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立川志の輔の噺、「小間物屋政談」

2014年08月14日 | 落語・民話

立川志の輔の噺、「小間物屋政談」(こまものやせいだん)によると。
 

 京橋の相生屋小四郎は小間物を背負(しょ)って売り歩いている。小金も出来たので上方に行ってこちらの物を売り、上方で仕入れたものを江戸で売ってみたいので、上方に仕入れの旅に出るという。女房”おときさん”を大家さんに頼んで出掛けた。

 箱根の山にさしかかり、大のものがしたいので、道を外れて山肌に降りると襦袢一枚の男が木に縛られていた。聞くと、湯治の途中追い剥ぎに遇ったので、助けてくれと言う。江戸一番の小間物屋、芝神谷町の若狭屋甚兵衛で、全て持ち去られてしまった。小四郎は自分の着替えの着物一式に一両を貸し与え、住所と名前を書いて渡し、別れた。

 小四郎は上方へ。若狭屋は江戸への帰路小田原の宿に入るが、小田原の宿・布袋屋で客死する。持っていた書付から小四郎の留守宅へ知らせが入った。知らせを受けて小田原に向かった大家も、小四郎の着物を着た死体に疑いを持たないままその骨を持ち帰る。葬儀も終わって三五日目、大家が縁談を持ち込んだが、未亡人となったおときは、早いと断った。早いほうがイイと、大家の強引な勧めで断り切れず、小四郎のいとこの三五郎と夫婦になった。仲の良い夫婦が出来た。

 ところがある日、小四郎が突然帰って来たので、小四郎の幽霊が出たと二人は大家の家に逃げ込んだ。大家がおときの家に行くと、本物の小四郎がタバコを吸っていた。中に入って話をすると、小四郎と若狭屋を混同しているのが分かり、二人共納得はしたが、女房を頼むと出掛けたのに、おときは間男を作っているじゃないかと詰め寄った。間男ではない亭主だ、それも新しい亭主だと、小四郎には考えられない言葉が飛び出した。その決着は付けるので、ここで待っていろとおときさんに聞きに行くと、「小四郎さんは好きだが、小四郎さんと鞘が戻ってもこの話が出るであろうから、亭主は今の三五郎でいい。」と、おときは言う。
「おときは三五郎にやって、おまえ小四郎は何処かに行ってしまえ。」と、大家の一言。

 小四郎は南町奉行所へ訴え出た。大岡越前守は一同と若狭屋の女房を呼んでお裁きに。小四郎に、「覆水盆に返らず、と言うし、血のつながった者同士の争いも醜い。おときは三五郎に渡し、お前は死んでしまえ!」と、言い渡した。驚いた小四郎は捨て鉢になっていると、越前守は若狭屋の女房を呼び、箱根では若狭屋に情を掛け今は女房も家も無くなっている小四郎をどう思うか尋ねた。「小四郎様には大変迷惑を掛けたと思っております」。若狭屋の女房”よし”はまだ子供はいず、仲立ちを大岡越前守がするのに従うという。小四郎はふてくされていると、越前守はよしを見よという。イヤイヤ見ると、歳は26だと言う絶世の美人であり、3万両の財産と、店の奉公人は26人、その店の主人として迎えても良いという。小四郎思わず気を失ったが、越前守は相生屋小四郎死んで、今から若狭屋小四郎になれと言う。
 「若狭屋小四郎になるのですね。あんなお裁きを聞いて、この先、生きていけるかと真っ暗になりましたが、ありがとうございます。こんな綺麗な人と店をいただくなんて、大岡様の御恩、生涯背負いきれません」。
「若狭屋小四郎。もう旅回りの小間物屋ではない。もう背負うには及ばん」。

 


  

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