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黒門町の師匠、八代目桂文楽の噺、「悋気(りんき)の火の玉」

2015年05月14日 | 落語・民話


黒門町の師匠、八代目桂文楽の噺、「悋気(りんき)の火の玉」によると。
 

 花川戸に橘屋さんという鼻緒問屋があった。

ご主人が堅い人で女遊びをしたことが無いという。

ある時、寄合の後無理に誘われ吉原で遊んだ。

こんな楽しいことが有ったのかと、今度は自分から通い始めた。

でも、そこは商人、何か金がかからなくて遊べる工夫はないかと考え、親許身請けして根岸の里に妾宅を構える。

 旦那様は最初本宅に20日、妾宅に10日お休みになった。

本妻にこの事が分かり冷たくされ、何を言っても「フン!」と邪険にされるので、

本宅に10日妾宅に20日と、逆になってしまう。

そのうち帰らない月まで出てきた。

 本妻は悋気に耐えきれず、あの女が居るからだと、藁人形に5寸釘で”カチーン”と杉の木に打ち付けた。

それを聞いた根岸のお妾さんは「5寸釘で私を呪い殺すだと、それならこちらは6寸釘で」と、

藁人形をカチ~ンと打ち付けた。

それを聞いた本宅では許さない、「生意気だね!7寸釘を買っておいで」。

7寸釘でカチ~ンと呪った。

それを聞いたご妾宅では「悔しいね!」と8寸釘でカチ~ン。

それを聞いた本宅では・・・。きりのないことで、

「人を祈らば穴二つ」の例え通り、ご本妻の一心が通じたものか、お妾さんがころっと亡くなった。

同じ日にお妾さんの祈りが通じたものか本妻さんも亡くなった。

こうなるとつまらないのは旦那さんで、葬儀を二つ出した。

 初七日も済んだ頃、橘屋さんの蔵の脇から陰火が根岸に向かって飛んでいった。

と、根岸から陰火がふあふあ~と飛んで、

大音寺前で火の玉どうしが「カチーン」とぶつかる大騒動になった。

 この一件がご主人の耳に入り、ご住持にお願いしたがお経ぐらいでは受け付けず、

ご主人が一緒に行くことになる。

「二人の火の玉に優しく語り聞かせ、心落ち着いたところで、有り難いお経を上げれば静まるだろう」と、

大音寺前へ。

 夜も更けると、根岸のご妾宅から陰火がふあふあ~と二人の前に飛んできた。

話を語り聞かせて居ると、ご主人、たばこが飲みたくなるが火が無いので、

お妾さんの火の玉を近くに呼んで、たばこを 付けて一服味わう。

その内、本宅から上がった陰火が唸りを上げてものすごく、飛んできた。呼び止めるとぴたりと止まった。

話し始めたが、また火が欲しくなり「こちらにおいで」とキセルを出すと、火の玉が”ツー”っとそれて、

「私のじゃ、美味くないでしょ、フン!」。

 

     

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