にっぽんの文化的アイデンティティを発掘、発見、発信する会 ( JICP )

世界共通言語のひとつ「映像」でつながる、ひろがる、深まる!
日本の文化的アイデンティティを楽しく再確認しましょう。

第54回JICP会合「ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」(710)ご案内

2017-06-24 21:31:26 | Weblog
6月よりJICPの新年度が始まり第一回目の会合は、現在開催中のヴェネチア・ビエンナーレをテーマに開催いたします。
2017年は10年に一度のヨーロッパにおける三大芸術祭(ドクメンタ、ミュンスター彫刻プロジェクト、ヴェネチア・ビエンナーレ)が重なる貴重な年です。
これから渡欧される方もすでに行かれた方も楽しめる内容をご用意いたします。是非お誘い合わせの上ご参加下さい。
尚、ご参加者が定員に達しましたら受付を終了いたしますのでお早めにお申し込みください。


「第57回 ベネチア・ビエンナーレ国際美術展
~世界でさまざまな問題が噴出する現代において、松谷作品が提示するもの~」

日本の文化的アイデンティティを学び考えるJICPの7月の勉強会は、2017年5月13日より11月26日まで開催されている「第57回ベネチア・ビエンナーレ国際美術展」について、2017年5月に渡伊された建築家の石丸信明氏より現地の写真なども交えながらお話いただきます。
第57回を迎える今回はポンピドゥー・センターのチーフキュレーターであるクリスティーヌ・マセル氏をディレクターに迎え「VIVA ARTE VIVA(アート万歳)」をテーマに世界66か国が参加。
そして、今回、国際招待作家の一人にJICP顧問の松谷武判氏が選出され、圧倒的に静謐な作品を展示しています。
La Biennale di Venezia → http://www.labiennale.org/en/art/exhibition/

 世界は、グローバリゼ―ションの中で、価値観のうねりの中にある。
 松谷氏が示した各国オリジナルにある美意識や潜在意識を芸術作品として昇華させることは、
 今後1つの重要な流れとなっていくであろう。(石丸信明談)

本年ベネチア・ビエンナーレの国際招待作家の一人に選出された松谷武判氏の作品の設営風景を撮影した映像「Stream in Venice」(5分)も上映。
※この映像については、藤原次郎氏(映像作家・写真家)と奥村恵美子氏(映像プロデューサー)よりお話いただきます。

日時:2017年7月10日(月)19:00~20:30(受付18:40~)

会場:ARX KOBE 大阪市北区天神橋2-2-23 アークスビル 
    地下鉄谷町線南森町駅・JR東西線大阪天満宮駅各駅徒歩5分。
    3番出口より200m。天神橋筋商店街を南下し西側沿い。

スピーカー:石丸 信明 氏 (一級建築士・ARX KOBE代表)

参加費:1,000円(JICPサポート会員は、無料)
    ※当日、JICPサポート会員にご入会いただけます。(入会時より、特典適用)
    個人会員ご入会の方には、もれなく会員特典「マイネ(二枚の板と一つの球で創る私だけのコーナー)非売品」を進呈いたします。ご入会ご希望の方は、受付でお知らせください。

参加申込:7月7日(金)までに事務局E-mail( info.jicp@gmail.com )へお申し込み下さい。
     ※ 今回は会場の関係で「先着20名様」とさせていただきます。

定員:先着20名

【プロフィール 石丸 信明氏 / 一級建築士・ARXKOBE代表】
空間を作りながら、人間の生活をデザインする。
空間・時間・人間。それぞれ、「間(あいだ)」という言葉が入っている。
空間は空の間、時間は時の間、人間は人の間であり、空間・時間・人間、そのものも大切なことと考え、
その関係性をよりよくできる空間を作り続ける事務所でありたい。

1957年     兵庫県生まれ
1979年     大阪大学工学部建築工学科卒業
1982年 - 1992年 安藤忠雄建築研究所
1993年     ARX KOBE設立
1993年     シュプレーボーゲン国際コンペ8位受賞
2001年     映像作品「六甲の山荘在」ワールドメディアフェスティバル金賞
2002年     JID賞インテリアプロダクト部門奨励賞
2009年     映像作品「天神橋のイエ」ワールドメディアフェスティバル銀賞ほか


主催:JICP(日本人のアイデンティティ文化発信実行委員会)
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第8回大人の遠足「富田林寺内町を歩く」(5/28)レポート

2017-06-12 15:27:31 | Weblog
JICP第8回大人の遠足「富田林寺内町を歩く」レポート
日時:2017年5月28日(日)11:00〜20:00
参加者:9名

