セレス・ムルティフローラ [ Tea ] 四季咲き 中~小輪
Cels Multiflora
(別名: Cels, Cels multiflore, Cels virginale, Ruth Norwood)
花色/ライトピンク 薄桃色
花径/5-6cm 芳香/中香
樹形/半直立性 樹高/1.0m
花形/カップ~ロゼット咲き 花弁数/17-25枚
作出/Jacques-Martin Cels (before 1836)
交配親/ 不明
特徴/ マダム・ブラヴィーに似ているが、より花弁が繊細。
葉は細長く柔らかい薄緑色で、爪楊枝大の枝にでも蕾が付き個性的。
花はうつむきかげんで繰り返しよく咲き、花持ちも良い。
日陰でも良く育つが、ウドンコに注意。
鉢植向き
耐病性★★☆☆☆ 耐風性★★★☆☆ 耐陰性★★★★★
強香性★★☆☆☆ 美しさ★★★★☆
花持ち★★★★☆ オススメ度★★★☆☆
入手先/ ローズアンティーク
このバラはkajinyさまよりいただいた、可憐なティーローズです。
オールドローズは2つ目、ティ系では初めてのバラ。
モダンローズ1号のラ・フランスができるキッカケとなったのが、
ティローズなのだそうです。
販売サイトには【Chie's Tea NO.2 Pearl】と表示があり、
(のちにこの薔薇はセレス…であると確定できたとのこと)
鉢についていたタグにはセレス・ムルティフローラとありました。
何が正式名なのかが不明なのでちょっと調べてみました。
マウイ発見…って書かれているけど、Found Tea※となってるので、
どうやらChie's Tea やPearlはとりあえず付けられた名前のようです。
そこで、HelpMeFindでサーチすると、
Cels Multifloraのサーチ結果 フランス作出になっています。
ついでにPearlでもしらべると、複数ある中
Tea Roseは一つもありませんでした。
後日分かったことは、マウイのChieさんというのは、
オールドローズ育成家としてとても有名な方のようです。
古いバラというのは、人気がなくて普及しなかったり、
戦争などの時世的混乱で名前不明になったりと色々あるようです。
そう考えるとこのバラはとてもレアですね。
※Found Rose: 正式の品種名が不明になってしまったバラ
2009年
葉の色が黄緑なのはこの品種の特徴なのか、
日照or栄養不足なのかどちらでしょう?
うどん粉病にならないよう、気をつけねば…
9月9日 届いた日には開花寸前!
9月10日 咲きました
ティー特有の香り…? 1つ目はほとんど無香でした。
しばらくして、2つ目が開花。 完全に下を向いてます。
見ないでぇ~といってるバラを覗き込んで撮影
ウドンコでもないのに蕾が横を向いてて、あれ?と思ったら、
不完全形成の花になりました。 でもふんわりと良い香りがしてます。
これがティの香りかぁ 紅茶とはちと違う甘い香り。
3つ目はいい感じに咲くところを撮れました。
9月21日
9月23日 色づいてきました
9月25日 いよいよ開花
9月26日 朝
9月26日 夕方にはずいぶん開きました
9月27日 満開 直径6cm
9月30日 満開から3日経過
全体はこんな感じ。8号鉢にコンパクトにまとまりベランダ向き♪
派手に主張しないけれど、明るい葉色がなにげにアクセントになってます。
葉が黄色くなって何枚か落ちたけれど、来たときからこんな色なので、
セルス・ムルティフローラってそういう品種なのでしょう。
しばらくして、葉がほとんど落ちたと思ったら
前より緑の濃い葉が生えてきました。
11月3日 赤い縁取りが素敵
2番花の蕾が10個ほど付きました。
ちょっとウドンコになりやすい性質があるみたいだけど…
12月14日 ほとんど開花しました
子供の時に紙で作った花を想像させるピンクの薄紙をクシュクシュっと
したような花です。 ティーの柔らかい香りが素敵です。
セレス・ムルティフローラ満開♪
※セルズムルティフローラ(T淡桃) 国産 予約新苗
とても繊細そうですが、シュートが沢山出ているから管理が良かったんでしょうね。
我が家はシュートの出ているのと出ていないのの差が激しくて、何が良くて何が悪かったのか良く解りません。
置き場所にも関係しているのでしょうが…
夏の間咲かせてしまった薔薇は結構シュートが出ているから咲かせすぎて弱っている訳でもないのです。
シュートの出ていないのもとりあえず元気なので気長に成長を待つ事にします。
うちもシュートの出る出ないの差が激しいですし、シュートどころか変化がほとんどない不思議なものまであります。挿し木なんて枯れも変化もなく3カ月経ちますし。一体どうなってんだか…
人間でも同じものを食べてる家族で体調の良し悪しがあるのと同じでは?って思ってます。