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古今亭志ん朝の噺、「お見立て」

2015年05月28日 | 落語・民話

古今亭志ん朝の噺、「お見立て」(おみたて)によると。
 

 喜瀬川(きせがわ)花魁は商売を忘れて正直者、いえ、わがまま。野田から来る木兵衛(もくべい)大尽が部屋で肩すかしを食っている。相方の花魁は木兵衛が大嫌いだが、夫婦約束をしている仲。それはお金がない時に融通して貰った時、お礼に優しい言葉をかけただけ。亭主気取りの木兵衛さん、対する虫ずが走る喜瀬川。

 中に入った若い衆・喜助(きすけ)は困っているが、それでは「居ないと言いなよ。私は入院したと言いなよ」と喜瀬川に知恵を付けた。木兵衛さんのとこで弁解を始めるが「なぜ明け方近くこんな事を言う。 『待っているから直ぐ来ます』と言っておきながら、入院しているとは何だッ。」、「事が事だけに、黙っていようかと思いましたが、正直申し上げました。ですからここには居ません」。「それではお見舞いに行かなければならない。その病院は何処だ」、「ウッ・・・・、吉原の法によってお客様に教える事が出来ません」。上手い事を言ったものだと、胸撫で下ろしたが「兄が国元ら来たと言って合わせろ」。

 「病気だと言ったら素直に帰ればいいじゃないか。向こうが素直でないならこっちだって意地だ。『死んだ』と言っておしまいよ」。「今、入院していると言ったばかりです」、「だから、『あれはウソで本当は死んでいます』と言いなよ」、「そんなぁ・・・、病名は?」。「木兵衛大尽に恋い焦がれて死んだと言いなよ」。

 「言いにくい事ですが、喜瀬川花魁は亡くなりました」、「なに?!おっつんだ!」、「死んだとは言えず、入院とごまかしておりましたが、御内証で本当の事を言って良いといわれ、辛い事ですが申し上げます」。と、涙声で訴えた。「喜瀬川がまだそこらに居るような気がしているが、では帰るとしようか」、「そうなさいまし」、「でも、一度帰るとなかなか出て来れないので、墓参りするか。寺は何処だ。」、「ううぅ・・・・。」、「山谷か?」、「はい、そうです」。

 喜瀬川に聞かせると「バカだねぇ~、そんな近いとこ。同じ言うなら、肥後の熊本とか北海道の旭川とか言えばいいのに。行っておいで。好きなお寺で好きなお墓を案内してあげな」。

 吉原から出て案内し始めた。「山谷に着きました。どちらに行きましょうか」、「バカ野郎、散歩に来ているんじゃない」。花とお線香をドッサリ買って、迷った末に墓を見立てて花を飾り線香で煙だらけにして、字が見えないようにしていた。木兵衛さんホロリとして手を合わせたが、墓を見ると別人。
 「人様の墓の前でナミダを見せてしまった」、「こちらです」。「煙をそんなに立てるな。喜瀬川、隣で聞いていただろうが・・・、?ん?これも違う墓だ」。
 「今度の墓は・・・、ちょっと待て。先に改めてからだ。なんだ、『上等兵』、戦死者の墓だ。いったいぜんたい喜瀬川の墓は何処だ」。
「へい、沢山ございますので、どうぞお見立てください」。

 

 

     

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