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【淫行処罰条例】"みだらな行為"とは具体的に何を指す? 各都道府県で定義バラバラ 

2015年02月26日 | ニュース

【淫行処罰条例】"みだらな行為"とは具体的に何を指す? 各都道府県で定義バラバラ 

 全国で唯一、長野県は青少年とのみだらな性行為やわいせつ行為を.広く処罰する規定「淫行処罰」を条例で定めていないことが話題になっている。1月12日に産経新聞がこの問題を取り上げ、「少女と遊ぶなら長野 「条例」なし県の"重い腰"」という記事を掲載した。

 私は過去に長野県で新聞記者をしていたので、長野県が「条例制定よりも住民運動で子どもを守る」という立場を貫いてきたことをよく覚えている。そのためか、長野県は「テレクラ規制条例」も全国47都道府県の中で最後の制定となったのだ。しかし、この時の「テレクラ規制条例」をめぐる議論の中でも違和感があった。というのも「ツーショットダイヤルを含むテレクラを規制する」という話をしているのに、ツーショットダイヤルがどんなシステムで、どんな人たちがツーショットダイヤルを利用しているのかを、議論の場にいる者たちが把握していない現状があったのだ。そして 「有害情報とは何か?」という内容がハッキリしないまま「テレクラ規制条例」の議論が進んでいた。

 今回も同じだ。「淫行とは何か?」がハッキリしないまま、制定する/しないの議論だけが進んでいる。

■明確に示されぬ淫行の定義

 そもそも、刑法上では、性交同意年齢は13歳だ。13歳未満の場合、性行為に対する同意があっても刑事罰の対象となる。また、民法上、結婚可能年齢は女性が16歳、男性が18歳となっている。こうした中で、18歳未満との性行為が条例違反=淫行にあたるということが、多くの都道府県においてルールとなっている。  

 そもそも、「淫行とは何か?」

 しかし、各都道府県の条例にそれが明確に書かれているわけではない。その中で具体的に定めているのが神奈川県の条例だ。

 31条第三項で<「みだらな性行為」とは、健全な常識を有する一般社会人からみて、結婚を前提としない単に欲望を満たすためにのみ行う性交>と、書いてある。

 だが、「結婚を前提としない単に欲望を満たすためにのみ行う性交」というのもなかなか難しい概念ではある。たとえば、ナンパで一晩だけの関係というのは、これに含まれるかもしれない。しかし、真摯に交際をしていた場合、「単に欲望を満たすためにのみ行う性交」とは言い難いが、実際に結婚を前提するかどうかを問われてしまうということになるのだろうか...? 施行規則にも書いていない。  

 また、千葉県はこうだ。<「何人も、青少年に対し、威迫し、欺き、または困惑させる等、青少年の心身の未成熟に乗じた不当な手段によるほか単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められない性行為又はわいせつな行為をしてはならない」>

 ふたりの関係について、神奈川県では「結婚を前提」とあるが、千葉県ではそこまで求められていない。

 神奈川県にしろ、千葉県にしろ、18歳未満の青少年との性行為は「不誠実な関係の場合、してはならない」ということは共通している。ただし、交際しているかどうかが基準ではないとの最高裁判例もある(1985年10月23日最高裁大法廷)。これは、福岡県の事例によるものだ。  

 <「淫行」とは、広く青少年に対する性行為一般をいうものと解すべきではなく、青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性交又は性交類似行為をいうものと解するのが相当である。  

 被告人と少女との間には本件行為までに相当期間にわたって一応付合いと見られるような関係があつたようであるが、当時における両者のそれぞれの年齢、性交渉に至る経緯、その他両者間の付合いの態様等の諸事情に照らすと、本件は、被告人において当該少女を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱っているとしか認められないような性行為をした場合に該当するものというほかないから、本件行為が本条例一〇条一項にいう「淫行」に当たるとした原判断は正当である。>

■性交合意最低年齢13歳は、国際的には低年齢すぎ?

 ちなみに、長野県でも東御市では淫行処罰規定がある。「淫行処罰条例がないために防げなかった事案がある」として、制定されたのだ。もちろん、18歳未満の青少年への性行為の一定程度の規制は、子どもの権利条約の精神にもかなうものだ(以下は、外務省訳)。  

第34条 締約国は、あらゆる形態の性的搾取及び性的虐待から児童を保護することを約束する。このため、締約国は、特に、次のことを防止するためのすべての適当な国内、二国間及び多数国間の措置をとる。

(a) 不法な性的な行為を行うことを児童に対して勧誘し又は強制すること。
(b) 売春又は他の不法な性的な業務において児童を搾取的に使用すること。
(c) わいせつな演技及び物において児童を搾取的に使用すること。    

 淫行は(a)に含まれるだろう。ただ、国連子ども権利委員会は「性交合意最低年齢を引き上げること」を勧告している(2004年2月26日)。どの程度引き上げるのかは明言してないが、世界的には16歳が最も多いとされている。ついで14歳、15歳。日本の13歳は、国際的に低年齢だと見られている。

 こうした「性同意年齢」を含む「性的自己決定」の問題をきちんと整理した上で、18歳未満の性の実情や、性的な被害を考慮することで、長野県の条例が議論されるのならば大いにしてもらいたい。しかし、単に、他の都道府県の淫行処罰規定をそのまま導入をするのであれば、それは思考停止と同じだろう。
(文=渋井哲也)

        

 

    

 

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