DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

石川啄木(1886-1912)「いのちなき砂の・・・・」『一握の砂』(1910、M43)所収

2017-02-18 12:11:09 | 日記
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ

《感想》
いのちがないことが悲しいとはどういうことか?いのちがない方が、幸せかもしれない。
さらさらと指の間より落ちていくのは、砂でなく、いのちの喜びである。
いのちの喜びが失われることが、かなしいのだ。

Sand is sad because it has not its life.
Smoothly, it falls down between your fingers while you grasp it by your hand.
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