公明党 高田雄七郎幹事長

公明、船場氏推薦せず　市議団幹事会で方針　大阪市長選
2005年10月27日

　大阪市の出直し市長選について、公明党は２７日午前、市議団の緊急幹事会を開き、関淳一・前市長に対抗して立候補を表明した自民党の船場太郎市議を推薦しない方針を決め、自民党側に伝えた。自民党市議団は同日夕、改めて船場氏擁立を協議するが、難航が予想される。

　幹事会終了後、高田雄七郎幹事長は記者団に対し、（１）党派に属する議員（２）タレント（３）天下り官僚――は市長選の候補者にふさわしくないとの考えを示し、船場氏は「市議としてのキャリアが長く、議長も務めており、タレントとは思わないが、議員なので推せない」と言明した。

　推薦できる候補者については「（政党に属さず）幅広く支援を受けられる方が望ましい」と指摘、「関氏も対象」とする一方、「関氏以外に数人、頭にある」とも述べた。

　高田氏は自民市議団の大丸昭典幹事長に電話し、自公で候補擁立を協議する場を設けるように要請した。これに対し、船場氏は朝日新聞の取材に「すべては今日の自民市議団の会議の結果次第だ」と話した。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200510270057.html