で遭難した場合とは、全く相違したものであり、幾ら危険度が高い、と言っても同様に比較は出来ませんね。

 自分自身の経験からも、社会的意義等とは考えたことも無いのは言うまでも無く、同じ山行仲間も同様でした。

 エベレスト等の山岳調査であれば別でしょうが、個人的趣味の範囲を超えない山行を比較は出来ません。 

 ただし、そういう場合の比較をするのであれば、個人的趣味で海外に出て人質になれば見殺しにしても良いのでしょうか?

 無意味な比較論よりも、基本的には、人命を如何に尊重するのか、と言う実質が問われているのだ、と思います。

 安倍政権の政治家であっても、人質になれば死ね、と公言は出来ないでしょうが、人命尊重を言う実質的行動があるのか、それとも口だけなのか、と言う点が問題でしょう。

 米英であっても、人質になれば死んだものと見做す、と言うことでもありません。 それは、過去の事実を見れば分かります。 

 この国では、戦時に捕虜になるより死ね、と強制した過去があり、それは兵士であっても国民であっても同じでした。

 今また、事実上は、同様に、死を自衛隊員や、国民に強いるのでしょうか。 

 政権の本音と彼等の支持者の本音は、過去の事例と同じ同じように見受けられます。 

 私には、これからも同様に、一般人が人質になれば、見捨てられるように思われます。 ただし、彼等にとって有用なり、大金持ちで彼等の支持者であったり、等の場合には、特例扱いされるのは、云うまでも無いことでしょう。

 彼等にとっては、一般人の死は、「鴻毛より軽い」のです。 
 
Unknown (バードストライク)
2016-03-22 19:21:58
ブログ主様が満を持して送る「自己責任」論、第二回目にもズレてないコメントを投稿しよう! 、と思っていたのだが、2つの理由で書けなかった。


1。パウエルの擁護論

>「もし誰もリスクを引き受けようとしなかったら、私たちは前に進むことはできなくなる。
彼らのような市民や、リスクを承知でイラクに派遣された自衛隊がいることを、日本の人々はとても誇りに思うべきだ」

これを素直に受け取れないのです。
そもそもが、お前たちが始めたことだろーに。
アメリカがイラクに侵攻しなければ、高遠さんたちも、自衛隊もイラクに行く必要はなかったでしょうに。

それでも、言わんよりマシや、と好意的に解釈すべきか?


2。今までに寄せられたコメント。ブログ倫理部長とレイ様のやり取り。

なんか可笑しくて・・・脱力しちゃう。

ブログ倫理部長様、あなたはなぜ、そんなに他者、しかも無力な国民を罰したいのですかね?
まず罰するべきは、権力を握っている者たちでしょうに。

昨秋の強引な国会運営、不当、不法なやり方で成立させた安保法制(怒号で速記が聞き取れない)、今国会でも審議にも入らせず今月29日から施行されるというのに、そっちはノープロブレムなの?

福島第一原発の爆発事故で、2006年に共産党・吉井議員から津波の危険性や全電源喪失の可能性を問われ、全否定したアベが、今も「世界一厳しい安全基準に則っている」などと大嘘ほざき原発再稼働させ、民主党の2030年代原発ゼロを覆して原発を基幹電源に組み入れてしまった。原発そのものが大きな危険性を内在する巨大プラントで、いざという事態では
制御出来なくなるし、次に同様の事故が起これば日本は破滅なのだが、そういう点は全く気にならず、あなたは
「(原発事故は、事故当時の)国会議員全員の責任です」
などと雑な答えで逃げている。

他人の言質をとり、執拗に質問浴びせかけるのに、自分はそんな態度でオッケーなの?
私は、そういうダブルスタンダードが嫌なのです。
あなたは物事のプライオリティが判別できず、瑣末なことばかり気になる性格のようですね。重箱の隅をつつかずにはいられない。

なんか二人のやり取りを読んでいると、眩暈がしてくるのです。
力、抜けるわ・・・。
雪山遭難 (う~ん難しい)
2016-03-22 19:28:55
雪山遭難についての費用が請求される場合があるのは責任とは関係ありません。
社会制度の話です。
喫煙者が肺がんになった場合には保険が適用されますが治療費がゼロになるわけじゃありません。
しかし国によっては医療費ゼロの国も有ります。
日本の制度ではそのようになっているだけのことで責任云々の話では無いはずです。

そして安田さんや、辛抱さんの場合については日本の制度では費用が請求されないだけです。

右寄りな方は法律を改正して費用を請求するようにしたいかもしれませんが、その場合は考えるべきことが沢山出てきます。
喫煙者の病気、飲酒に関わる病気、その他殆どの病気、海の近くに住んでいて津波に襲われた場合、川の近くに住んでいて川が氾濫した場合、山のふもとに住んでいてがけ崩れした場合、山が噴火した場合、台風の被害にあいやすい地域に住んでいて被害にあった場合もご自身で費用を払ってもらうべきでしょうか?

