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八代目春風亭柳枝の噺、「搗屋無間」

2015年03月07日 | 落語・民話

 

八代目春風亭柳枝の噺、「搗屋無間」 (つきやむげん)

 

 当時、日本橋人形町に搗米屋の越前屋が有った。そこに13年も奉公している米搗き の徳兵衛さんが、まじめで堅い一方で、休みでも遊び一つしたことがないので、14~5両の預け金が出来ていた。

 その徳さんがブラブラ病。そこに葭町(よしちょう)の幇間・聚楽(じゅらく)がやって来て主人からその話を聞き、徳さんを見舞った。聞き出すと「休みをもらって外に出たが行くところが分からない。両国の絵双紙屋に入って見ていたら、錦絵 のこの女が気に入って買ってきたが、何を見てもこの女(あま)っ子に見える」、「それは恋煩いだ」。見るとそれは、吉原で全盛の松葉屋丸山花魁だった。

 聚楽が言うには「丸山花魁は大名道具だが売り物、買い物、丸山花魁とはじっこんだから逢わせてあげよう。ただし、10両の金が要る。それと、一晩だけであきらめて欲しいし、その上、その晩に先約が有って逢えるかどうかは分からない。それを承知してくれたら連れて行こう」。
 髪結い床とお湯屋に行かせた。
 親方に徳さんの恋煩いの事を話し、10両出して貰った。着物は損料屋から借りて、雪駄 は親方のを借りて二人で出掛けたが、道々聚楽は注意を与えた。
 向こうに着いたら仕事を聞かれるから、上総のお大尽にする。聚楽と呼び捨てにする。手の杵搗きダコは、鼓(つづみ)ダコだとしよう。
 もう、ここは土手八丁、そして、衣紋坂、向こうに見えるのが見返り柳、大門をくぐると仲之町、縁日のように賑やかだ。

 お茶屋に入って、徳さんの経緯を話し、女将に聚楽の紹介で松葉屋丸山花魁を名指しし、2階に上がったら下から雪駄が無いという。「親方の雪駄だから懐にしまってある」。
 上総のお大尽と言うことで座敷に芸者衆が上がってきた。ボロが出る前に見世に送り出した。丸山花魁の部屋に通され、手のタコの事、等々聞かれるたびに聚楽は、はらはら落ち着けない。

 翌朝、(はい、もう朝です) 後朝(きぬぎぬ)の別れ「主はいつ裏を返してくんなます」、徳さん、ポロポロと涙を流し「13年後」、「13年後とは」、今までのことを全て話してしまった。
 情にほだされて「わちきが主を呼び通します」と言って遊んでくれたが、徳兵衛という真夫(まぶ)が出来たという噂が立ち、バッタリと客足が途絶えた。為に、丸山花魁に金が無くなり二人は逢えなくなってしまった。

 徳兵衛さん、親方の二階でまた、伏せってしまった。

 徳兵衛さん、ある晩、思い詰めて居ると閃いた。昔、梅ケ枝(うめがえ)という傾城は、無間の鐘(むげんのかね)をついて三百両の金を得たと浄瑠璃で聞いたことがあるが、たとえ地獄に堕ちても金が欲しいと、店先にあった大道臼を杵で一心不乱に搗いた。
 その一心が通じたか、バラバラと小判が出て、数えてみると二百七十両。
「三百両には三十両不足。よ~く考えたら、一割の搗き減りがした」。

 

 

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