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古今亭志ん生の「庭蟹」

2014年12月01日 | 落語・民話

「庭蟹」古今亭志ん生の場合


続けて、小噺をひとつ。
またまた、五代目 古今亭志ん生師匠の音源からです。
「化け物使い」のマクラから、筆記しました「庭蟹(にわかに)」です。


『惜しいかな、洒落(しゃれ)の分からぬ男にて』。
落語というものは、まっ、洒落が寄り合ったようなものが、
この、落語でございまして、...。
だから、噺を聞いてるお方が、落語を聞いてるってぇと、
だんだん、柔らかんなってまいりましてなっ。
世の中を、こぉ、面白く、渡っていけるのが、落語でありますなっ。
えー、ですから、洒落の分からないってぇ人は、一番困りますなぁっ。

「『惜しいかな、洒落の分からぬ男にて』
 なんて、昔は、お商人(あきんど)なんざ、そんなの、あったんだい。
 佐平さんやっ。」
「へぇへぇ。」
「あのぉ、世間で、お前のこと、評判だな、洒落が上手いってなぁ、えぇっ。
 ひとつぅ、俺に、洒落てみてくんねぇか、なんかぁ。」
「えぇ、どうもなぁ、...。」
「洒落てみてくんなよぉ、よおっ。
 上手いって評判だからよぉ。」
「それではぁ、題を出していただきたいんですがなぁ。」
「はぁー、洒落は、台が、いんのかい?
 踏み台かい?」
「いや、...。
 あなたは、こういうことで、洒落ろと言えば、
 それで、洒落るんでございます。」
「あぁ、そうか。
 なんでも、いいんだな。
 衝立(ついたて)で、やってみてくんないか。」
「えぇえ、衝立でやるんですか?
 ついたて、十五んち、なんて、どうでしょう。」
「.....。
 ついたて、十五んち。
 そら、お前、一日(ついたち)、十五んち(日)と、間違えてるんじゃないかぁ。
 ついたて、十五んち、ってのが、一日、十五んち、ってなぁないよ。」
「えぇ、そこが、洒落でございます。」
「どこが、洒落だい。」
「似ておりますから、洒落でございます。」
「じゃ、俺と倅(せがれ)で、洒落かぁ。」
「まぁ、どうも、あなた、困りますね。」
「じゃぁ、他の題で、やってみな。
 あの、蟹で、洒落てみてくれ。」
「庭に、蟹がですか?
 ははぁ、庭に蟹が出てきた。
 にわかに洒落られません、てなぁ、どうでしょう。」
「そんな、お前、恩にかけるもんじゃぁねぇよ。
 洒落てくんなよぉっ。」
「ですから、にわかに、洒落られません。」
「んー、いやに、なんだねぇ。
 あそこに、女の人が、傘をさしかけて行くが、
 あれを、題でやってごらん。」
「えー、傘をさしかけて、... あぁ、...
 さしかけて、ですな、傘を。
 さしかかっては、洒落られません、ってぇんで。」
「何故、恩にかけんだよぉ、そう、お前は。
 じゃ、よしなよぉっ。
 なんだい、ほんとにっ。
 人が、お前、洒落がうめえってから、頼んだんだ。
 にわかに洒落られねぇなんの、さしかかっては洒落られねぇの。
 何を言いやんだ。」

「どうしたんだ?」
「えぇ、あぁ。
 兄貴かい?」
「うん、うーん。」
「番頭が、洒落がうめぇってから、洒落てみろったらね、
 洒落ねぇんだよぉ。」
「うーん。
 佐平は、洒落は上手いもんだぜぇ、うーん。
 どんなこと、言ったんだ?」
「題を出せってぇから、衝立でやってみてくれったら、
 ついたて、十五んちってやがる。」
「ついたて、十五んち。
 あぁ、上手いなぁ、うぅん。
 ついたて、十五んち、か。
 うめぇじゃねぇか。」
「上手いのかねぇ?」
「上手いよぉ、ついたて、十五んち。
 そいから?」
「庭に蟹が出てきたから、洒落てみろったら、
 にわかに、洒落られません、って。」
「上手いもんだな、にわかに、洒落られませんなんて。」
「そうかい?
 女の人が、傘ぁさして行くのをやれってったら、
 さしかかっては、洒落られませんて。」
「上手いっ。
 実に上手い。」
「上手いかい?」
「上手いよぉ。
 えっ、にわかに洒落られません、さしかかっては洒落られません。
 上手いじゃないか。」
「あぁ、そうかね。
 番頭さん、悪く思わねぇでおくれよ。
 あぁ、済まなかったねぇ。
 にわかに洒落が、さしかかっては洒落られません。
 上手いんだな。
 も一つ、なんかぁ、ひとつ、洒落てみてくんないかな?」
「えぇ、そう、性急には、洒落られませんなぁ。」
「あぁ、上手いもんだなぁ。」

ほんとは、分からねぇんだ。


なんとも、面白いのか、面白くないのか、よく分からない噺だなぁ、
と思っていたのですが、
だんだん、こういうのも、落語だなぁ、っと思ってきました。
音源には、お客さんの笑いが、ものすごく入っていて、
やっぱり、志ん生師匠の話芸は、すごいなぁと、改めて感じました。
この小噺を、復活させる噺家さんが、出てこないかなぁ、
と思う、今日この頃です。

ちゃん、ちゃん。

 

 

 

 

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