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三遊亭円生の噺、「死神」

2014年11月25日 | 落語・民話

三遊亭円生の噺、「死神」(しにがみ)によると。
 

  お金の算段も出来ず、女房に悪態をつかれて家を飛び出してきた。女房に言われたとおり、「死んじゃおうか」と思い始めていた。「死に方を教えてあげようか」と死神が現れた。昔からの因縁があるので、金儲けの方法を教えてやる、と言う。
 医者になって、病人を診れば必ず死神が付いている。死神を見えるようにしておいたから、その死神が病人の足元に付いていれば助かる、枕元に座っていたら寿命だから助からない。足元の死神は呪文を唱えれば消えて居なくなり、病人は助かる。その呪文を教えてもらって、自宅に蒲鉾板に『いしゃ』の看板を出した。

 まもなく、日本橋越前屋から使いが来て病人を診てほしいと頼まれた。あまりにも小汚く医者らしくないので、病人を見るだけで、触らせなければいいだろうと言う事で、病人の前に出された。足元に死神が座っていたので、呪文を唱えて全快となった。この噂を聞いた人達が頼みに来ると、良い塩梅に死神は足元にいて治してやった。頭の方に座っていると「寿命です」と言って家を出ると、亡くなるので生き神様ではないかと評判が立った。お陰で、裏長屋から表に出て、生活も豊かになった。

 女を囲うようになって、女房、子供に金を付けて追い出してしまった。女に上方を見たいと言われ、家屋敷を処分して、豪遊に出た。しかし、金は使えば無くなるもので、いつの間にか女は居なくなってしまった。ぼんやり戻ってきたが、どこからも診療の依頼が来なかった。行っても、頭の方に死神が居て、仕事にならなかった。麹町三丁目伊勢屋伝右衛門から使者が来た。

 行くと、頭の方に死神が座っていて、寿命だと言った。そこを、三千両出すからなんとか・・・。では、一月だけでもなんとかなれば一万両出す、と言われて考え込んでしまった。
 気が利いて力持ちの若者4人を寝床の四隅に座らせた。合図をしたら布団をくるっと回して、頭は足元に、足は枕元になるようにしてくれと頼んだ。夜になると死神は目をランランと輝かせ活動していたが、陽が昇り死神も疲れたとみえて、コックリをし始めた。ここぞとばかり合図を送り、布団を回し呪文を唱えた。驚いた死神は飛び上がって消えてしまった。病人はウソのように全快して、お金を貰って帰ってきた。久しぶりに一杯引っかけて、上機嫌で歩いていると死神が声を掛けた。

 死神は男と一緒に洞窟のような所に連れて行った。そこには燃えている蝋燭が沢山あった。蝋燭1本1本が人間の寿命で、くすぶっているのは病人、長いのは寿命があり、短いのは寿命が短いのだと言う。長くて元気に燃えているのは息子で、半分の長さは前の女房であった。
 隣にある蝋燭は今にも消えそうであった。聞くと自分の寿命だという。死神は男の寿命がまだまだ有ると言ったが、それは、お金に目がくらんで患者と蝋燭を交換してしまった為だと言う。
 「金を返すから何とかして」と懇願したが「一度交換したものは出来ない」とつれない返事であった。「昔、因縁があったのでしょう、だったら何とかして・・・」、「では、燃えさしがあるから、これを繋いでみな」。上手く繋がれば命が延びるという。「何でそんなに震えて居るんだ。震えると消ぇるよ。消ぇると死ぬよ」、「そんな事言わないで~」、「震えると消ぇるよ。へへへ・・・消ぇるよ。・・・消ぇるよ。・・・ほらほら・・・ 、消ぇた」。(バッタッと円生舞台に突っ伏す)

 

 

 

 

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