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映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017年、アメリカ):実は世界そのものがGOASTでないのか? 

2017-04-20 11:22:41 | 日記
(1)
原作の草薙素子に相当する「少佐」は、脳とわずかな記憶を残して全身が義体(機械)化される。
(2)
主題は、義体・脳・心の関係。
心が、ゴースト(GHOST)と言われる。
義体が攻殻(SHELL)である。
義体と脳は、共犯である。つまり両者は、物世界に属し、接続可能である。
(3)
問題は、物(義体・脳)と心の関係である。
物が、心と別にあると思うのは、仮象である。
実は、物は、心のうちに存在する。
(3)-2
物が、心において、現出する。
心に、物が映っているのでない。
触れている先に、現に、物がある。
つまり感覚(触覚)とは、物そのものと出会うことである。
感覚(触覚)において、物が現出する。
感覚は、心に属す。
ゆえに物は、心に属す。(物が、心において、現出する。)
(3)-3
すべての感覚の中で、触覚が、基本的である。
触覚は、物の現出そのものである。
(3)-4
感覚(触覚)は、心に属する。
心において、物そのものが現出する。
心は、物世界そのものを含む。
物世界そのものを含む心は、モナドと呼ばれる。
(4)
脳は、物世界に属する。
脳を含め身体は、物世界に属する。
(4)-2
普通に言われる心は、物を含まない。
心は、①感覚と、②感情、③注視・欲望・意図からなる自発性、④夢、⑤想像・虚構からなる。(なお、思考は、注視の展開である。)
心が、物を含まないとされる理由は、感覚を、物そのものの現出だとしないことによる。、
つまり、物の世界が、心から独立して別にあるとされる。
したがって、感覚とは、物世界が心を刺激すること、つまり、物世界が心に映ることと、される。
(4)-3 
だが、感覚は、物の現出そのものである。
触れられるものは、物そのものである。
感覚は、物の像ではない。
心は、物と別ではなく、物世界を含む。
(4)-4
このように考えられた限りでの心は、モナドと呼ばれる。
すでに見たように、モナドは ①物世界そのものの現出としての感覚、②感情、③注視・欲望・意図からなる自発性、④夢、⑤想像・虚構からなる。
普通に言われる心は、②③④⑤である。そして①物世界の反映としての感覚は本来の心に含めない。
(5)
世界は、多数のモナド(心あるいは小世界)からなる。
モナドは、世界を映すのでなく、世界そのものの現出である。
(5)-2
モナドは、①物世界(感覚)だけでなく、②感情、③注視・欲望・意図からなる自発性、④夢、⑤想像・虚構をも、世界そのものとして現出させる。
(6)
モナドは多数なので、他モナドと、自モナドが区別される。
(6)-2
ところで自モナドとは、いかなるものか?
(6)-3
「自」とは、②感情、③注視・欲望・意図からなる自発性、④夢、⑤想像・虚構のことである。
②③④⑤は普通に言われる心であり、それらが、「自」である。
①感覚(触覚)は、物世界の現出であり、「自」から独立である。
(6)-4
「自」は、すなわち「心」である。
(6)-5
かのGOASTとは、この「心」(=「自」)である。
SHELLは、脳および義体であり、ともに物である。
ふつうの身体は、物であり、脳も含む。
(6)-5-2
「心」(=「自」)と身体は連関する。
この連関において、脳が連結器官(物に属し、身体の一部をなす)である。
(6)-6
だが「心」(=「自」)すなわちGOASTは、物から独立である。
脳は、義体とともに物である。
脳は、「心」(=「自」)の存在にとって不可欠だが、脳は「物」であって、「心」でない。
脳以外の身体が、ふつうの身体であろうと、義体であろうと、いずれも「心」(GOAST)にとっては、「物」SHELLである。
だから(脳以外の)身体が義体でない普通の人間も、「心」はGOAST IN THE SHELLである。
(7)
普通に言われる「心」(=「自」)は、②③④⑤からなる。
(7)-2
ところで、「物」そのものが、感覚において、現出するとの立場からすれば、《「物」が「心」に超越し、「心」に映っている》のではない。
普通の心は、「自」としての「心」(②③④⑤)と、超越する「物」を映す感覚(①)からなる。
しかし「物」そのものが、感覚において、現出するとの立場からすれば、「心」は、「物」を含む。
この「広義の心」が、モナドである。
(7)-3
この立場、つまり心は物を含むという立場からするとSHELL(「物」・「義体」・「身体」・「脳」)もまた(広義の)「心」(GHOST)のうちにある。
(広義の)「心」(GHOST)は、実は、世界そのものである。
世界つまり広義の「心」においては、SHELL IN THE GOASTであり、世界は、それ自身、GOASTである。
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