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エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe)(1809-1849)「ひとりで(Alone)」(1849年):彼は、自分のあり方・情念を、誇り高く肯定する

2017-07-06 22:48:22 | 日記
 ひとりで

子どもの時から僕は、他の子どもたちのようでなかった。
僕は、他の子どもたちが見るように、ものを見なかった。
僕は、他の子どもたちと同じ泉から、
情熱を汲みとることができなかった。
他の子どもたちと同一の源泉から、僕は
悲しみを受け取らなかった。僕は、他の子どもたちと同一の音調で、
僕の心を喜ばせることができなかった。
そして子供時代に、嵐の人生の前の夜明けの時代に、
僕が愛したものは、僕はいつもひとりで愛したのだが、
善や悪のさらに向こうのもの、つまり
今も僕を捉えるあの神秘に
由来するものだけだった。
あの奔流、あるいは泉。
山のあの赤い崖。
秋の金色で
僕のまわりをめぐる太陽。
空を飛んで
僕を過ぎ去る稲妻。
雷鳴、嵐、
僕の視界に
(空の他の部分が青色である時)
魔物の形で現れる雲。

 Alone

From childhood’s hour I have not been
As others were—I have not seen
As others saw—I could not bring
My passions from a common spring—
From the same source I have not taken
My sorrow—I could not awaken
My heart to joy at the same tone—
And all I lov’d—I lov’d alone—
Then—in my childhood—in the dawn
Of a most stormy life—was drawn
From ev’ry depth of good and ill
The mystery which binds me still—
From the torrent, or the fountain—
From the red cliff of the mountain—
From the sun that ’round me roll’d
In its autumn tint of gold—
From the lightning in the sky
As it pass’d me flying by—
From the thunder, and the storm—
And the cloud that took the form
(When the rest of Heaven was blue)
Of a demon in my view—

 《感想》
詩人は、子ども時代から、他の子どもたちと違っていた。
ものの見え方が違っていた。情熱、悲しみ、喜びを、何に感じるかが違っていた。
彼は、善や悪のさらに向こうのもの、あの神秘を、ひとりで愛した。
奔流あるいは泉。秋の金色の太陽。稲妻。雷鳴と嵐。青い空を背景に魔物の形で現れる雲を、彼は愛した。
彼は、自分のあり方・情念を、誇り高く肯定する。
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