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八代目春風亭柳枝の噺、「山号寺号」

2014年11月12日 | 落語・民話

八代目春風亭柳枝の噺、「山号寺号」(さんごうじごう)によると。
 

 商売となるとみな難しいが、芸人の中でも一番難しいのが幇間です。2時間でも3時間でも気が許せない商売で、相手の思っている事を先回りして行動しなければならない。
 頭が痛いと言えば、直ぐに医者を呼んでくる。先生が脈を取って首を傾げたら、葬儀社を呼んでくるとか・・・。逆に頭が働けば、こんなに面白い商売もない。

 町中で若旦那が幇間の一八を呼び止めた。一八「先日のご婦人は・・・いかが・・・」、若旦那「しぃ!」、「なにか手水で子供に下のお手伝いで?」、「バカ、下を見ろ。小僧を連れているんだ」。
 「今日はどちらに」、「観音様に」、「浅草寺ですね」、「観音様だ」、「浅草寺でしょ」、「観音様に行くんだ」、「若旦那のお言葉にしては・・・、あすこは金竜山浅草寺に安置奉る聖観世音菩薩、人呼んで観音様と言います。これを『山号寺号』と言います。例えば『金竜山浅草寺』、『萬松山泉岳寺』、『東叡山寛永寺』、『成田山新勝寺』、『三縁山増上寺』何処に行っても山号寺号はあります」、「それは恐れ入ったな。芸人に頭を下げるよ」、「そう!どこにも有ります」、「ここは下谷の黒門町。ここに有るか?どうだ」、「・・・くゥ~」。

 「私も無理を言う。芸人なんだから頭を使え。出たら100円祝儀をやろうじないか。出なかったら、首だ」、「それは大変だ。どこにでも有るというのは言葉のあやなんですよ。探しますよ。首がかかっているんですから」。
 「有りました!あすこで、おかみさんが掃除をしています。『おかみさん(山)拭き掃除(寺)』」、「なるほど。芸人だ。祝儀の100円を。もう無いだろう」、「いえ、お金儲けします」。
 「有りました。お婆さんが乳母車押してきたでしょ。『乳母(おんば)さん(山)子大事(寺)』」、「有るもんだね。あげるよ」。
 「有りました。『看護婦さん赤十字』」、「これはエライ事を言ったね。有るもんだね。やるよ」。
 「また有りました。『自動車屋さんガレージ』」、「なるほどね。有るもんだね」。
 「アリガトウございます。前をご覧なさい『時計屋さん今なん時』」、「ヒドいのが出てきたね。やるよ」。
 「隣に『洋服屋さん紺サージ』」、「エライ事言っちゃったな。やるよ」。
 「前に『洋食屋さんソーセージ』」、「やるよ」。
 「その向こうに『果物屋さんオレンジ』」、「しょうがないや」。
 「『お医者さん疣痔(いぼじ)』」、「汚いな。分かったよ。やるよ」。
 「綺麗に『高島屋さん左団次』」、「上手い。褒めてやるよ」。「『同じく小団次』」、「だめだよ」、「半分だけ」。
 「ところで、懐にイッパイになっただろ」、「はい」、「今度は私がやろう。出した祝儀を全部私の掌に乗せなさい」。「乗せました」、「懐にグッと押し込んで、お尻をはしょって『一目散随徳寺』」、
「あ!『南無三しそん寺』」。

 

 

 

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