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【辛坊持論】司法試験問題作成者と教える人が同じだなんて

2015年09月22日 | ニュース

教え子に司法試験の問題を教えていた大学教授が刑事告発されました。当然です。とんでもない話です。でもねえ、責められるべきは当該教授だけじゃないですよね。制度そのものが大問題です。

 こう見えても私、司法試験には詳しいんです。なぜなら2回も落ちてますからね。でも落ちて当然です。そもそも受かると思って受けてませんでしたから。じゃあなんで受けたのかというと、一応私、専攻が法律ですから、司法試験の受験歴くらいないとカッコ悪いじゃないですか。

 実は大学入学当時は「弁護士になると最低でも年収3000万円」なんてうわさを聞いて本気で目指そうと思ったんです。でも何十年も試験に落ち続けて人生を棒に振った先輩や、その予備軍の皆さんが図書館で息を殺して勉強している様を見て一瞬で諦めました。その後は判例集をマージャンパイに持ち替えて日々怠惰な生活を送り、3回生の時には3か月も海外をふらふら遊んでいましたから、受かるはずもありません。でも、この試験の難しさはよーく知っています。

 今回の問題は明らかです。それは試験問題を作る人物と、試験勉強を教える人物が同じってところにあります。この「事件」は氷山の一角だと思いますよ。告発された教授は問題そのものを教えたために「一発退場」となりましたが、例えば日々の授業の中で出題範囲を入念に教えたり、正答のヒントを伝授することは十分ありえますよね。これって「重要な箇所だから教えただけだ」って言われてしまえば処罰のしようがありません。

 今年の司法試験では130人ほどが問題を作成していますが、この半数くらいが法科大学院の教授のようです。これって明らかに不公平ですよね。問題作成者の教授に教えてもらってるかどうかが、まさに「運命の分かれ道」になる可能性があるんですから。

 例えばアメリカでは問題作成は弁護士や裁判官などの実務者が行い、大学教授など、学生の指導者には一切問題が漏れない制度を作っています。当たり前ですよね。

 「法を教える人物は法を破ったりしない」と制度を作った法務省が思っているなら、性善説も度が過ぎています。法務省さん、性善説で社会が成り立つならそもそも法律なんていらないでしょ。((株)大阪綜合研究所代表・辛坊 治郎)

 

  

 

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