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数学の試験結果は教室の温度に左右されると判明

2015年05月14日 | ニュース

数学の試験結果は教室の温度に左右されると判明

数学のテスト結果と温度との間に強い相関関係があることが明らかになりました。「数学の成績が悪かったのは部屋が暑かったから」という言い訳が生徒たちの口から続出するのは確実です。

Temperature and Human Capital in the Short- and Long-Run
http://www.nber.org/papers/w21157

Paper finds a surprising link between warm temperatures and math test scores - The Washington Post
http://www.washingtonpost.com/news/energy-environment/wp/2015/05/12/paper-finds-a-surprising-link-between-warm-temperatures-and-math-test-scores/

カリフォルニア大学バークレー校のジョシュア・グラフ・ジビン教授らは、「数学の試験の点数」と試験を受けた環境における「気温」との間に強い相関関係があることを発見しました。ジビン教授が総計8003人の生徒を追跡調査した結果、室温が21度を超えると試験のスコアの低下が現れ始め、26度まで比例的に成績は悪化するとのこと。驚くべきことに、数学の試験では気温の上昇に伴う成績の悪化が明確に現れたのに対して、リーディング(国語)の試験ではまったく有意な差が見られなかったそうです。

By US Department of Education

ジビン教授は、「おおざっぱに言うと、室温がカ氏70度(約21度)からカ氏87.5度(約31度)に上昇すると、数学の成績は1.6パーセンタイルも低下してしまいます。アメリカでは数学の試験結果で卒業後の職業や収入が大きく影響されることを考えれば、この統計的な差異は無視できないものです」と述べています。

数学の成績が気温上昇によって悪化する原因については、脳が思考時に大量の熱を発生させるからだと考えられています。気温が高いと熱を上手く処理できずにオーバーヒート状態になるため、数学の試験結果が悪くなるというわけです。同様の理由で、複雑なタスクを処理する兵士は灼熱の戦場ではより多くのミスを犯すことが軍事研究で分かっているそうです。

By hrp

ジビン教授によると、気温が数学のテスト結果に影響を与えることとともに、長期的な学習成果については気温との関連性がないことも統計上明らかになっているとのこと。つまり、気温の上昇により一時的にテストの結果が悪くなることがあっても、長い学習のスパンでは影響はないわけで、「難関大学に合格しなかったのは暑かったせい」という言い訳は通用しないようです。


    

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