私の家は平地で近くに川も山も無く、最も近い川からはかなり高い位地に有ります。
家を建てたのは私の両親ですが、その時にはこれらの災害にあわないよう考えて土地を探したそうです。
もちろん土地代はその分割高だったようです。
その私が川の側に住んでいて川が氾濫し、床上浸水の被害にあった人に対して「そんな所に住んでいるのが悪いんだから救出にかかった費用を出すべきだ。」と言うのは正しいでしょうか?
別視点さん (バードストライク)
2016-03-22 19:34:24
> しかし、他のプロ登山家や登山愛好家から見て明らかに素人の自称登山家が、マスゴミの企画に乗って難関ルートに挑戦しては失敗、遭難を繰り返せば、批判を浴びて当然です。挙げ句の果てに凍傷で指を失えば「自業自得だなあ」という意味で自己責任と言う言葉が出てくるんだろうと思います。


この一文の意図がわからない。
また、具体的に誰を指しているのかもわからない。
わからないままに言うならば、凍傷で指を落としてしまった人に、
「テメエ、自業自得じゃあ、ざまあ www」
という言葉を投げつけるあなたの感性が、私にはわからない。
私は、あなたの感性が怖い。

あなたは、自分がそう思っている、とは書いていないと言うだろうが、一般論を装いながら、実は自分の意見を言っている。

安田さんのことも、皆に非難されたから、
「命を賭けて危険地帯に飛び込むジャーナリストは尊敬している」
「安田さんの命を助けるべき」
と言っているものの、以前の投稿を読むと、決してそうは受け取れない。

あとはkei さんが指摘してくれたことをよく読んで、ご意見を返して下さることを期待します。
はっきりいえば (むう)
2016-03-22 21:19:16
「自己責任論」なんて
本当に責任ある奴らが、自ら負うべき責任を回避して下々に擦り付け
属性により分断された市民同士が争うように仕向けた奴らの「手口」ですよ。
政治的にも、経済的にも。
本来責任を負うべき奴らが、利を貪りのさばっておられます。
自己責任論に囚われた市民には気付かれずに。
完全犯罪みたく。

だまされないで~。

さらに奴らは“道徳意識高い系社会”を目指しておられます。
自民党憲法改正草案の「公益及び公の秩序」がまさにそうだし
教育での道徳義務化もそう。
よーく考えよう、道徳はこーわいよ。
枝葉末節ながら (みどり@労働組合ってなにするところ)
2016-03-23 00:15:04
誰もツッコんでいないので、枝葉末節ながら誤りを正したいと思います。

高遠さんら3人の日本人がイラクへ渡航したのは「戦争を止めるため」ではありません。
高遠さんがボランティアとしてイラク入りしたのは、アメリカが「大規模戦闘終結宣言」をした2003年5月より後のことです。つまり、「戦争」状態は終わっているが、戦後の混乱や小規模戦闘はまだ続いていて、医薬品などが不足している地域に物資を届けるボランティアが主な活動でした。また、ストリートチルドレンの支援などもされています。
一緒に拘束された今井さんは劣化ウラン弾の危険を訴える絵本を作成するための取材、郡山さんはジャーナリストとして渡航。
いずれにしても十分に公益性のある理由だと思いますが、「戦争を止めるため」というのは違います。
また、3人を拘束した武装組織は「自衛隊のイラクからの徹底」を要求したのですから、「戦争には参加できないはずの自衛隊がイラクにいた」=「イラク戦争は国家間の戦争としては終結していた」ということになります。

私個人の見解としては、渡航目的はどうあれ、誘拐という犯罪の被害にあっている国民を助ける努力を最大限に行なうのは政府の義務だと思っています。
考えましたが (大阪府民)
2016-07-03 22:56:55
安田さんは、何度も監禁される事態にあってますから
正直に言えば、やりたくても能力がないんじゃないでしょうか。危機管理能力がないのに遣りたいからというって行ってしまうのであれば、それはやっぱり自己責任の面がありませんか?一度目は仕方なくても、何度もだと考えてしまいます。

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