▼青空の広がる五月晴れの日曜日、近鉄の富田林駅に集合。そこから南へ5分ほど歩いたところにある、じないまち交流館でガイドさんと合流。
強い日差しのもと、元気で愉快なガイドさんの案内で、東西約400メートル、南北約350メートルの寺内町をゆっくりと歩き始めました。


▼寺内町の名前の由来は、お寺の中にある町という意味だそうです。
1680年ごろ、西本願寺派興正寺第14世・証秀が、石川西側の河岸段丘の荒芝地を購入し、芝地を開発し、興正寺別院を建立し、畑・屋敷・町割などを行い、富田林と改めたことに始まるそうです(興正寺御門跡兼帯所由緒書抜)。
南北6筋、東西7町の道路で区画され、ここは東高野街道と富田林街道などが交わる交通の要衝でした。また石川流域で収穫される米、綿、菜種などの農作物と良質の水に恵まれ、造り酒屋も6軒あったそうです。今では一軒も無くなって、唯一旧万里春酒造の酒蔵がイベント会場として残っています。

▼南北にまっすぐに伸びる城之門筋は日本の道百選に選ばれており、真っ青な空が正面に広がり美しかったです。



▼町の特徴は、大きく三つ。あてまげ、背割り水路、そして用心堀。
あてまげは、防衛上の理由で、直交する2つの道路(南北が筋、東西が町)をわずかにずらし、侵入してきた外敵が遠方をまっすぐに見通せない構造になっています。
背割り水路は、敷地と敷地の背割り(境界)として城之門筋を起点にして、それぞれ東西方向に向けて流れる排水路(下水道)のことです。


用心堀は防火用水の設備。このように自治都市ならではの特徴があちこちに見受けられました。



▼寺内町の誕生と発展の中心となったのが興正寺別院。ここは本堂、対面所、鐘楼、鼓楼、山門、御成門の6棟が2014年(平成26年)に国の重要文化財に登録されました。浄土真宗の寺院本堂としては大阪府内で最古の建造物です。本堂の障壁画は狩野寿信石秀信とか。


山門は伏見桃山城の門を大坂にあった天満興正寺を経て移築したとされてきましたが、記録を調べると19世紀に京都の興正寺から移築されたことが判明。


境内には、樹齢200年の銀杏の巨木がそびえていました。庫裏をも押しのける威風堂々とした存在感にみな圧倒されました。


山門の雨蓋瓦は、瓦の接合部を覆う飾り瓦です。右側の瓦には羽が生えています。どういう意味があるのでしょう?天女瓦?




▼こちらも重要文化財に指定されている旧杉山住宅。江戸時代17世紀中頃の建物。1983年(昭和58年)に重要文化財に指定され、その後富田林市が買取し、解体修理したのちに公開されるようになりました。家の中に入ると日本家屋ならではのひんやりとする気配。欄間は薩摩杉を用い、菊の模様の透かし彫りが見事。大床の間の障壁画は、狩野散人杏山作。また、この家は、明治時代の歌人、石上露子(いしのかみつゆこ)の生家でもあります。





▼歩いて歩いてのどが渇きました。さて、お昼はガイドさんにご紹介いただいた「八町茶屋」でお蕎麦。まずはビールで乾杯。そのあと、美味しいお蕎麦と日本酒で一服しました。



▼英気を養った後、午後は落語を聞きに行きました。会場は、酒蔵のひとつだった旧万里春酒造。第4回寺内町ろまん亭「笑福亭鉃瓶 落語会」に満席のお客さん。定期的に開催されているようです。
桂あおば、森乃石松、そして笑福亭鉃瓶とテンポよく落語が続きます。石松さんの落語のときには客席のお客さんの携帯がけたたましく鳴り出し、しかも寄りによってその電話に答える声が会場に響き渡るという突然のアクシデントもネタに取り入れて一体感あふれる雰囲気でした。寄席小屋とはまた一味違う距離感が楽しかったです。


最後に鉃瓶さんを囲んで集合写真をパチリ。奇妙なライティングは皆さんの熱気のせいでしょうか。



▼夕食までは時間があります。そこでじないまち展望広場から金剛山を望みました。眼下には石川が流れていました。その川沿いまで下りてみました。この川は一級河川でこの地域の水を供給しているそうです。



▼この白い建物は、中内眼科医院。元・国分銀行本社屋の近代建築で、登録有形文化財です。1階壁面の大型半円アーチ窓と2階の半円錐窓台が特徴。1924年(大正13年)頃の建物です。実際に医院として使われているのがいいですね。



