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露の五郎 艶噺 オッパイは一つはお父っつぁ んの分ですよ

2014年11月30日 | 落語・民話

 あの~「子を持って知る親の恩」ちゅなことを言ぃますけども、そら子どもちゅうもんは可愛ぃもんです。
幾つ何十になって、子どもがもぉ大きぃ大きぃなってても、何となしについこないだまでオシッコ垂れしてた子どものよぉに思うところが親の気持ちでっしゃろなぁ。

 またあんた「親のこころ子知らず、子ぉのこころ親知らず」この頃はね、いろんな子たちがいてはりますさかいなぁ、親御さんもたいてぇやおまへんわそら。

 女の子でもそぉでんがな、短い短いスカートが流行ってるか知らん思たら、長襦袢の化けもんみたいなもん腰へ巻いてあんた、頭陀袋ぶら下げて藁草履履いて歩いてまんねん。分からん、することがねぇ。

 そぉかと思うと頭真ッ茶ッ茶にしてねぇ、頭だけ見てたら外国の人みたいでねぇ、そのほかみな日本でんがな。外国みたいに足長いわけやなし、バストが大きぃわけやなし……、あッ、この頃だいぶ大きぃ人もありますけどね、でも、この頃上げ底がおまっさかいなぁ、いっぺん触ってみな分からへん。

 いろんなんがいてますわそら。であんた「子どもに乳飲ますのん、かなん」とか「体の線が崩れるさかいに」ちゅうて、産むのんかて自分が産まんと試験管でこしらえて、よそで産んでもらう、ちゅなんがあったりしまっしゃろ。

 そぉかと思うと、子どもさんの無いとこはどないぞして子どもが欲しぃ、婿はんが悪いのか嫁はんが悪いのか、検査してもろたばっかりに夫婦揉めがでけるとかでっせ。そぉかと思うと「失楽園」とかいぅて、陰でゴソゴソやってなはんのがあるし。

 こないだもあんた、うちの近所で息子さんがね、占い見てもろてきたんでっ
しゃろなぁ「お父ちゃんが明日死ぬねんて」お母(か)んビックリして「そんなアホな、お父さんピンピン元気にしてるがな」

 「それでも占いの先生が言ぅてはった『お父さんが明日死ぬ』言ぅてはった。心配で明日学校へよぉ行かん」「そんなこと言わんと、明日もちゃんと学校行かないかんがな」「いや『お父ちゃんが明日死ぬ』いぅんやさかい家にいてる」

 朝起きて、昼頃なってもお父さん元気にしてる「お父さん、元気でピンピンしてはるがな、安心して学校行き」言ぅてたら、隣りの八百屋のオッサンが死んだて、今日は子どもさんがいてへんさかいね……

 せやさかい世の中はもぉ分かりまへんねで。けど、子どもさんが母親を慕う気持ち、こらもぉひと通りやふた通りやないですなぁ。子どもさんちゅうのは面白いもんでっせ、お父っつぁんになつくか、母親になつくかちゅうたら、どぉしても母親の方になつきまんねん。

 あ~、子ども来た。なぁ、おとなしぃ聞きやボン、走り回ったら断るで。

えぇか、おとなしぃ座ってんねんで、オッチン座り。

オッチン座って、おとなしぃ聞くねんぞ。

 ちょっとぐらいわけの分からんことがあっても辛抱して聞くねんぞ。

オッチャンは子どもに分からんよぉに、大人にだけ分かるよぉにしゃべんねんさかいな、えぇか。

 で、何の話してたかねぇ、子どもおれへんと思て噺、しぃかかったら入って来んねやがな。

誰や? この子ども製造した製造元わ……?

 ですからね、どぉしても子どもといぅのはね、お父ちゃんになつくかお母はんになつくかっちゅうたら、お母はんになつきまんねん。

こらねぇ、物事の道理ですねんねぇ。

 どぉしてもほら、動物といぅものはすべからく餌でなつくんですよね。

やからほら、小さい時分から餌代は誰が稼いでくるかっちゅうとこまでは感覚が行き渡りませんよってに、ついつい身近に餌をくれはる人がね「この人がご飯食べさしてくれはる人や、この人がご飯作ってくれはる人や、この人が餌や」と思うさかい、どぉしても母親になつきます。

 ご飯も何も作らんときからしてそぉですわなぁ、お母はんには乳といぅもんがおまんがな。

せやからあんた、子どもがでっせ「あッ、この人が乳くれはる人や」思うさかいに、どぉしても母親になつきます。

乳くれる人になつくんです「乳吸わしてくれはんのはこの人や」ちゅなもんですわ。

 こらもぉ幾つ何十になってもそぉでっせ。

わたしらこの歳になってたかてね、やっぱり乳吸わしてくれはる人があったら、その人になつくで。丁寧になつくよ、わたしゃ。

 けどね、この乳の元はどこやねん? ね、あなたのために、このおっぱいの元を稼いでる人は誰や? 

