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桂歌丸の噺、「おすわどん」

2014年12月31日 | 落語・民話


桂歌丸の噺、「おすわどん」(おすわどん)によると。
 

 江戸時代、下谷の阿部川町に呉服商の上州屋徳三郎さんが住んでいた。

女房おそめと大変仲の良い夫婦であった。

おそめさんは病の床について、それが元で亡くなってしまった。

一周忌も終わって親類からも薦めるので奥で働いているおすわという後妻を娶った。

おすわどんは良く働き店の者にも評判が良かった。

夫婦仲の良い二人が出来上がった。

 二十日過ぎのある晩、徳三郎は夜半に小用に立って部屋に戻るとき、表の戸を”ばたばた、ばたばた”と叩くような音がした後にか細い声で「おすわどォ~ん。おすわどォ~ん」と聞こえてきた。

空耳かなと気にも留めなかったが、次の晩も同じ時刻に、表の戸を”ばたばた、ばたばた”と叩くような音がした後にか細い声で「おすわどォ~ん。おすわどォ~ん」と聞こえてきた。

先妻が恨んで出たのかと一瞬思った。


 ところが毎晩「おすわどォ~ん」と呼ぶ声がして、奉公人も怖がってひととこに丸まって耳を塞いでいた。

それを聞いたおすわどんも気を病んで患ってしまった。

亭主は誰かの嫌がらせだろうと、番頭に頼んだがそれだけは勘弁してくれと逃げ腰であったので、剣術の荒木又ズレ先生に犯人を捕まえてもらうことにした。

 いつもの深夜、先生が待ち構えていると、表の戸を”ばたばた、ばたばた”と叩くような音がした後にか細い声で「おすわどォ~ん。おすわどォ~ん」と聞こえてきた。

バタバタっと駆け寄って捕まえてみると、夜泣き蕎麦屋であった。

「その方か、毎夜、店先でご家内の名を呼ぶのは」

「いいえ。私は毎夜商いをさせてもらっているお蕎麦うどん屋です。

『お蕎麦うどォ~ん』と。」

「『お蕎麦うどォ~ん』?『おすわどォ~ん』。バタバタさせているのは何だ」、

「それは渋団扇で七輪の口を扇いでいるのです」。

「病人も出ており、拙者も頼まれたことだから、その方の首をもらう」

「身代わりで勘弁して下さい。私の子供を差し出しますから」

「引出しから出した、これは何だ」

「蕎麦粉でございます。蕎麦の粉だから蕎麦屋の子でございます」

「ふざけるな、こんなものを身代わりに取ってどうする」


「手打ちになさいまし」。

 

 

  


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