道なりに歩いていこうか

週間アニメの感想や萌え語りを、筆のおもむくままつらつらと。週に1回でも更新できれば御の字かなぁ、なんて……。

電脳コイル 第5話「メタバグ争奪バスツアー」&ウエルベールの物語 第10話「絆の章」

2007年06月11日 | Weblog
●電脳コイル
1日遅れで何とか見ることができました、電脳コイル(やれやれ…)。
イサコの鬼畜っぷり、意外なところでニブいフミエ、凡庸さの裏に見え隠れするヤサコの冷静な観察眼、いつもオドオドしていて無愛想なハラケン、イサコに顎でこき使われることに憤慨しながら、彼女が暗号屋(の関係者?)と知ったとたん、コロッと態度を急変させたダイチetc.と、だいぶ役者がそろってきた感がありますが、しかし、回が進むほどに、ますますイサコが小学生に見えなくなっていくのは、いったいどういう仕様なんでしょうか。
あの女王様路線まっしぐらの傲岸不遜な態度や口ぶりには、感心を通り越して、つい惚れ惚れとしてしまいます(桑島ヴォイスが絶妙にマッチしているのが、また…v)。
とか思っていたら、最後の最後で飛び出したサッチーの“お手”。
華々しさとは程遠い登場の仕方をしたハラケンの、フミエも知らなかったとんでもない“奥義”に、今回はすべてを持っていかれたような気がしますです、ハイ……(汗)。

●ウエルベールの物語 ~Sisters of Wellber~
一時は決定的かと思われた2人の亀裂。
しかし、リタの捨て身の土下座を前にして、意地を張り続けられるティナではありませんでした。
結局ティナは、自分の流儀――すなわち渾身の力をこめた(でもないか)張り手を、こともあろうに一国の王女の頬に食らわせ、それですべての遺恨を水に流すことにしたのです。
とはいえ、友情の回復を優先させたツケは、あまりに大きいものでした。
ウエルベール国に戦争を仕掛けるのを中止する交換条件として、軍事大国サンガトラスが課したリタ姫の公開処刑。
その期日は、今や、対岸のサンガトラスと共に目前に迫っていました……。
“手紙”に導かれて港町ブートに現れたジンが、結果的にティナの冤罪を晴らすに至ったいきさつや、自身がとんでもない勘違いをしていたことに気づき、グリーダム行きの船に乗るのを1日遅らせてまで、必死にティナの行方を探していたリタが、街の外れでようやくそのティナと劇的な再会を果たすまでの一連のシークエンス等、かなりベタな場面のオンパレードだった今回。
この辺のベタベタっぷりを見るにつけ、女性2人のバディ物という点は同じでも、ホント、ウエルベールとエル・カザドは、目指す方向というか、ベクトルそのものが違いすぎるよなあと、妙にしみじみしてしまったり…(もちろん両方とも大好きvですが)。
あ、でも、作品全体にそこはかとなく百合っぽい空気が漂っているのは、数少ない共通項のひとつと言えなくもないでしょうか(笑)。
せっかく遠路はるばる訪ねてきたのに、旧交を温める(?)どころか、夜露をしのぐあばら家からも追い出されてしまったジン、いと哀れ…。
しかも、よくよく考えてみれば、2人が仲直りする直接のきっかけを作ったのって、間違いなく彼なんですよね……。
そして、次回の主役は我らが裸王、違った、ガラハド。
彼とジャミラに、この先紆余曲折が待っていることは想像に難くありませんが、例え甘ちゃんと言われても構わないので、何とか物語のラストまで、2人そろって生き延びて欲しいと願わずにはいられません……。


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