rasa_2005の感想

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北極振動はメカニズムが解明し切れておらず、

2005-12-20 00:44:58 | Weblog
雪原因は「三波構造」、シベリア寒気が列島上空へ

2005年12月20日 (火) 00:26


 日本海側を中心に12月としては記録的な積雪となっている原因として、蛇行する偏西風の影響を受けて、北極圏の寒気団が日本列島に流れ込んでいることが挙げられる。
 放送大学の木村龍治教授(気象学)によると、上空5000メートル付近を流れている偏西風がヒマラヤ山脈にぶつかるなど地形的な影響を受けて、気圧の谷が北極圏から日本列島、北米大陸、ヨーロッパ北部の3方面に及ぶ「三波(さんぱ)構造」が出現。気圧の谷には寒気が流れ込むため、今月中旬から、シベリア付近にあった氷点下42度の猛烈な寒気団が日本列島の上空に届く状態が続いている。

 記録的な積雪になっているのは、これに伴って、海面と大気との温度差が大きくなり、大気が大量の水蒸気を吸収して厚い雪雲に発達したためだという。

 一方、名古屋市などの太平洋側でも降雪を記録したのは、「通常の冬場より風向きが西に傾いたのが主要因」(気象庁)。冬場は北西からの風が吹くことが多く、雪雲が日本アルプスや中国山地を越えて太平洋側に到達するケースは少ないが、今回は、西側から風が吹き付け、雪雲が山々の脇をすり抜けて太平洋側に達したとみられる。

 冬に三波構造が1か月も続くのは10年に1度と言われ、前回は1995年だった。東京・大手町の最低気温が12月としては95年以来10年ぶりに氷点下になったのも、三波構造の影響とみられる。

 気象庁は、この三波構造が来年1月中旬ごろまで続くとみて、警戒を呼びかけている。

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20051220/20051219i117-yol.html?fr=rk



北極振動はメカニズムが解明し切れておらず、


日本列島がいて付いている。長期予報で今冬は暖冬と見込んでいた気象庁にとって“想定外”の寒波襲来。寒さはしばらく続きそうだという。
 この寒波は記録ずくめである。
 19日午前11時までの最深積雪量は、岐阜県白川村196センチ、群馬県みなかみ町178センチ、福島県南郷村149センチなど全国の37観測地点で12月の最高記録を観測。うち広島県庄原市と北広島町では、それぞれ144センチと89センチで、これまでの年間積雪量を上回った。名古屋市でも23センチ積もり、12月では1945年の49センチに次ぐ積雪量になった。
 東京都心では11日夜、初雪を観測したが、これは平年より22日、昨年より18日早かった。18日には高知県室戸岬で氷点下2.1度。12月としては1920年の氷点下2.0度を下回り記録を更新。福岡県大牟田市、長崎県島原市など10カ所でも12月の最低気温の記録を更新した。
 気象庁天気相談所によると、日本列島の冬季の寒暖は、北極周辺の高緯度地域の海面の気圧の変動によって、寒気が蓄積と放出を繰り返す「北極振動」と呼ばれる現象の影響を強く受けるとされる。一般的に「寒波」とは、北極振動によって放出された寒気が蛇行した偏西風に乗って南下して来ることを指す。
 北極周辺の気圧が平年より低いと、日本付近の気圧は逆に高くなり、冬は暖冬になりやすい。反対に北極付近の気圧が高いと日本付近の気圧は低くなり、寒波が訪れやすくなるという。
 北海道大大学院地球環境科学研究院の山崎孝治教授(気象学)によると、00年以降、北極の気圧は平年より高い状態が続いており、日本は寒波に襲われやすくなっている。山崎教授は「短期的には寒波は一般に2週間程度で収まるが、その後も繰り返す可能性がある」と話す。
 中村尚・東京大助教授(気候力学)によると、今冬は、東部太平洋の赤道域の海水温が平年より低い状態が続くラニーニャ現象が起きる可能性がある。同現象が発生すると、寒気を呼び込む偏西風の蛇行が1カ月以上続く恐れがあるという。
 日本海側を中心に大雪が降っていることについて、北大大学院の渡部雅浩助教授(気候力学)は、北極振動に加え、日本海周辺の海の水温が平年より1、2度高いことが原因とみる。「11月下旬から中緯度地域で気圧が低い状態に入り、大陸から日本海に乾いた冷たい空気が入りやすくなった。海水温が高いと、水蒸気の量が増え、雪をもたらす雲も発達する」と話す。
 気象庁は10月末発表の「今年は暖冬」とする3カ月予報の見直し作業に入っている。11月末の3カ月予報では「12月の気温は平年並みかやや寒いが、1月は高い」とし、さらに今月17日発表の1カ月予報では「寒さは1月中旬まで続く」と修正した。
 同庁気候情報課は「当初はここ10年ほどの傾向から『暖冬』と予測した。北極振動はメカニズムが解明し切れておらず、事前にこうした寒波を予測するのは難しい」としている。
 寒気はいったんは弱まる見込みだが、西高東低の冬型の気圧配置は続いており、さらに21日には再び強い寒気が張り出してくるため、気象庁では引き続き雪崩や暴風雪、高波への警戒を呼びかけている。
(毎日新聞) - 12月19日13時38分更新



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