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八代目桂文楽の噺、「しびん」

2014年12月07日 | 落語・民話

八代目桂文楽の噺、「しびん」(花瓶)によると
 

 珍品の花器を道具屋で探しているお侍さん。

主人に勧められる花瓶には目もくれず、心に響く一品に引きつけられていた。

道具屋に汚いものだからとか、”しびん”と言われても洗えばいいからと気にも留めない。

明日国元へ帰るから土産にしたいと言うので、道具屋に悪い気が起きた。

お客様は目が高いと褒めておいて、京都とここだけにしかない南蛮物の珍品、5両で売ってしまった。

知らないとは恐ろしいもので大金をはたいて、白昼宿に裸で持ち帰りった。

 宿の女中に生け花用のハサミなどを借りて生け始めると、そこに本屋が頼んだ本を持って現れた。

江戸砂子2冊、漢楚軍談は6冊しかまとまらないので、まとまったら国表まで送ります。

お子さんにお土産だからと東錦絵を合わせて持ってきた。


 花に目が止まって、旦那さんは古流ですな。

それに・・・、その花器・・・は、「本屋さん目が高い、これはしびんである」、

「旦那様、それは新しいのでしょうね」、

「イヤ、古いもので、道具屋で5両で求めた。国に帰ったら床の間に飾ると、みんなは驚くであろう」。

(そりゃ~、驚きますよ)


 「旦那様、釈迦に説法ですが、しびんとは陶工の名ではなく、寝起きの出来ない大病を患った病人

  の下のものを取る小便壷です。瀬戸物屋で買っても20文か25文、5両とは法外な値段」、

「本屋さん、それは本当か。憎っくきヤツ」、

「ダメです。お怒りになっては」、

止めるのも聞かず、刀をわしずかみに足袋裸足のまま駆け出した。

 そんな事は知らない道具屋は、目を上げるとくだんの武士が血相変えて走ってくる。

しまった、と思ったが間に合わない、土間に片足降りたか降りないうちに、

「道具ヤー!」、

「しばらく、しばらくお待ち下さい。

 私が悪うございました。

 私には一人の母がございまして、病で床に伏せっております 。

 高価な人参を飲ませれば治ると聞かされておりましたが、5両の大金、飲ませる事が出来ません。

 悪い事とは存じていましたので、母に飲ませ、喜びの顔を見たら、私の方から名乗って出ます。

 旦那様、それまでは私に命をお預け下さい」、

「バカ者。もう少しで切るところであった。そんな横道な事で親孝行が出来るか。

 親孝行に免じて、金も命もくれてやるワ」

と刀を納めて帰っていった。

 仲間が心配して覗き込んだ。

「首は繋がって居るかい。5年前に亡くなった親父の、使い古しのしびんを5両で売ったんだ」、

「ふっかけるのもいい加減にしなよ。お袋とか言っていたが、見た事無いがどうしたんだぃ」、

「3年前に死んだよ」、

「どうしてそんな」、

「助かりたい一心だ」。
 「侍は偉いね。金の事はこれっぽっちも言わないで、『金も命もくれてやる』と、

  スーっと行くとこなんぞ、『花は桜、人は武士』と言うが偉いね。

  よく、金を返せと言わなかったな」、

「小便は出来ないんだよ。しびんが向こうにあるから」。

 

 

 

 

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