お父っつぁんやで、といぅことを分からせるために、母親にあるけども「チチ」て言ぃまんねん。

 せやから、お父っつぁん留守でこの乳だけでえぇかっちゅうとせやないのん。

この乳は乳の父が父が父で乳の父があんねんぞと。

せやからあれを「チチ」と言ぅ。よぉもの考えてみなはれや。

 だいたいね、この動物といぅのは乳の数だけ子ぉ産みまんねん。

せやから犬は八つ乳房があるさかいに八匹まで産みまんねん。

ね、だいたいこの乳の数だけ産むことになってるん。

 ところが人間の場合は、乳は二つあるけども産むのは一人ずつでしょ。

れはどぉいぅことかと言ぅと、一つは子どもの分やけども、一つはお父っつぁんの分ですよ、といぅ……、ホンマやで。

 それをお母(か)んは全部忘れてね、子どもがでけたら二つとも子どもにやるさかいに、オッサン浮気すんねや。

一つはお父っつぁんに置いといたらなあかん。

 どっちがお父っつぁんで、どっちが子どものんか決めとかなあかんで。

れあんた、ヘッチンガッチンしてたらな、子どもが今度吸ぅたときに「あッ、今日の乳、えらいタバコのヤニ臭いな」と、こぉなる。

 せやで、そんなもん。

せやさかい一つずつにしぃや。ですから、子どもといぅものは幾つ何十になっても人間には「体内復帰願望」といぅものがあるんですよ。

えらい今日は難しぃことを言ぅよぉですけども。

 こらね「カプセル」とか言ぅてね、安眠装置がありますけども、あれがやっぱり体内の温度とおんなし温度にしてあるんですて。

これが一番睡眠しやすい、眠りやすい、体休めることができると言ぅんですね。

 人間は誰しも「もぉいっぺんお母さんのお腹の中へ帰りたい」といぅ「体内復帰願望」といぅのがある。

ですからあぁいぅもので寝るとリラックスして、体がゆったりするんです。お母さんのお腹の中ちゅうのは子どもにとっては一番ゆったりできる、一番安全な場所なんですね。

 これ動物にも「帰巣本能」巣へ帰る本能といぅのはあるんです。

人間にも「体内復帰願望」もぉいっぺんお母さんのお腹ん中へ帰りたい、もぉいっぺん女のお腹の中へ帰りたいといぅ気持ちは誰しもある。

 しかし、もぉこんなに大きくなってしまったものはどぉしても帰りよぉがないから、せめて一部分だけでも……、とね、そぉなんですよ。

ですから、男と女と二種類あるてな楽しぃんです。

 男と女と二種類あるから、自分とこに無い物は「向こぉ側でどんな顔してへばり付いてはるのかしら? 

いっぺん探しに行ってみよか」と、こぉいぅ気がするわけです。

せやからご互いがご互いを求め合うからして、夫婦円満といぅことになるわけですよ。

 どっちかが欠けてると、どっちかがどないなるのか知らん?

 いろいろこぉ探究心が旺盛ですからね、いろいろまた違うのん食べてみたらどぉなるか知らんとか、思うわけですよねぇ。

 男と女といぅのは二種類あってちょ~どえぇ。この頃は三種類目のやつが出てきたからややこしぃんですよねぇ。

男か女かひっくり返して見ても分からんちゅなおるからねぇ。

 (先ほどの子どもに受けて、笑い声)お~、今のん分かるか? 

えらい子ぉやなぁ。

でも賢いよ、小さいときからこぉいぅ話聞ぃとくとえぇのよ、大きなったら立派な大人になるから。

 そぉなんですよ、何でもあんまりね、隠しとく、隔離しとくとロクなことない。

いっぺんにパッと目ぇ見開いたときに「おぉ、こんなことがあったんか」それにのめり込んでピヤァ~ッとなりますからね。せやから、小ぃ~さいときから慣らしとくに限るんです。

 そぉいぅ意味ではね、寄席へ来て落語聞くちゅな一番えぇんですよ。

それでなるたけ子どもさん連れて来て、それも走り回らないよぉちゃんと躾けた子ぉを連れて来る。

ねぇ、こぉいぅのは実に見上げたもんです。

 子どもといぅのはね、すごく親の背中を見て育つと言ますけどね、小さいときからいろんなとこへ連れて行っとくちゅなえぇもんでね、わたしなんか父親(てておや)はそぉでもなかったですけど、お爺ちゃんがもぉ芸事が好きでね、南座の顔見世なんかいぅと、ひと月のあいだに五回ぐらい連れて行ってくれましたかねぇ。

 ですからわたしが子どもの時分、まだ小さい可愛(かい)らしぃ、人さんにボンボン、ボンボンと言われてた……、そぉいぅ子ぉと遊んでた頃ね、あのねぇ、これがボンボンと言われりゃ笑ろてもえぇよ、ボンボンと言われてた子ぉと遊ぶぐらい遊ばしとくなはれ。

 その時分、お爺ちゃんに連れってもろてね、そぉすっと祇園とかね、先斗町とかの総見(そぉけん)ちゅのがおまんねん。

桟敷にパ~ッと芸妓はんとか舞妓はんが並んでね、もぉ舞台は見んならん、舞妓はん見んならん、芸妓はんの顔は見んならん、舞台は見んならん、また芸妓はん見て舞台見て……、
あれは子ども心に楽しかった。

 ですから、わたしが子どもの時分にですよ「大きなったら何がしぃたい?」
て、よそさんに尋ねられると「芸者さんや舞妓さん連れて南座へ行きたい」
と答えたそぉですからね、自意識はありませんが。

 ですから「栴檀は双葉より芳し」とか申しますがね、遊ぶことは小さいときから好きやったんですなぁ、お爺ちゃんの膝の上からお猪口のお酒をなめてたそぉですからね。

 

 

 

 

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