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金子みすゞ(1903-1930)「おとむらいの日」:子供時代の怖くさびしかった日の回想 

2017-04-21 19:44:34 | 日記
 おとむらいの日

お花や旗でかざられた
よそのとむらい見るたびに
うちにもあればいいのにと
こないだまでは思ってた。
だけども、きょうはつまらない
人は多ぜいいるけれど
だれも相手にならないし
都(ミヤコ)から来た叔母さまは
だまって涙をためてるし
だれも叱りはしないけど
なんだか私は怖かった。
お店で小さくなってたら
家(ウチ)から雲が湧くように
長い行列出て行った。

あとは、なおさらさびしいな。
ほんとにきょうは、つまらない。

《感想》
子供時代の回想。
人の家のお葬式は、お花や旗で飾られて、子供には、華やかに見えた。
ところがわが家で、実際にお葬式があって、それが華やかなどでなく、怖くさびしいものと、わかる。
衝撃的で、つらい回想である。

 THE DAY OF A FUNERAL

Every time I saw a funeral of other house which was decorated by flowers and flags, I wanted that my house also would have one.
I thought such things until just recently.
However, I am not joyful today.
There were so many people in my house, but they didn't take care of me.
My aunt who had come from the metropolitan city was silent and had tears.
No one scolded me, but I somewhat had fears.
While I was timidly nervous at the shop area of my house, the long procession of funeral went out as if clouds came out from my house.

Afterwards, I am sadder than before.
Really, I am not joyful today.
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