ざっきばやしはなあるき  

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六本木アートナイト2012

2012-03-25 22:43:03 | 美術[ら]
「六本木アートナイト」

 2009年はヤノベケンジ、2010年は椿昇、2011年は震災で中止、そして2012年は草間彌生がヒルズアリーナを満たす。一夜限りのあーとのまつり、行きそびれたら、あとのまつり、っつうことで、やや片頭痛気味であるにもかかわらず無理して行ってみた。昼間から時々、アセチルサルチルサンを飲んだりイヴプロフェンを飲んだりアセトアミノフェンを飲んだりイソプロピルアンチピリンを飲んだりしながらぐったり過ごしていたが、夕方六本木に付く頃にはやや落ち着いてきたので、カラ元気を出して国立新美術館に向かうと、黄色い草間カボチャがお出迎え。夜の新美に黄色が生える。


 すぐそばで何かスタンプを押しているので、よく見たら3箇所でスタンプ押せば5000人が草間マフラーをもらえるのだという。これから行く3箇所だからせっかくなのでスタンプポン。

 前回はヒルズからミッドタウン、新美術館へと回ったが、遅い時刻の新美術館がやたら淋しかった記憶があるので、今回は新美術館を先にした。なんとなくうろうろした後、ミッドタウンに向かう。21_21の前には、あいちトリエンナーレでオアシス21に浮かんでいた草間ピンクの浮島《命の足跡》がライトアップ。スタンプを押してミッドタウンの中へ。ミッドタウンには13mの巨大こけし「花子」が出現。ヒルズにある10mのヤヨイちゃんを凌ぐ大きさ。しかもしゃべるこけしである。ヤヨイちゃんが夜中に歩いていたら笑うだろうが、巨大こけしが夜中に喋りながら歩いていたらコ・ワ・イ・ゾ~~~! とはいいながらもこけしの足元は休憩所みたいになっていてみんな座ってくつろいでいた。


 いんちきフクモ陶器も出展。このまがいもん感覚がたまらん。
 カップめんをさも高級中華料理かのように豪華に食すための便利な食器


 「フクモ陶器」を買った時の日記

 《町/器/町》 桝本佳子の陶芸作品。この人は知らなかったが、このばったもん感覚がたまらん。


 ヒルズのアリーナにはヤヨイちゃんと犬のリンリンが膨らんでいた。そしてなにやら大騒ぎ。出店もいっぱいですごい人混み。


 スタンプ押す所がどこなのかわからない。企画にいたスタッフに聞いたら「この行列です」と後ろを指さされた。そこには長蛇の列が・・・ 一瞬ドキリとしたが、スタンプ押すだけの行列なのではけるのも早い。ずるずると進んでスタンプ押して仮面ライダーも驚愕の真っ赤なマフリュアァをゲットした。幸か不幸か昨夜はマフリュアァを巻くほど寒くはなかった。でも巻いてる人もいっぱいいた。


 今年こそオールナイトでと思ってはいたのだが、前述通りの体調ゆえ諦めて仲御徒町に宿泊。翌朝また日比谷線で六本木に行ってみた。昨夜の喧騒は夢のあと、町にはひとっこひとりふたりいる程度で、祭りのあとの雰囲気、とはいえ日曜日も18時までアートナイトは続くのだから、また午後には人が集まってくるのだろう。良い天気の閑散とした六本木は散歩にはうってつけである。


 《いつつのゆびわ》 東京ミッドタウン開業5周年記念


 そうはいっても「アートナイト」、暗闇で生きる展示作品が多数を占めるので、やはり夜に行かないと残念感満載、久野ギルのアリの這いまわる映像を朝ふたたび見たら、ガサゴソと音がするだけで、アリさんは朝日にかき消されてしまっていた。

 「六本木アートナイト2010」の日記
 
 「六本木アートナイト2009」の日記

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