▼国の登録有形文化財の旧田中家住宅。1892年(明治25年)に建築されたもの。そして2012年(平成24年)に文化施設としてオープンしたときに改修し、歴史的文化的な価値を失わないよう耐震補強が施されていました。



▼最後は、富田林駅の北西にある居酒屋「まつり小僧」で懇親会。賑やかに締めました。


<感想>
この富田林寺内町は、大阪府で唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。しかし頑固に古いまま守っていこうというよりも、手を加えつつ良い文化を守っていこうという緩やかな気概を感じました。
酒蔵の大正浪漫の管理をされていた女性は、寺内町が気に入って移り住んできた人でした。山や川が近く、ゆったり楽しんでおられるようでした。
http://www.city.tondabayashi.osaka.jp/iju/voice/detail.php?pkId=2
また、長屋の一画をリノベーションして売り出し中の物件もありました。
日本文化のエッセンスが残る場所は、近場にもいっぱいありますね。隠れたエリアを見つけてこれからも企画していきます。情報があればどしどしお寄せください。

参考。寺内町マップ。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~heritage/map.html

(記録:奥村・中野・南)




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JICP第8回大人の遠足「富田林寺内町を歩く」(5/28)ご案内

2017-05-11 11:40:16 | Weblog
JICP第8回大人の遠足「富田林寺内町を歩く」

新緑の季節。遠足にはぴったりの季節ですね。
JICP第8回の大人の遠足は富田林の寺内町を歩きます。
江戸時代から昭和初期の街並みが残り、大阪府では唯一の重要伝統的建造物群保存地区もあります。
奮ってご参加ください。
6月からJICP新年度が始まります。
本年度も興味深い内容を企画しています。
追ってご案内させていただきます。

日時:2017年5月28日(日)

10:45 近鉄「富田林」駅 集合
11:00 ガイドさんによる町案内。
   1)「興正寺別院」(重要文化財)拝観。     
     京都の興正寺の別院で「寺内」町の元となった寺院
     http://tondabayashi-navi.com/miru/kousyouji.html
    2)「旧杉山家住宅」(重要文化財)拝観料400円
      http://tondabayashi-navi.com/miru/sugiyamake.html

12:00 ガイドさんと別れて、交流館の1Fで小休憩。
   どこかで各自ランチあるいはお弁当。

13:30 旧万里春酒蔵にての「落語鑑賞」開場。
    江戸時代「富田林の酒屋の井戸は底に黄金の水がわく」とされ、
    寺内町には10の造り酒屋がありました。
    昭和57年頃まで酒造業を続けていた万里春酒造は現在は廃業し、
    イベントなど寺内町の文化発信基地として利用されています。   
    http://www.city.tondabayashi.osaka.jp/museum/search/detail/?pkId=47

14:00 落語会開演 笑福亭鉄瓶ほか。 鑑賞代:1000円(JICPより予約。前売料金)   
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~heritage/jinaimachi-romantei-rakugokai.html
16:00 落語会終演予定
    寺内町をふらりと散策しながら富田林駅へ

17:00 懇親会「まつり小僧」 お一人3,500円(飲み放題付)
20:00 富田林駅で解散

参加費:JICPサポート会員の方は、落語鑑賞代1,000円は会費より負担いたします。   
    一般の方は、それぞれの実費をお願いします。

参加申込:予約の関係で、5月22日までに下記メールまでご返信ください。
     よろしくお願いします。

Japanese Identity and Culture Promotion
日本人のアイデンティティ文化発信実行委員会/事務局
info.jicp@gmail.com
www.jicp.org




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第53回 JICP会合 報告(木三会との合流)

2017-03-30 13:49:35 | Weblog
第53回 JICP会合 報告(木三会との合流)

「5月1日を撮ろうプロジェクト」

日時:2017年3月16日(木) 19:00〜20:00
会場:.nbb(長堀ブリッヂビルディング)5F
参加者:20名
スピーカー:奥村恵美子

木三会との合流会合。木三会は第3木曜日に開催される会合で、建築家石丸信明氏が、面白い、話を聞いてみたいと思う技術を持っている会社の方や、プロフェッショナルを呼び、一時間程度話を聞くものです。本当の情報はネット空間にはなく、人に属していて、人に直接会って、コミュニケージョンをとり、情報を得ることに価値があるというのが趣旨です。

