ある日CIAで、工作員養成所の最終試験があった。
課題は、部屋の中にいるターゲットを射殺すること。
1人目の訓練生が試験に臨んだ。
しかし、すぐに部屋から出てきて試験官に申し出た。
「私には妻を射殺するなんて出来ません」
次に2人目の訓練生が試験に臨んだ。
5分後に工作員は泣きながら部屋を出てきて、
「やろうとしましたが、どうしても出来ません」
最後に女性の工作員が試験に臨んだ。
ターゲットは彼女の夫。
彼女が部屋にはいるとすぐに銃声がして、
その後叫び声とすざましい衝撃音が何度も響き渡った。
部屋の中が静かになり、しばらくして訓練生は額の汗をぬぐいながら出てきた。
「空包だなんて酷いじゃない。仕方がないから椅子で殴り殺したわ」