場所は、nbb。ユニークな構成のビルで、2階はギャラリー。3階はエッチングなどの美術教室、4階が事務所、5階がキッチンもある交流の場になっています。5階は屋上庭園もあるペントハウス仕様です。エレベーターがないので階段で登ります。ちょっと息切れしました。運動不足を痛感。http://gyoken.jp




まず初めにJICPについて紹介。明治以降に着物から洋服に着替えたけれども、精神性の底流に流れている感性や美意識、精神文化は変わっていないはず。大事にしたい日本の文化的アイデンティティの再確認作業としての会の主旨を説明しました。

そのひとつのプロジェクトが51プロジェクト。5月1日をみんなで撮ってつないでいく映像参加型プロジェクトです。今年は6年目、7回目になります。東日本大震災のあとに映像でできることは何かを考えました。震災後51日目の5月1日という心の安息日に、誰かに(何かに)心が動いた瞬間の映像をそのまま送ってもらうことにしました。このプロジェクトの発起人の石丸さんが、「失われた時間」という趣旨書を読んで、上映に移りました。



映像参加した人にとってみるとその時を思い出し、観る人はそこに何かを見出そうとします。
六年も経つと亡くなった人もいます。ベビーベッドで寝ていた赤ん坊はすっかり歩いています。時間は移ろい消え去るようで、その一方で積み重なっていきます。

上映後は懇親会に移りました。参加者は、二つの団体の合流ならではのバラエティに富んだメンバーで愉しい化学反応がありました。またサポート会員が4名増えました。持参したJICP会員特典のマイネもお渡しできました。

今年も5月1日を撮るプロジェクトは実施します。4月初旬には、参加要項をご案内させていただきます。ぜひみなさまご参加を。



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第53回 JICP会合「日常という時間・5月1日を撮ろうプロジェクト7年目」(3/16)

2017-02-20 17:12:05 | Weblog
第53回 JICP会合「日常という時間・5月1日を撮ろうプロジェクト7年目」

さて、JICP活動のひとつ、【51プロジェクト】も今年で7年目に入ります。
下記の勉強会「木三会(もくさんかい)」で奥村が少しお話させていただく機会をいただきました。
木三会主催の石丸さんの了解のもと、JICP会員の皆様にも第53回JICP会合としてご案内させていただきます。

木三会は、アークスコーベにて第3木曜日に過去72回、主に毎月建築関係の勉強会を続けておられました。
昨年中断されていたのですが今年再開されました。

<木三会の主旨>
本当の情報はネット空間にはなく、人に属しています。
人に直接会ってコミュニケーションをとり、情報を得ることに価値があります。
石丸が、面白い、話を聞いてみたいと思う技術をお持ちの会社の方やプロフェッショナルを呼び、1時間程度話を聞きます。その後歓談タイムにします。
なお会場は、株式会社業態開発研究所の野村代表のご協力を得て、長堀ブリッヂビルディングで行います。

○日時:2017年3月16日(木)午後7時~約1時間、その歓談
○会場:.nbb(長堀ブリッヂビルディング)5F
    大阪市中央区島之内1丁目19-13
    TEL: 06-6241-0526
    地下鉄堺筋線、鶴見緑地線「長堀橋」駅4番出口出てすぐ左。
   (ビル1階は、つるまる饂飩)
    http://gyoken.jp

○スピーカー:奥村恵美子(映像プロデューサー)

○テーマ:日常という時間
     5月1日を撮ろうプロジェクト7年目
     http://blog.goo.ne.jp/51project

○内容:映像試写+意見交換
このプロジェクトは、JICPが進めているプロジェクトです。石丸さんはこのプロジェクトの発起人の一人です。
始まりは2011年3月11日、東日本大震災でした。
映像でできることを考え、5月1日という心の安息日に、一人ひとりにとって大事な時間を映像で撮り記録と記憶を重ねていく映像参加型プロジェクトです。
今年の5月1日で7年目になります。
これまでの映像を見ながら、映像を撮ること・観ること、また日常という時間を考える場にしたいと考えています。
なお、これは第75回木三会に参加させていただくことになります。

○参加費:500円プラス飲食費は実費
(JICPサポート会員は500円の参加費無料。JICPより木三会にお支払いします。
 当日入会も可です)

○申込:ご参加者のお名前を3月13日(月)までにお知らせください。
    info.jicp@gmail.com
今年初めてのJICP会合、皆様是非ご参集ください。お待ちしてます。

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Japanese Identity and Culture Promotion
日本人のアイデンティティ文化発信実行委員会/事務局
info.jicp@gmail.com
http://www.jicp.org
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